<2026年以降に建設・竣工・稼働する物流施設ならびに注目工場の投資情報>
■(株)ZOZO<4月30日>
自動化設備導入で約50%省人化を目指す新物流拠点の開設へ/2028年10月本格稼働予定の「ZOZOBASE習志野3」/既存物流拠点の機能移行により拠点体制を再構築
(株)ZOZOは、千葉県習志野市に新たな物流拠点「ZOZOBASE習志野3」を開設する。人口減少に伴う労働力不足を背景にさらなる自動化のための設備投資を進めるほか、新たなオペレーションを導入し、約50%の省人化を目指す。2027年8月から一部機能を稼働し、2028年10月に本格稼働を開始する予定となっている。
新拠点は、稼働開始から約13年が経過した「ZOZOBASE習志野1」の機能を移行して刷新し、再構築する拠点となる。今後の商品取扱高の成長を見据えて実施するもので、使用電力は他拠点と同様、100%実質再生可能エネルギーを導入する予定だ。
今回の新拠点開設に伴い既存拠点の再編も進める。「ZOZOBASE習志野1」の機能は新拠点に移行し、空いた「ZOZOBASE習志野1」には「ZOZOBASE習志野2」の機能を移行する。これにより「ZOZOBASE習志野2」は2028年3月末の契約満了をもって撤退する。一連の再編に伴う 物流拠点数については、現時点で大きな変動は見込んでいない。
同社は、自動化設備を先行導入した物流拠点「ZOZOBASEつくば3」において30%の省人化を達成している。新拠点でも自動化設備導入による一層の効率化を図り、物流オペレーションの高度化を推進していく。
※「ZOZOBASE習志野3」の施設概要
所在地 : 千葉県習志野市茜浜3-34
敷地面積 : 5万7,080㎡
延床面積 : 13万3,623㎡
階数 : 地上5階建て
竣工 : 2027年2月(予定)
稼働開始:2027年8月(予定)
本格稼働:2028年10月(予定)
使用電力 : 100%実質再生可能エネルギーを導入予定
■霞ヶ関キャピタル(株)<4月30日>
霞ヶ関アセットマネジメント(株)が既存物流施設のバリューアッププロジェクトを組成/宮城県仙台市の築浅冷凍冷蔵倉庫が対象でアセットマネジメント契約も締結/冷凍冷蔵倉庫の需要拡大と物流業界の課題解決に対応
霞ヶ関キャピタル(株)は、連結子会社の霞ヶ関アセットマネジメント(株)が既存物流施設1件を組入資産としたバリューアッププロジェクトを組成し、アセットマネジメント契約を締結したと発表した。同プロジェクトを通じ2030年のフロン規制に向けた設備投資や冷凍冷蔵食品の消費増加による需要拡大、労働力不足といった物流業界の課題に対応する。
同プロジェクトの運用開始は4月30日。出資者はジャパン・インフラストラクチャー第二号投資事業有限責任組合および霞ヶ関キャピタル(株)。組入資産は、宮城県仙台市に所在する地上7階建ての既存冷凍冷蔵倉庫1件。2022年12月に竣工した築浅の鉄骨造・鉄筋コンクリート造物件で、規模は敷地面積2万2,348.13㎡、延床面積2万7,120.74㎡となっている。冷凍冷蔵倉庫の賃貸マーケットは、需要拡大を背景に引き続き需給がタイトな状況が続くとみられる。霞ヶ関アセットマネジメントはこうした状況を踏まえ、保有期間を通じたバリューアップ施策により、同物件の資産価値向上を図る。
また、霞ヶ関キャピタルは引き続き、グループの成長戦略の柱である「運用資産残高(AUM)を積み上げ、安定収益の拡充を加速させる」取り組みを強化するとしている。
※組入資産の概要
所在地:宮城県仙台市
構造:鉄骨造・鉄筋コンクリート造 地上7階建て
敷地面積:2万2,348.13㎡
延床面積:2万7,120.74㎡
竣工:2022年12月
■ヒューテックノオリン(株)<4月30日>
静岡市に冷凍食品共同配送機能を備える新拠点「静岡センター」を開設/静岡県内で同社初の物流拠点、最新MH機器も導入/中継輸送の効率化と乗務員の労務管理遵守で持続可能な物流を実現
SGホールディングスグループで主に冷凍食品の低温物流事業を展開する(株)ヒューテックノオリンは、静岡県静岡市に新たな物流拠点「静岡センター」を開設し、5月から本稼働を開始した。同県への拠点開設は同社として初めて。新拠点の設置により同地域における店舗物流を構築し、物流効率を改善して持続可能な機能を提供する。
新拠点は冷凍食品の共同配送機能を備える。従来、静岡県への納品は関東や愛知県の拠点からの中継輸送で対応していたが、乗務員の拘束時間制限などもあり、自社で納品先までの配送を完結することは困難だった。新拠点に配送機能を持たせることで保管や配送の自社対応が可能となることから、サービスレベルの向上を図る。また、東西の長距離輸送などに対応する幹線輸送の中継拠点として、拠点内に乗務員向け仮眠室を用意し、労務管理を遵守した物流サービスを提供する。
新拠点はJR「静岡駅」から約4km、東名高速道路の「日本平久能山SIC」から約500mの地点に位置する。倉庫は冷凍温度帯で約4,900パレットが収容可能な移動ラック倉庫のほか、仕分ソーターやピッキング用のデジタルアソートシステムを備える。車両は中型から大型まで18台を保有。全車冷凍温度帯対応で、パワーゲートも装着する。
環境面では屋上に太陽光パネルを設置し、使用電力の約25%を自家発電で賄う計画。冷凍機には自然冷媒を使用し環境負荷を低減する。同社は物流拠点の新設を通じ、配送網の高度化と効率的な物流体制の構築を推進するとしている。
※「静岡センター」の施設概要
所在地:静岡県静岡市駿河区片山114-1
敷地面積:約9,234㎡
延床面積:約8,342㎡
収容能力:約4,900パレット
仕様:建物賃貸借
主な設備:移動ラック、仕分ソーター、デジタルアソートシステム(DAS)、ドックレベラー、太陽光発電システム、自然冷媒システム冷凍機、冷凍車両18台、フォークリフト12台
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。
