日本パレットレンタル(株)（JPR）と、ユーピーアール(株)（upr）の両社は、2022年4月に共同開発・運営に合意した「X-Rentalオープンプラットフォーム（XROP）」（クロスレンタルオープンプラットフォーム）に関して、2023年７月に業務提携契約を締結し、同年11月より両社顧客への提供を開始する。
「XROP」は、パレットをはじめとする物流容器の循環型運用に必要なサービス基盤。両社が有するIT基盤や、人的リソース、輸送力を相互利用する目的で共同開発したものだ。両社は「XROP」活用を通じ、物流容器の循環型運用に関してより効率的で充実したサービスを顧客に提供することができるため、顧客はコスト削減や業務負荷軽減などのメリットが得られるとしている。
両社はまず、「XROP」を両社既存顧客に案内する。続けて他のレンタル事業者や自社物流容器を所有・運用する企業に加盟を呼びかけることで、加盟社の顧客にもサービス提供範囲を拡大する計画だ。
両社は今後、「XROP」を共同運営し、加盟社の募集およびサービスの充実を図ることで、「物流の2024年問題」・物流DXへの対応を進めるとともに、ホワイト物流の実現を目指すとしている。
