■物流施設 投資関連情報2026版<8.27~9.2>

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<2026年以降に建設・竣工・稼働する物流施設ならびに注目工場の投資情報>

■霞ヶ関キャピタル(株)<8月28日>
神奈川県厚木市の物流施設開発用地をドライテック厚木特定目的会社に売却/霞ヶ関キャピタル初となるドライ自動倉庫開発計画に着手/自動化設備を標準化、次世代物流拠点の構築目指す 

 霞ヶ関キャピタル(株)は、神奈川県厚木市上依知の物流施設開発用地を、同社が優先出資するドライテック厚木特定目的会社へ売却した。同用地の敷地面積9,913.35㎡で、霞ヶ関キャピタルがソーシングと企画立案を担った物件。今回の売却を経てドライ自動倉庫の開発プロジェクトが始動した。
 同社はドライ自動倉庫の開発に着手するのは今回が初めて。物流業界では物流コストの上昇や労働人口減少を背景に自動化需要が高まる一方、荷主企業の設備投資負担が大きく、省人化を望みながら導入に踏み切れないケースも多い。同社は2020年から冷凍冷蔵倉庫の開発を進めており、冷凍自動倉庫の企画・設計・運用で培った建物・設備・システム一体型のノウハウをドライ領域に展開する意向だ。
 今回のプロジェクトでは、入庫から出庫まで一貫した自動化モデルの確立を図る。飲料や紙製品など重量物の荷扱いを自動化し、省人化と生産性向上を目指す。さらに、建物と自動化設備、システムを一体で設計することで、特定の荷主や商材に依存しない汎用性と長期的な資産価値を備えた施設仕様を確保する。
 庫内ではフィジカルAIを活用し、荷姿や状況をAIが認識して設備を最適制御する高度なオペレーションを構築する。自動化設備の導入により在庫管理のデジタル化・見える化を進め、将来的には複数施設をネットワーク化し、ポートフォリオ運用による収益・価値の最大化を図る方針。同社は今回のプロジェクトをドライ自動倉庫の第1号案件と位置づけ、「完全無人化・装置産業化」を見据えた次世代型物流拠点のモデルケース創出を目指すとしている。

※当該開発用地の概要
所在地:神奈川県厚木市上依知
物件種類:土地(物流施設開発用地)
敷地面積:9,913.35 ㎡

■霞ヶ関キャピタル(株)<8月31日>
「(仮称)LOGI FLAG X STATION 静岡袋井Ⅰ」開発用地をコールドテック袋井目的会社に売却/中継輸送拠点を整備、国内最大級の賃貸型冷凍自動倉庫とする計画/首都圏と関西圏結ぶ広域EC物流への対応力を強化


 霞ヶ関キャピタル(株)は、静岡県袋井市の冷凍自動倉庫開発用地を、同社が組成したコールドテック袋井特定目的会社に売却した。同用地の敷地面積は4万1,697.62㎡で、霞ヶ関キャピタルがソーシングと企画立案を担った物件。今回の売却を経て中継輸送拠点の開発プロジェクト「(仮称)LOGI FLAG X STATION 静岡袋井Ⅰ」が始動した。
 同プロジェクトは同社にとって過去最大規模で、賃貸型冷凍自動倉庫としても国内最大級の計画となる(公表情報に基づいた同社調べによる)。所在地は東名高速道路「袋井IC」から約500mで、東京と大阪の中間地点に位置する。国土交通省が2024年問題への対応策として推進する「中継輸送」の拠点整備に適した立地であることから、同社としては首都圏と関西圏を結ぶ広域輸配送の中継拠点として機能させる方針を固めた。
 同社は2030年のフロン規制を見据え、冷凍冷蔵倉庫の設備投資需要や冷凍食品の消費増加に対応してきた。さらに、冷凍温度帯の過酷な就労環境やトラックドライバー不足などの業界課題に対し、冷凍冷蔵に自動化を加えた冷凍自動倉庫の開発を推進している。同プロジェクトでも自動化を前提とした施設仕様を採用し、保管のほかに貨物の集約・積み替え、EC・TC向け仕分けが一体で行える「X STATION」機能を実装させる。
 同社はまた、往復双方で貨物を積載しやすいスイッチング拠点として運行効率を高めるほか、車両の待機・入出庫・荷役を円滑化する仕組みにより、荷待ち時間や車両滞留の軽減を図る。広域にわたるEC物流ニーズへの対応力を強化し、既存物件とのシナジー創出も目指す。

