オイシックス・ラ・大地(株)ORD海老名ステーション・最新設備導入で旧拠点比2倍の出荷能力を実現将来的な事業成長も見越した全フロア冷蔵対応の巨大物流拠点

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 食品のサブスクリプション宅配サービスを提供するオイシックス・ラ・大地(株)がさらなる事業成長に期し、物流体制の再構築を進めている。同社が運営するEC食品宅配サービス「Oisix」の人気が高まり、会員数増加が続くなか、同サービスの需要増大に対応する物流体制を整える必要があるからだ。同サービスのメイン物流拠点
となる「ORD海老名ステーション」(BTS型物流施設として開発された「プロロジスパーク海老名2」)を全棟賃借)は2021年8月に竣工し、同年10月に稼働。全フロア冷蔵仕様で最先端自動化設備・機器が導入された同拠点の稼働により、同サービスの事業安定性は飛躍的に高まった。2024年2月末には、同サービスで初となる冷凍特化型物流拠点「ORD厚木ステーション」の稼働も予定されており、同サービスの物流体制のさらなる強化が見込まれている。そこで本稿では、同社の物流に対する考え方を踏まえ、先に稼働したORD海老名ステーションに着目し、その開発・設立経緯や、導入されている自動化設備・機器、実際の運用や工夫などについてレポートする。 (編集部)

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