
横浜冷凍(株)は、新潟県長岡市稲保で建設を進めていた「長岡CONNECT物流センター」が竣工したと発表した。日本海側で課題となっていた営業冷蔵倉庫の収容能力不足を補うとともに、能登半島地震を契機としたBCPの観点からサプライチェーン強化を図るのもので、上信越エリアでの物流拠点開設は今回が初めて。
同施設の立地は高速道路アクセスに優れ、「長岡IC」まで10km以内、「長岡北SIC」まで5km以内に位置する。圏央・関東方面への効率的なアクセスが可能で、広域配送拠点として地域経済と流通網の発展に寄与する。
物流業界で課題とされる「2024年問題」への対応も進める。物流集積地や配送網の変化による貨物構成の急激な変化、省力化を目的とした自動化機器や高効率MH機器の導入、入居テナントへの柔軟な対応を可能とするため、通常より広いユーティリティゾーンを整備した。
同施設はBCP対策面でも重要な役割を担う。南海トラフ地震や東日本大震災級の大規模災害で太平洋側の物流網が麻痺した場合、関東を経由しない代替ルートの確保が不可欠となる。有事の際には、同施設が中京エリアと東北エリアを結ぶ新たな中継拠点として機能し、物流維持に寄与する。
※「長岡CONNECT物流センター」の施設概要
所在地:新潟県長岡市稲保4-558-7
構造・規模:鉄筋コンクリート造3階建て、一部鉄骨造
敷地面積:2万1,250㎡
延床面積:2万1,869㎡
建築面積:7,665㎡
収容能力:2万7,272 t (F級2万3,641t C&F級1,174t ユーティリティゾーン2,457t)
導入設備:高効率省エネ型自然冷媒冷凍機、陽圧デジカント空調システム、自然対流冷却方式、ジェネレーター連結システム、メカニカルボイド採用、EV自動車充電ステーション、カーゴナビゲーションシステム&電動式移動ラック、リチウムイオン蓄電池 (173kWh)ほか