※当該開発用地の概要
所在地:静岡県袋井市堀越西字山1309-2 他
物件種類:土地(冷凍自動倉庫開発用地)
敷地面積: 4万1,697.62 ㎡(公簿)

■ダイビル(株)<8月31日>
「(仮称)LOGI FLAG X STATION 静岡袋井Ⅰ」開発事業に参画/国内最大級の冷凍自動倉庫を中継輸送拠点として活用/東阪間輸送支えるコールドチェーンの強化へ


 ダイビル(株)は、霞ヶ関キャピタル(株)がプロジェクトマネジメントを担う特定目的会社への出資契約を締結し、静岡県袋井市で進む冷凍自動倉庫「(仮称)LOGI FLAG X STATION 静岡袋井Ⅰ」の開発事業に参画した。同物件は2030年のフロン規制、既存冷凍冷蔵倉庫の老朽化、労働力不足、2024年問題など物流業界が抱える課題に対応するもので、自動化をテーマに開発される国内最大級の冷凍倉庫となる(公表情報に基づいた霞ヶ関キャピタルの調べによる)。
 同倉庫の計画地は東京と大阪のほぼ中間に位置し、東名高速道路「袋井IC」から約500mと交通利便性に優れた物流適地だ。長距離輸送における中継輸送ニーズが高まる中、東阪間輸送を支えるコールドチェーンの中継拠点としての活用が期待される。
同物件は、ダイビルグループの中長期経営計画2035「“BUILD NEXT.”Phase2」で掲げる重点戦略「国内・海外キャピタルゲイン投資の拡大」に位置付けられる物流不動産投資で、海運業を中心に社会インフラ事業を展開する商船三井グループとのシナジー創出にも寄与する。同社は今後も優良物件の取得を進め、同計画の推進を図る方針だ。
 同倉庫の敷地面積は4万1,697.62㎡で、延床面積は約5万㎡。着工予定は2027年春で、竣工は2030年春を予定している。同倉庫には荷物保管のほか、貨物の集約・積み替え、EC・TC向け仕分けを一体で行う機能を付与し、中継輸送における積み替え拠点として往復双方で貨物を積載しやすい環境を整える。車両の待機・入出庫・荷役を円滑化する仕組みにより、荷待ち時間や車両滞留の軽減を図り、多様な物流ニーズに対応する。

※「(仮称)LOGI FLAG X STATION静岡袋井Ⅰ」の施設概要
所在地:静岡県袋井市堀越⻄字⼭1309-2他(地番)
敷地⾯積:4万1,697.62 ㎡(1万2,614 坪)
延床⾯積:約5万 ㎡(約1万5,000坪)
着⼯予定時期:2027 年春
竣⼯予定時期:2030 年春

■CRE<8月31日>
京都府京田辺市の大型物流施設「ロジスクエア京田辺B」が竣工/162台同時接車が可能な高機能マルチテナント施設、入居契約率はすでに約60%/隣接の「ロジスクエア京田辺A」と合わせ関西エリアにおける同社最大規模の物流施設に


 シーアールイー(株)(=CRE)は、京都府京田辺市で開発を進めていた大型物流施設「ロジスクエア京田辺B」が竣工したと発表した。竣工前に複数テナントが確定しており、契約率は約60%となる。隣接する「ロジスクエア京田辺A」(2025年2月竣工、100%稼働)と合わせた2棟の総延べ面積は24万㎡超で、関西エリアにおける同社最大規模の開発プロジェクトとなった。
 京田辺エリアは大阪北摂や京都中心部へのアクセスに優れ、物流拠点としての立地優位性が高い。同施設の開発地は大住工業団地に隣接し、府道22号線を経由して第二京阪道路と新名神高速道路の「八幡京田辺JCT」(「八幡京田辺IC」「京田辺松井IC」)まで約3.5km、「八幡東IC」まで約3.5km、京奈和自動車道「田辺北IC」まで約1kmと高速道路アクセスに恵まれる。新名神高速道路の全線開通により神戸・名古屋間が直結する見通しで、広域物流ネットワークの利便性向上が期待される。
 「ロジスクエア京田辺B」は地上4階建て、延べ面積9万660.61㎡のマルチテナント型施設。2・3階へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを備え、1〜3階にトラックバースを配置。中央車路両側にバースを設けることで大型車162台が同時接車でき、22台分の待機場と合わせて効率的な入出庫オペレーションを実現する。
 倉庫スペックは外壁に金属断熱サンドイッチパネルを採用し、床荷重1.5t/㎡(2.5tフォークリフト走行可)、有効高さは1〜3階6.0m、4階5.5m以上。テナント区画は最小約1,300坪から最大12テナントの入居が可能。荷物用エレベーター(4.1t)を3〜4階に8基設置し、将来的には1〜4階停止のエレベーター追加や事務室増設、空調設備設置のための配管ルート確保など柔軟な拡張性を持たせた。最大3,000kwの特別高圧電力も提供可能とする。
 環境面では全館LED、人感センサー、節水型器具を採用し、BELS評価6☆、ZEB Ready、CASBEE建築Aランクを取得する予定。屋根に太陽光発電を導入し自家消費する計画だ。休憩室の家具には施工で使用した仮設材や衣類端材を再利用するなど環境配慮も進める。
 従業員向けには4階に休憩室を設置し、隣接する京田辺Aの共用棟の売店・休憩室も利用可能。JR「松井山手駅」からの送迎バスを運行し、乗用車約290台の駐車場を整備するなど雇用確保にも配慮した。

