生活協同組合連合会コープ自然派・オレンジコープ事業連合⇒自走式ロボットを導入した新物流施設「加古川センター」が6月に本格稼働/組合員からの需要増加対応で最大5万オーダー出荷を実現/現場設備の整備で多様な働き手にも配慮

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 生活協同組合連合会コープ自然派・オレンジコープ事業連合(=コープ自然派)は、兵庫県加古川市に自走式ロボットを活用した新たな物流施設「加古川センター」を開設し、6月から本格稼働を開始する。
 新施設建設は、組合員からの需要増加に対応するもの。既存施設では1日あたり約2万2,000オーダーの出荷が限界に近づいていたが、新施設は最大5万オーダーまで対応可能な拡張性を備える。また、労働人口の減少や働き手の多様化に対応するため、人に過度に依存せず、かつ身体的負担を軽減できる作業環境を整備する。
 最大の特徴は、自走式ロボットの活用によるピッキング作業の刷新。従来の直線的な生産ライン方式では、作業者の前を対象外の箱が通過する待ち時間が発生していた。新システムでは、必要な商品をピッキングする配送箱のみがロボットで運ばれる仕組みとし、時間ロスの削減とミス低減を両立させる。
 作業環境の改善も徹底した。約10℃の低温環境で行われる作業に配慮し、足元には床暖房を導入した。さらにロボットアームによる自動積付機を設置し、重労働の軽減を図る。施設内には有機青果を扱うグループ会社専用のバースや、野菜を長期保管するドライ庫、青果の小分け作業スペースを併設し、就労支援の場としても活用する。
 環境負荷低減の取り組みも強化する。同連合会ではカタログや卵のモールドパック、ポリ袋、リユースびんなどの回収と再資源化を行っている。新施設では、回収したカタログを圧縮する油圧ジャンボプレス機を新たに導入した。これはグループ内で2台目の設置となる。最新の自動化技術と環境設備を融合させ、複雑化する多品種少量の物流需要に効率的に対応する体制を整える。

※「加古川センター」の施設概要
所在地:兵庫県加古川市平岡町土山192-2
敷地面積:1万6,985.57㎡
延床面積:8,635.4㎡
冷設範囲面積:6,860.25㎡
導入MH機器:AGV集品システム、袋掛け機、段積み機、端材コンパクター

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