2024年– date –
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(株)IHI、野村不動産(株)⇒横浜市金沢区で建設中の大規模物流施設「Landport横浜杉田」で立体自動倉庫のシェアリングサービスと自動化機器のレンタルサービスの導入を決定/物流の労働力不足解消とさらなる物流効率化に向けた取組を実現
(株)IHI、野村不動産(株)は、現在建設を進めている大規模物流施設「Landport横浜杉田」で立体自動倉庫のシェアリングサービスと自動化機器のレンタルサービスの導入を決めた。物流業界における労働力不足の解消とさらなる物流効率化の実現が目的。物流2024年問題でドライバーをはじめとする労働力が不足する一方、EC市場の拡大等により物流量が増加するなか、両社は自動化機器・設備の導入負担と導入の手間を省くことができる両サービスを提案することで、物流危機の打開に貢献する意向だ。 〇立体自動倉庫のシ... -
物流施設 関連投資情報<3.21~3.27>
<2024年以降に建設・竣工・稼働する物流施設・工場などの情報> ■日本GLP(株)<3月21日>兵庫県尼崎市で関西最大級の物流施設「GLP ALFALINK尼崎北棟」を着工/リピートカスタマーである大手企業が2025年10月竣工後に1棟全体を利用 日本GLP(株)は、兵庫県尼崎市で延床面積約11万2,500㎡の先進的物流施設「GLP ALFALINK 尼崎北棟」を着工した。同施設は、総延床面積約35万㎡の大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 尼崎」の第2棟目。同社のリピートカスタマーである大手企業の専用施設として、2025年10月に竣工... -
(株)PALTAC、オークラ輸送機(株)⇒段ボールケースの天面(上ぶた)切断装置の実用化で技術提携/PALTAC(株)開発の段ボールケース自動開梱装置をオークラ輸送機(株)が製品化
(株)PALTACとマテハンシステムメーカーのオークラ輸送機(株)は、段ボールケースの天面(上ぶた)切断装置の実用化に向け技術提携(ノウハウライセンス契約)を締結した。(株)PALTACが開発した段ボールケースの自動開梱装置をオークラ輸送機(株)が製品化し、製造・物流現場の省人化を推進するソリューションとして提供していく。 ■技術提携の背景 製造や物流の現場では、段ボールケースで入荷した材料や製品を取り出す開梱作業が自動化の遅れているエリアとなっている。物流倉庫のピッキング現場では、... -
ニュース・トピックス(2024年3月19日~3月26日)
物流に関連する(2024年3月19日~3月26日)の主なニュース・トピックスを以下紹介 ■MH・新製品/(株)PALTAC、オークラ輸送機(株)⇒段ボールケースの天面(上ぶた)切断装置の実用化で技術提携/PALTAC(株)開発の段ボールケース自動開梱装置をオークラ輸送機(株)が製品化 ■外食・輸配送/(株)モスフードサービス⇒「2024 年問題」対応で物流効率向上への取組を強化/都市部店舗を中心とした早朝無人納品への転換とともに、 海上輸送での他社協業を推進 ■石油・輸配送/(株)ENEOSウイング⇒静岡県浜松市の中... -
名糖運輸(株)⇒ベトナム現地子会社の3番目の低温倉庫が稼働開始/ベトナムにおける保管能力を従来の約2倍として事業拡大へ
C&Fロジホールディングスグループの名糖運輸(株)は、ベトナム現地の100%子会社である MEITO VIETNAM COMPANY LIMITED(メ イトウベトナム)が同国で3番目の低温倉庫となる「第三倉庫」を稼働させたと発表した。同倉庫は、大和ハウス工業(株)の現地法人である Daiwa House Vietnam Co., Ltd.が新築した平屋建ての倉庫を賃借したもの。 延床面積は約 1万8,400 ㎡で、約 2万6,000 パレット分の保管能力を擁しており、メイトウベトナムの保管能力は従来の約 2 倍に拡大したとしている。また、冷凍温度帯の倉庫の... -