※「ロジスクエア京田辺B」の施設概要
所在地:京都府京田辺市大住藤ノ木
敷地面積:3万9,867.27㎡(1万2,059.84坪)
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上4 階建て
延ベ面積:90,660.61 ㎡(27,424.83 坪)
着工:2025年1月31日
竣工:2026年8月31日

■三菱地所(株)、JR九州、(株)住友倉庫<8月31日>
埼玉県三郷市で共同開発を進めていた物流施設「ロジクロス三郷」が竣工/首都圏広域配送を支える大規模マルチテナント施設、危険物倉庫併設で危険物第4類相当の保管にも対応/ 防災拠点機能と環境配慮も備えた次世代物流施設に


 三菱地所(株)、九州旅客鉄道(株)(=JR九州)、(株)住友倉庫の3社が埼玉県三郷市の三郷北部土地区画整理事業地内で共同開発を進めてきた大規模物流施設「ロジクロス三郷」が竣工した。三菱地所の「ロジクロス」シリーズで23番目となる開発物件。JR九州にとっては首都圏で初めての物流施設開発で、住友倉庫にとっては不動産事業において物流施設開発への本格参入案件となる。
 同物件は「外環三郷西IC」から約2kmに位置し、「三郷JCT」で首都高速道路、常磐自動車道、東京外環自動車道が結節する広域配送の要衝に立地する。JR武蔵野線「新三郷駅」から施設付近までバスが運行しており、雇用確保の面でも優位性を備える。
 同施設は区画整理事業地内の物流施設で唯一ダブルランプを採用しており、効率的な搬入・搬出が可能。中央車路採用で最小区画を約950坪に設定しており、小規模から大型テナントまで柔軟に対応することができる。1階の一部区画では3面にトラックバースを設置し、同時接車台数を最大化することでTCなどの地域輸配送ニーズにも応える。各区画内のトラックバースを駐車場として利用できるため、車庫証明取得により車両運用の効率化も図れる。
 危険物倉庫も併設し、アルコール・化粧品類やリチウムイオンバッテリーなど消防法上の危険物第4類相当の保管に対応する。共用部には5つの会議室と2つのWEB会議ブース、3つのラウンジ、屋上テラス付き休憩室を設け、従業員の快適性を高めた。
 三郷市とは防災協定を締結し、災害時には共用部の一部を避難者に開放するなど地域の防災拠点として活用する。
 環境面では国産木材の活用を進め、5階倉庫の倉庫柱の保護根巻に南九州産スギを用いた「(仮称)CLT根巻」を導入。木材使用量は9.2㎥となり、炭素貯蔵量は5.6t-CO2となる。屋上にはTGESが太陽光パネルを設置し、余剰電力を「新大手町ビル」へ送電するコーポレートPPAを活用するなど、再生可能エネルギーの最大活用を図る。

※「ロジクロス三郷 」の施設概要
所在地:埼玉県三郷市彦郷1-1-1
用途:マルチテナント型物流施設
規模・構造:地上5階建て、ダブルランプ型、柱RC・梁S造、危険物倉庫併設
敷地面積:約5万4,528㎡(約1万6,494坪)
延床面積:約13万5,032㎡(約4万847坪)
建築主:三郷デベロップメント特定目的会社〔三菱地所の子会社〕、JR九州、住友倉庫
着 工:2025年1月14日
竣 工:2026年8月31日

