三菱地所(株)、九州旅客鉄道(株)(=JR九州)、(株)住友倉庫の3社が埼玉県三郷市の三郷北部土地区画整理事業地内で共同開発を進めてきた大規模物流施設「ロジクロス三郷」が竣工した。三菱地所の「ロジクロス」シリーズで23番目となる開発物件。JR九州にとっては首都圏で初めての物流施設開発で、住友倉庫にとっては不動産事業において物流施設開発への本格参入案件となる。
同物件は「外環三郷西IC」から約2kmに位置し、「三郷JCT」で首都高速道路、常磐自動車道、東京外環自動車道が結節する広域配送の要衝に立地する。JR武蔵野線「新三郷駅」から施設付近までバスが運行しており、雇用確保の面でも優位性を備える。
同施設は区画整理事業地内の物流施設で唯一ダブルランプを採用しており、効率的な搬入・搬出が可能。中央車路採用で最小区画を約950坪に設定しており、小規模から大型テナントまで柔軟に対応することができる。1階の一部区画では3面にトラックバースを設置し、同時接車台数を最大化することでTCなどの地域輸配送ニーズにも応える。各区画内のトラックバースを駐車場として利用できるため、車庫証明取得により車両運用の効率化も図れる。
危険物倉庫も併設し、アルコール・化粧品類やリチウムイオンバッテリーなど消防法上の危険物第4類相当の保管に対応する。共用部には5つの会議室と2つのWEB会議ブース、3つのラウンジ、屋上テラス付き休憩室を設け、従業員の快適性を高めた。
三郷市とは防災協定を締結し、災害時には共用部の一部を避難者に開放するなど地域の防災拠点として活用する。
環境面では国産木材の活用を進め、5階倉庫の倉庫柱の保護根巻に南九州産スギを用いた「(仮称)CLT根巻」を導入。木材使用量は9.2㎥となり、炭素貯蔵量は5.6t-CO2となる。屋上にはTGESが太陽光パネルを設置し、余剰電力を「新大手町ビル」へ送電するコーポレートPPAを活用するなど、再生可能エネルギーの最大活用を図る。
※「ロジクロス三郷 」の施設概要
所在地:埼玉県三郷市彦郷1-1-1
用途:マルチテナント型物流施設
規模・構造:地上5階建て、ダブルランプ型、柱RC・梁S造、危険物倉庫併設
敷地面積:約5万4,528㎡(約1万6,494坪)
延床面積:約13万5,032㎡(約4万847坪)
建築主:三郷デベロップメント特定目的会社〔三菱地所の子会社〕、JR九州、住友倉庫
着 工:2025年1月14日
竣 工:2026年8月31日
