
日本GLP(株)は、神奈川県厚木市で開発を進めていた先進的物流施設「Marq 東名厚木」が竣工したと発表した。すでに同施設には、建築資材物流を手がける真栄運輸(株)、日本エマソン(株)、ホームエコ・ロジスティクス(株)の入居が決定している。
同施設は、東名高速道路「厚木IC」から約900m、新東名高速道路「厚木南IC」から約500mと高速道路へのアクセスに優れ、首都圏全域をカバーする広域配送拠点として高い立地優位性を持つ。2028年度以降に予定される新東名高速道路の全線開通により、名古屋・大阪方面への利便性がさらに向上し、4時間で配送可能な都道府県は15都県に、配送可能人口は約5,800万人に達する見込みだ。圏央道の活用により、首都圏全域への迅速な配送も可能となる。
厚木市とは「災害時等における緊急避難場所の施設使用に関する協定」を締結し、4階カフェテリアを緊急避難場所として提供する。地域の防災力向上に寄与する取り組みとなる。
同施設は地上4階建てで、各階に繋がるランプウェイを備えたマルチテナント型。1階と2階は低床バース専用フロアとし、2.5t用フォークリフトに対応する。1階の最大床荷重は2.0t/㎡で、重量物の取り扱いにも対応する。トラック待機場を多数整備し、ダブル連結トラック専用の駐車スペースにも対応可能な設計とした。
真栄運輸は、首都圏全域への配送効率向上、低床式倉庫による荷役作業の効率化、カフェテリアやコンビニなどの就労環境整備を評価し、配送拠点として活用する。日本エマソンは保管施設や精密機器のショールーム、保守メンテナンス拠点として利用予定で、施設設計への対応力を評価した。ホームエコ・ロジスティクスは県内に分散していた拠点を集約し、拠点間輸送や管理業務の効率化を図る。
環境面では自家消費型太陽光パネル、人感センサー付きLED照明を採用し、CASBEE Aランク、BELS 6☆、ZEB Ready認証を取得済み。1階部分のかさ上げによる浸水対策も施し、環境負荷軽減と災害対応を両立した。
※「Marq 東名厚木」の施設概要
所在地:神奈川県厚木市酒井3316-1
敷地面積:3万7,430.00㎡
延床面積:8万3,853.66㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2024年11月
竣工:2026年7月末
認証取得:CASBEE認証Aランク、BELS認証6☆、ZEB Ready認証