■霞ヶ関キャピタル(株)<8月31日>
千葉県習志野市の賃貸型冷凍冷蔵倉庫「LOGI FLAG COLD 習志野Ⅰ」が竣工/自然冷媒採用で汎用性を向上、日東ベスト(株)入居で大型消費地向け物流機能を強化へ


 霞ヶ関キャピタル(株)は、千葉県習志野市の賃貸型冷凍冷蔵倉庫「LOGI FLAG COLD 習志野Ⅰ」が竣工したと表した。同社がプロジェクトマネジメント業務を受託していた物件で、テナントには日東ベスト(株)が決定。賃貸借契約は9月からスタートする。
同施設は東関東自動車道「谷津船橋IC」および「湾岸習志野IC」から約2kmに位置し、東京都心へのアクセスに優れる。船橋市潮見町や高瀬町などの工場・物流施設への配送にも適した地域で、大型消費地向け輸送の利便性が高い。JR京葉線「新習志野駅」から約500mと通勤利便性も確保し、人材確保面での優位性を備える。
 同施設は自然冷媒仕様の冷凍冷蔵設備が貸主により設置されており、一部区画では+5℃〜-25℃の温度設定が可能。冷凍冷蔵設備の保守・メンテナンス費用を共益費に含めることで、テナント側の設備管理負担を軽減する仕組みだ。
 同施設の所在地は千葉県習志野市茜浜。延床面積が8,441.28㎡で、敷地面積は4,149.85㎡。構造は鉄骨造・地上4階建てで、梁下有効高5.5m、床荷重1.5t/㎡を確保した。ノンフロンの自然冷媒を採用し、温度可変区画を備えるなど、冷凍食品の保管・配送に対応した仕様となっている。環境性能評価ではCASBEE建築評価認証Aランクを取得した。
 テナントとなる日東ベスト(株)は1948年設立で、冷凍食品、日配食品、缶詰、袋詰、チルド、レトルト食品の製造販売を手がける。同施設の活用により、習志野エリアの冷凍食品物流の機能強化を見込んでいる。

※「LOGI FLAG COLD 習志野Ⅰ」の施設概要
所在地:千葉県習志野市茜浜2-6-3
延床面積:8,441.28 ㎡(2,553.48 坪)
敷地面積:4,149.85 ㎡(1,255.32 坪)
テナント名:日東ベスト(株)
賃貸借契約開始:2026 年9月
構造:鉄骨造・地上4階建て
設備:冷凍冷蔵倉庫、梁下有効高 5.5m、床荷重 1.5t/㎡、ノンフロン(自然冷媒)採用、温度可変可能区画有(+5℃~-25℃)
評価認証:CASBEE 建築評価認証 Aランク

■(株)ファーストロジ<9月1日>
千葉県柏市の新物流拠点「ロジミナル柏」で倉庫業登録を取得/EC物流対応の新拠点で保管から出荷までの一貫体制を強化、 多様化する物流ニーズに対応したサービス提供を推進

 ファーストロジ(株)は、千葉県柏市の新物流拠点「ロジミナル柏」で倉庫業登録「第10220号」を取得したと発表した。今後同拠点の運営体制を整備し、保管・入出庫を含む物流サービスの提供体制を強化する方針だ。
 新拠点では、EC市場の拡大や物流ニーズの多様化に対応するため、入荷・保管・受注処理・梱包・出荷まで一貫したオペレーションを提供する。荷主企業の物流業務委託ニーズは単なる保管・発送にとどまらず、受注処理や流通加工を含む総合的な対応に広がるなか、同社は新拠点を活用した柔軟なサービスの提供を目指す。
 倉庫業は寄託を受けた物品を倉庫で保管する事業で、倉庫業法に基づく登録が必要。今回の登録取得により、新拠点は法令に基づく倉庫業拠点として運営することができ、保管サービスの信頼性向上につながる。
 同社はこれまでEC物流、BtoB物流、流通加工など幅広い領域で物流サービスを展開してきた。今回の登録取得を新たな基盤とし、物流拠点の機能をさらに充実させることで、より多様な企業の物流業務を支援する。料金体系では「1出荷いくら」の分かりやすい仕組みを採用し、入荷・保管・受注処理・梱包・出荷までのワンストップ対応を提供。企業ごとの物流課題に応じた柔軟なサービスを通じて、物流業務の効率化と負担軽減に貢献していく。