サッポロホールディングス(株)⇒サッポロビール(株)が持続可能な物流体制維持・構築に向けて広島県に物流拠点を新設/ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)も物流効率改善で埼玉県に物流拠点を新設
サッポロホールディングス(株)のグループ企業であるサッポログループ物流(株)は4月1日、持続可能な物流体制の維持や構築に向けて広島県広島市に「サッポロビール(株)広島物流センター」を新設する。 同社は、2020年頃から全国の配送で150km圏内を上限とする物流拠点再編を推進し、運行管理可視化システムの活用に加え、トラックドライバーの拘束時間短縮に努めてきた。広島の新拠点については、これまで九州日田工場から出荷していた広島県・島根県エリアへの配送を経由させることで、トラックドライバー... -
アマゾン ジャパン(同)⇒神奈川県相模原市にAmazon物流拠点となるFCを新設/Amazon Roboticsを国内最大規模で導入し、入出荷工程のさらなる効率化目指す
アマゾン ジャパン(同)は、神奈川県相模原市にAmazon物流拠点となるフルフィルメントセンター(FC)を新設する。AmazonのFCは、相模原市で2拠点目、神奈川県では5拠点目。同施設は、延床面積約15万㎡(東京ドーム約3個分)、商品保管容量約150万立方フィートの規模で、Amazon Roboticsを国内最大規模で導入する予定。Amazon Roboticsや紙袋自動梱包機などの自動化機器活用により、同施設における運営の安全性と、持続可能な物流体制を構築する。 同施設では、1日最大65万個以上の商品出荷を行う。同社は、同施... -
物流施設 関連投資情報<3.14~3.21>
<2024年以降に建設・竣工・稼働する物流施設・工場などの情報> ■イケア・ジャパン(株)<3月14日>佐賀県で初、長崎県で2カ所目となる商品受取りセンターを開設/オムニチャンネル化推進の一環としての取組で、全国総数は41拠点に イケア・ジャパン(株)は3月21日、佐賀県佐賀市と長崎県佐世保市に商品受取りセンターを開設する。同センター開設は、オムニチャネル化推進の一環としての取組で、佐賀県では初、長崎県では長崎市に続き佐世保市が2か所目の開設。佐賀県の開設に伴い、イケアストアがある福岡県以外... -
(株)富士製作所 代表取締役社長 村上 吉秀 氏
キーパーソンインタビュー技術力と人材育成でプレスベアリングのトップメーカーに創業100周年に向けて国内外の事業体制を戦略的に拡充 プレスベアリングのトップメーカー、(株)富士製作所が生産・物流分野で存在感を増している。同社のプレスベアリングやコンベヤコンポーネントなどのパーツ製品が、省力・省人化ニーズで需要増加が著しいMH機器やロボットの高品質化とコスト競争力を決定づけるキーテクノロジーとしての評価を高めているからだ。技術力の向上と人材育成を重視した経営で同社を成長に導いたのが代... -
ワタミ(株)、(株)ローソン⇒配送に関する初の協業を開始/配送トラックの非稼働時間を活用した「物流シェアリング」を4月6日から首都圏のワタミ宅食営業所20か所でスタート
ワタミ(株)と(株)ローソンは商品配送トラックの「物流シェアリング」を 4 月 6 日から開始する。 ローソン店舗への商品配送を行っているトラックの非稼働時間を活用して、ワタミ(株)が運営する「ワタミの宅食」の商品を埼玉県東松山市の製造工場から首都圏(東京都・埼玉県)の営業所約20 ヵ所へ配送する。配送トラックのシェアリングを行うのは両社ともに今回が初(※)となる。物流の 2024 年問題に対して、業界の垣根を超えた連携をすることで、持続可能な店舗網の構築を目指す。※一時的な実験を除く <取り... -
