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荷主物流部が今年やるべきことー物流コラム⑮サプライチェーンサプライチェーン全体最適化を図るためのエッセンス
第15回 荷主物流部が今年やるべきこと 船井総研ロジ株式会社 取締役 常務執行役員 赤峰 誠司 ■CLO(物流最高責任者)の求められる役割とは 国土交通省から交付されている「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」の中へ、“物流管理統括者の選定”とう項目が明記されています。米国ではよく見られるポスト“CLO(物流最高責任者)”と同等のポジションであると推測します。 船井総研ロジが想定するCLOの役割とは以下の7つです。 1.物流およびサプラ... -
アスクル(株)⇒物流センター・補充倉庫間の商品横持ち計画にAI需要予測モデルを活用/予測精度向上と作業工数削減達成を踏まえ、同社全国物流拠点に展開
アスクル(株)は、物流センターと補充倉庫間の拠点間で商品輸送を行う横持ち計画に AI を活用した需要予測モデルを導入し、このほど同社全国物流拠点への展開を開始した。 AI 需要予測モデルは、同社物流センターとその近郊に位置する補充倉庫との間の商品横持ち指示に活用。AIは「いつ・どこからどこへ・何を・いくつ運ぶべきか」を指示する。従来は、物流センターや補充倉庫の担当者が豊富な経験や知見をもとに、手作業で横持ち計画を策定していた。同モデルによる横持ち計画策定は、需要予測精度向上とともに、... -
ニュース・トピックス(2023年11月28日~12月4日)
物流に関連する(2023年11月28日~12月4日の主なニュース・トピックスを以下紹介 ■EC・DX/アスクル(株)⇒物流センター・補充倉庫間の商品横持ち計画にAI需要予測モデルを活用/予測精度向上と作業工数削減達成を踏まえ、同社全国物流拠点に展開 ■アパレル・環境/センコーグループホールディングス(株)⇒(株)オンワード樫山、(株)三陽商会、(株)シップスとの協働により、動静脈一体物流活用の廃プラスチック資源循環スキームを事業化/アパレル業界の新たな資源循環プラットフォーム「CicroMate(サイクロメイト)」... -
月刊「LOGI-EVO」12号が発刊!
CONTENTS ー 25ページ 物流・サプライチェーンに関する諸問題と解決へのアプローチを探る【特別企画:キーパーソン座談会(前編)】シェアードシステム(株) 代表取締役社長 青木 誠治氏(株)フレームワークス 代表取締役社長 藁科 讓氏(株)ブレイン 代表取締役社長 関 克彦氏 増収減益も通期予想は据え置き一般製造業・流通業向けシステム減収、原材料・人件費の高騰が響く【トピックス】(株)ダイフク 2024年3月期第2四半期連結決算(累計) 事業継続と競争力強化に向けてサプライチェーン拠点... -
プロロジス⇒ 東地方で最大規模のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」が竣工/賃貸面積の約20%について日本通運(株)の入居が決定
プロロジスは、岩手県紫波郡矢巾町で建設を進めていたマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」が竣工したと発表した。 プロロジスは、東北エリアで宮城県仙台市などに賃貸用物流施設を展開しており、岩手県内での物流施設開発は同施設が初めて。東北エリアの物流施設では最大規模で、その延床面積は約10万㎡に達する。また、すでに賃貸面積の約20%について日本通運(株)の入居が決定しているという。 〇開発地:「物流2024年問題」への対応として 同施設は、東北地方の物流動脈である東北縦貫自動車... -
物流施設 投資関連情報2023版<11.23~11.29>
<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> ■(株)福岡運輸ホールディングス<11月26日>子会社の札幌定温運輸輸(株)が本社及び新センター建設に着手/新築冷蔵庫としては10年ぶりで2025年6月完成の予定 (株)福岡運輸ホールディングスは、グループ会社の札幌定温運輸(株)が運営する本社及び新センターの建設に着手すると発表した。 札幌定温運輸が運営する冷凍冷蔵倉庫としては、2013年の帯広営業所のセンター以来10年ぶりの新築冷蔵庫で、2025年6月完成予定だ。これに伴い、札幌定温運輸子会社の北海... -
アサヒグループジャパン(株)、NIPPON EXPRESSホールディングス(株)⇒安定的な鉄道貨物輸送の実現に向けてモーダルシフトの協業を強化/短・中距離圏内の実車率・積載率向上を図る
アサヒグループジャパン(株)とNIPPON EXPRESSホールディングス(株)は、安定的な鉄道貨物輸送の実現に向けて、新たに協業した取り組みを12月1日から開始する。これまでNXグループ傘下の日本通運(株)が「緊締車」と呼ばれる鉄道コンテナ専用トラック(鉄道コンテナをそのまま積載できる専用トラック)により行っていた貨物発着駅の集配業務を、アサヒグループ傘下のアサヒロジ(株)の車両で実施する。運転に専門的な技術・資格が必要な緊締車の運転手不足の解決を図ることで、トラック運転手の時間外労働の上限規制... -
ニュース・トピックス<11.21(火)~11.27(月)>
物流に関連する(2023年11.21(火)~11.27(月))の主なニュース・トピックスを以下紹介 ■輸配送・協業/アサヒグループジャパン(株)、NIPPON EXPRESSホールディングス(株)⇒安定的な鉄道貨物輸送の実現に向けてモーダルシフトの協業を強化/短・中距離圏内の実車率・積載率向上を図る ■輸配送・資源/関西電力(株)、西日本旅客鉄道(株)、日本貨物鉄道(株)、日本電信電話(株)、NTTアノードエナジー(株)、パナソニック(株)⇒兵庫県姫路エリアでのインフラを活用した国内水素輸送・利活用等に関する協業で基本合意 ■空... -
佐川グローバルロジスティクス(株)⇒冷凍冷蔵倉庫「Cold Logi船橋」で保税蔵置場の許可を取得/生鮮品や冷凍食品などを含めた温度管理が必要な外国貨物の取り扱いが可能に
佐川グローバルロジスティクス(株)は11月1日、2023年7月から千葉県船橋市で運営する冷凍冷蔵倉庫「Cold Logi船橋」内の保税蔵置場について、横浜税関から許可を取得した。これにより、外国貨物(外国から到着した輸入手続き未済の貨物等)の取り扱いが可能。生鮮品や冷凍食品など温度管理が必要な商材を輸出入するユーザーに、リードタイムの短縮やコストの削減など、より効率的な物流サービスを提供し 〇保税蔵置場について<対象区画>1階 1,790.94㎡、3階 1,590.78㎡、合計3,381.72㎡<保税蔵置場の許可取... -
(株)虎の穴⇒新物流センターを千葉県八千代市に移転/生産性向上や顧客満足度向上、従業員の環境整備、継続的な成長強化が目的
ユメノソラホールディングスのグループ会社で、マンガ及びアニメ・同人誌やキャラクターグッズ等の委託流通販売事業を行う(株)虎の穴は、同社の物流センター「とらのあな物流センター(TLC)」を移転し、2023年11月17日に本格稼働させた。 〇移転の背景 コロナ禍を迎えた頃から通販の急激な需要増が生じ、現在の物流センターではソフト面・ハード面とも対応が難しい状況が増えてきた。こうしたなか、顧客ニーズに応えるためには24時間365日稼働可能なオートメーション機能を駆使した物流システムをゼロから構築...