■物流施設 投資関連情報2023版<7.13~7.19>

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<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 

■丸全昭和運輸(株)<7月14日>
丸全北海道運輸(株)が7月12日に「(仮称)苫小牧第二期倉庫」の地鎮祭を挙行、一般倉庫棟と危険物倉庫棟の2棟構成の計画


 丸全昭和運輸(株)は7月14日、グループの丸全北海道運輸(株)が7月12日に「(仮称)苫小牧第二期倉庫」の地鎮祭を挙行したと発表した。同倉庫は鉄骨造りの平屋建てで、一般倉庫棟と危険物倉庫棟の2棟構成とする計画だ。

※「(仮称)苫小牧第二期倉庫」の施設概要
所在地:北海道苫小牧市新明町1-9-1206
敷地面積:一般倉庫棟 3,123.29㎡(944坪)、危険物倉庫棟 1,227.45㎡(374坪)
延床面積:一般倉庫棟 1,664㎡(503坪)、危険物倉庫棟 144.5㎡(43坪)
構造:鉄骨造平屋建
有効階高:一般倉庫棟 7.6m、危険物倉庫棟 4.5m
床荷重:一般倉庫棟 1.8t/㎡、危険物倉庫棟 2.5t/㎡

■(株)ロジランド<7月18日>
羽生シリーズ4棟目の「LOGI LAND 羽生Ⅳ」が満床竣工、トーエイ物流(株)が1棟全体を利用


 (株)ロジランドは、埼玉県羽生市で手掛ける4棟目の物流施設「LOGI LAND羽生Ⅳ」が2023年6月30日に竣工したと発表した。同施設は、地上3階建てで延床面積は1万7,706.76㎡(5,356.29 坪)に達する。1棟全体を利用するトーエイ物流(株)の要望を受け、倉庫内の一部に空調設備を設置しており、トーエイ物流が2023 年7月1日に稼働させている。
 羽生エリアにおけるロジランドの物流施設開発は、市街化調整区域や農地という条件下、行政や近隣住民の協力を得ながらスムーズに進展し、竣工にこぎ着けたという。4棟いずれも多くのテナント企業から引き合いを受け、竣工前にテナントが決定している。
 ロジランドは、LOGI LAND羽生シリーズとして5棟目、6棟目の物流施設開発も計画。羽生エリアでのドミナント戦略により、物流集積地としてのさらなる発展に寄与することで、 羽生市の地域活性化や産業振興にも貢献していきたいとしている。
 ロジランドは、今後も「テナントに寄り添った使い勝手の良い物流施設を適正立地に・適正賃料」を物流施設開発のコンセプトとし、来期以降は関西、九州、中部地方での開発も計画しているという。

※「LOGI LAND羽生Ⅳ」の施設概要
所在地: 埼玉県羽生市下新郷1965-1
敷地面積:1万773.37㎡(3,258.94坪)
延床面積:1万7,706.76㎡(5,356.29 坪)
構造: 鉄骨造
規模: 地上3階建

■Genky DrugStores(株)<7月18日>
富山県小矢部市に新物流拠点「ゲンキー富山小矢部RPDC」を開設、安定・効率的な物流網の拡充と精肉・おにぎり・総菜などの食品製造体制の強化へ


 Genky DrugStores(株)は2023 年 7 月 21 日、富山県小矢部市に新物流拠点「ゲンキー富山小矢部RPDC(リージョナル・プロセス・ディストリビューションセンター)」を開設する。
 同社は 1988 年の第1号店「ゲンキーつくしの店(福井県福井市)」開店以来、一貫して地域顧客の豊かな生活を支えるため、ドラッグストアの業態を超え、精肉や野菜、おにぎり、弁当などの食品販売にまで業務を拡大してきた。2019 年には、物流及び食品加工の主要拠点となる同社初のRPDCを岐阜県安八郡に開設し、稼働させることで安定かつ効率的な物流網の構築、ならびに本格的な精肉・おにぎり・惣菜などの食品製造を実現。今回の富山小矢部RPDCの開設・稼働により、これまで以上に迅速に高鮮度・高品質の食品を提供できる体制が整ったと同社ではしている。
 同社は今後も「近所で生活費が節約できるお店」をテーマに、よりリーズナブルな食品をより簡便に地域顧客に提供するとともに、品質でもより安心してもらえる取組を全社一丸で進める。