※「ロジミナル柏」の施設概要
所在地:千葉県柏市大青田723-1
敷地面積:6,717.12m²(2,031.92坪)
延床面積:13,824.35m²(4,181.86坪)
構造・規模:鉄骨造・地上4階建て
許認可:<取得済許認可>第一種貨物利用運送事業〔関自貨第757号〕、プライバシーマーク登録〔第10862798号〕、化粧品製造業登録(包装・表示・保管)〔第12CZ200468号〕、医薬部外品製造業登録(包装・表示・保管)〔第12DZ200194号〕、保税蔵置所許可登録〔監指令第279号〕、倉庫業登録〔第10220号〕、OMIC認定倉庫登録〔第1569号〕

■三菱商事都市開発(株)、(株)奥村組<9月1日>
「(仮称)大阪市平野区複合開発計画」における物流施設新築工事を着工/主要拠点近接の立地生かした物流施設開発の推進、「平野駅」至近で雇用確保でも優位性


 三菱商事都市開発(株)と奥村組(株)は大阪市平野区平野北で「(仮称)大阪市平野区複合開発計画」における物流施設新築工事に着手した。竣工は2028年冬の予定。同計画は奥村組の所有地を三菱商事都市開発が借地し、商業施設と物流施設を開発するもので、商業施設については2025年9月に着工済みとなっている。
 物流施設の計画地は大阪市内南東部に位置し、「大阪駅」から直線距離約9km、「大阪南港」から約12kmと、市内の主要物流拠点へのアクセスに優れる。最寄りのJR関西本線「平野駅」から徒歩2分と交通利便性が高く、周辺は中低層住宅が主体の地域であることから、庫内作業員の雇用確保にも優位性を持つ。三菱商事都市開発と奥村組は、こうした立地特性を生かし、物流施設としての機能を高めた開発事業を推進する方針。商業施設と物流施設を組み合わせた複合開発により、地域の利便性向上と物流需要への対応を図る。

※「(仮称)大阪市平野区複合開発計画」における物流施設の概要
所在地:大阪府大阪市平野区平野北1-8-2(地番)
敷地面積:約1万3,800㎡
延床面積:約2万9,100㎡
構造・規模:鉄骨造・地上4階建て
竣工時期:2028年冬(予定)

■霞ヶ関キャピタル(株)<9月1日>
神奈川県綾瀬市で危険物自動倉庫「LOGI FLAG CHEMICAL TECH 綾瀬Ⅰ」を着工/主に第4類危険物の保管に対応、自動倉庫で高効率保管を実現 /「綾瀬SIC」至近で危険物の広域配送拠点としての機能見込む


 霞ヶ関キャピタル(株)は、神奈川県綾瀬市で危険物自動倉庫「LOGI FLAG CHEMICAL TECH 綾瀬Ⅰ」を着工したと発表した。同倉庫は同社がプロジェクトマネジメント業務を受託する物件で、化学品、潤滑油、アルコール製品など第4類危険物の保管を主用途とする。
 家庭用アルコール消毒液や化粧品、スプレー缶など身近な製品を扱う企業では、コンプライアンス意識の高まりを背景に危険物倉庫への移管が進む。加えて、中東情勢の不安定化による在庫確保ニーズの増加、メーカー各社の物流拠点集約・効率化の動きが重なり、危険物倉庫の需要は拡大する一方で供給不足が続いている。同社今回、こうした市場環境に対応するため、自動ラックを採用した危険物自動倉庫とし、高効率な保管と省人化を図ることで、深刻化する人手不足への対応と生産性向上に寄与する方針を固めた。
 立地する神奈川県は危険物倉庫の所管面積が全国最大で、需要に対し供給が追いつかないエリアとされる。東名高速道路「綾瀬SIC」から約3kmに位置し、首都圏配送のみならず広域配送にも適した物流適地で、危険物を扱う荷主企業の拠点として高い利便性を備える。
 同倉庫の敷地面積は6,095.64㎡で、延床面積は6,810.65㎡。パレット数は5,254枚で、竣工予定は2027年8月。建物は鉄骨造地上1階建てで、事務・設備棟は2階建て。設計・施工はいずれも(株)IHI物流産業システムが担う。