オイシックス・ラ・大地(株)ORD海老名ステーション・最新設備導入で旧拠点比2倍の出荷能力を実現将来的な事業成長も見越した全フロア冷蔵対応の巨大物流拠点
食品のサブスクリプション宅配サービスを提供するオイシックス・ラ・大地(株)がさらなる事業成長に期し、物流体制の再構築を進めている。同社が運営するEC食品宅配サービス「Oisix」の人気が高まり、会員数増加が続くなか、同サービスの需要増大に対応する物流体制を整える必要があるからだ。同サービスのメイン物流拠点となる「ORD海老名ステーション」(BTS型物流施設として開発された「プロロジスパーク海老名2」)を全棟賃借)は2021年8月に竣工し、同年10月に稼働。全フロア冷蔵仕様で最先端自動化設備・機... -
ニュース・トピックス(2024年3月12日~3月18日)
物流に関連する(2024年3月12日~3月18日)の主なニュース・トピックスを以下紹介 ■空輸・輸送機/ANA、熊本県、熊本国際空港(株)⇒貨物専用大型機ボーイング777型フレイターを阿蘇くまもと空港へ初運航/旺盛な半導体関連の輸送需要への対応で定期便化を目指す ■宅配・協業/ワタミ(株)、(株)ローソン⇒配送に関する初の協業を開始/配送トラックの非稼働時間を活用した「物流シェアリング」を4月6日から首都圏のワタミ宅食営業所20か所でスタート ■宅配・改善/パルシステム連合会⇒政府呼びかけの「再配達削減PR月間... -
物流の適正化・生産性向上に向けたガイドラインー物流コラム⑱サプライチェーンサプライチェーン全体最適化を図るためのエッセンス
船井総研ロジ株式会社取締役 常務執行役員赤峰 誠司 「物流の2024年問題」への対応を加速することを目的として、経済産業省、農林水産省、国土交通省の連名で、発荷主事業者・着荷主事業者・物流事業者が早急に取り組むべき事項をまとめた「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」が策定されました。今号はその内容についてコンサルタント視点で考察します。 1.物流業務の効率化 ドライバーの拘束時間短縮化を図るためには、“待機時間問題”について事実確認... -
■鴻池運輸(株)⇒千葉県習志野市のテクニカルセンター「テクノロジス幕張」が完成/業務⽤空調機据付工事現場の生産性向上、労働負荷軽減、環境負荷低減に貢献するサービス主要拠点
鴻池運輸(株)は、空調機改装のテクノロジーとロジスティクスを掛け合わせた同社独自のサービス「Konoike-Multi Vendor System(K-MVS)」の主要拠点となるテクニカルセンター「テクノロジス幕張」(千葉県習志野市)が完成し、2月26日に竣工式を行ったと発表した。本格稼働開始は、4月1日となるとしている。 K-MVS は、中期経営計画の重点 4 項目の一つ「⾰新への挑戦:技術の活⽤と DX ならびに協業による挑戦」の一環として取り組んでいるサービス。空調機メーカー、サブコントラクターが業務⽤空調機を据え... -
ロジスティード(株)⇒インド現地子会社が「ムンバイ物流センター」を開設/インド4大都市での多機能型物流センター構築計画の2拠点目として
ロジスティード(株)の子会社で、インドを中心に 3PL・フォワーディング事業を展開する Flyjac Logistics Pvt. Ltd. がマハラシュトラ州ナビムンバイに「ムンバイ物流センター(Mumbai MPLC)」を開設した。 同施設は、複数のユーザーに対応する多機能型物流センター(MPLC=3PL 運営、フォワーディング、国内配送のハブとして多様なサービスを提供できる物流センター)。インド有数の商業都市であるムンバイ近郊の新市街ナビムンバイに立地し、同国最大級のナバシェバ港や建設中の新空港、南北に延びる主要幹線...