※「ゲンキー富山小矢部RPDC」の施設 概要
所在地:富山県小矢部市芹川5466番
敷地面積:7,867坪
構造規模: 鉄骨造3階建
建築面積:4,090坪
延床面積:1万1,488坪
建物高さ:24m
建物の幅(南北 / 東西): 93m / 145m
稼働開始日:物流センター(ドライ) 2023年7月21日
物流センター(チルド) 2023年8月21日
プロセスセンター 2023年9月21日

〇「ゲンキー富山小矢部RPDC」 物流センターの施設概要
(1)目的
北陸、飛騨・高山エリアの物流網を強化することで、2024年問題・物流危機を克服し、 物流コスト削減と物流品質を向上させ、顧客にスピーディに商品を届ける。
(2)特徴
① 2拠点目となるRPDCとして、ロジスティクス機能(DC、ドライTC、チルドTC)を 集約。
② 物流センターの自前化によるノウハウ蓄積で、将来の1万店舗体制に 向けた布石。
③ 2024年問題への対策。IT活用(バース予約システム)と 自動化(在庫ロケーション連動式垂直・水平搬送システム)。

〇「ゲンキー富山小矢部RPDC」 プロセスセンターの施設概要
(1)目的
1拠点目の「岐阜安八PC」に加え、新食品製造ラインを拡充することで、 これまで以上にリーズナブルで高鮮度・高品質の食品を提供する。
(2)特徴
① 温度管理レベルの向上(鮮度向上)設備と、新規カテゴリーの自前化。
② 精肉加工場の低温管理を強化し、より鮮度の高い精肉の提供。
(3)新たな製造機械
① 炊飯機械の刷新:単釜式炊飯器でむらなく炊き上げ、よりふっくらしたご飯に
② サンドイッチの製造開始:10種類以上のラインナップで展開予定
③ 連続フライヤー機械:現状機器よりも、製造効率が1.5倍に向上
④ 直巻きおにぎり機械:「海苔なしおにぎり」の新規開発
⑤ しゃぶしゃぶ肉用スライサー導入:精肉種類の拡充 ほか

■NXベトナム(有)<7月19日>
南部ビンズオン省に 「NXVSIP2ロジスティクスセンター」を開設、小売業向け製品の保管・仕分・流通加工業務や輸出加工企業向け保税在庫管理サービスの拠点に


 NIPPON EXPRESSホールディングス(株)のグループ会社であるNXベトナム(有)は、ベトナム南部ビンズオン省に「NX VSIP2ロジスティクスセンター」を開設し、8月1日より稼働を開始した。
 同施設は、ホーチミン市内へのアクセスに優れ、製造業の進出が盛んな地域に位置している。小売業向けの製品の保管や仕分け、流通加工業務に加え、ホーチミン市内および近郊への配送拠点としての機能を提供するほか、輸出加工企業(Export Processing Enterprises:EPE)の保税在庫管理をサービスとして提供する。
 NXベトナムは、同施設をホーチミン北部エリアの主要な物流センターと位置づけ、パッケージ化されたサービスを提供することで、ベトナムへの新規進出や事業拡大を検討している顧客をサポートしていくとしている。

※「NX VSIP2ロジスティクスセンター(VSIP II Logistics Center (tentative name))の施設概要
所在地:18 L2-4 Tao Luc Road No.5, Vietnam Singapore Industrial Park II, Binh Duong Industrial-service-urban complex, Hoa Phu Ward, Thu Dau Mot City,  Binh Duong, Vietnam
延床面積:1万4,511㎡
主要設備:高床トラックバース(20基)、ラックシステム、CCTV、入退場管理システム
営業開始日:2023年8月1日

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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