※「 LOGI FLAG CHEMICAL TECH 綾瀬Ⅰ」の施設概要
所在地:神奈川県綾瀬市吉岡東1-1608-2他
敷地面積:6,095.64 ㎡(1,843.93坪)
延床面積:6,810.65 ㎡(2,060.22 坪)〔注〕
パレット数: 5,254 枚
竣工予定:2027 年8月
建物構造:鉄骨造地上1階建て(事務/設備棟2階建)
設計:(株)IHI物流産業システム
施工:(株)IHI物流産業システム
〔注〕自動倉庫は吹き抜け構造で床がないため、床面積は仮想床を含む容積対象面積を記載

■サントリーロジスティクス(株)<9月1日>
「宇都宮支店」移転による新拠点運営でサステナブル対応を強化/DX化と人感センサー導入で作業効率向上や環境負荷低減も実現/宇都宮市のSDGsプラットフォーム登録で地域連携もさらに推進


 サントリーロジスティクス(株)は、稼働25年目を迎える「宇都宮支店」を移転し、栃木県宇都宮市平出工業団地内で新たに拠点運営を開始すると発表した。移転日は年9月1日で、9月24日から本格稼働の予定だ。
 新拠点では倉庫内にデジタルピッキングシステムを導入し、カートに設置したライトや端末画面で作業指示を行うことで、目視中心のアナログ作業に伴う人為的ミスを抑制する。作業員の高齢化にも対応し、持続可能な品質確保を図る。また、照明には人感センサーを130基設置し、リフトや作業者が近づくと自動点灯、離れると消灯する仕組みを採用した。これにより年間10.5t(25%相当)のCO2削減が図れる見込みだ。
 また、従業員の熱中症対策として、扇風機50台分以上の風量を発生させる大型シーリングファンを各エリアに計4台設置。2025年6月施行の改正労働安全規則を踏まえ、労働環境改善の一環として導入したという。
 同社は今回の施策を機に「宇都宮市SDGs人づくりプラットフォーム」へ登録した。同プラットフォームは宇都宮市と宇都宮市もったいない運動市民会議が運営し、市民や事業者のSDGs理解促進を目的とする仕組み。20年以上宇都宮市で事業を展開してきた同社は、地域に根差した活動を継続し、SDGsを通じた地域貢献を進める方針だ。
 同社は今後も安心・安全でサステナブルな倉庫運営を推進し、環境負荷軽減と作業効率向上の両立を図るとしている。

※「宇都宮支店」の施設概要
所在地:栃木県宇都宮市平出工業団地3-20(「DPL宇都宮」E区画)
移転 :2026年9月1日
本格稼働:2026年9月24日(予定)

■佐川グローバルロジスティクス(株)<9月1日>
京都府京田辺市に「京田辺営業所」を開設/物流結節点の立地生かして関西エリアの物流ネットワークを強化/ 近隣拠点との連携で保管から輸配送まで幅広いサービスを提供

 佐川グローバルロジスティクス(株)は、京都府京田辺市に「京田辺営業所」を開設した。
 京都府南部の京田辺エリアは第二京阪道路、新名神高速道路、京奈和自動車道へのアクセスに優れ、京都・大阪・奈良を結ぶ物流結節点として高い利便性を持つ。関西圏に加え、中京・中国エリアへの広域配送にも適した立地で、物流ニーズの多様化に対応できる地域として注目されている。新名神高速道路の整備が進めば物流ネットワーク機能がさらに強化される見込みで、新たな物流拠点の開設地として同エリアの需要が高まる公算が大きい。同社はこうした立地優位性を踏まえ、関西エリアの物流ネットワーク強化を目的に新拠点を開設したという。
 新営業所は「大阪南港」から約60分と利便性が高い。近隣20km圏内には同社の営業所が4拠点所在しており、保管・流通加工・輸配送を組み合わせた幅広い物流サービスの提供が可能だ。複数拠点との連携により、物流波動への柔軟な対応やBCP対策、在庫配置の最適化など、荷主企業が抱える多様な物流課題の解決にも寄与する。

※「京田辺営業所」の施設概要
所在地:京都府京田辺市大住藤ノ木116
面積: 2,739.87坪(賃貸部分)

■大和ハウス工業(株)<9月1日>
同社初となるスポーツ施設併設の物流施設「DPL千葉四街道Ⅱ」が本格稼働/物流効率化と従業員ウェルビーイングを両立させた次世代物流施設/ 国内最大級ワンフロアと4基ランプウェイで高効率オペレーションを実現


 大和ハウス工業(株)は、千葉県四街道市で開発した大型マルチテナント型物流施設「DPL千葉四街道Ⅱ」が本格稼働したと発表した。
 同施設は地上5階建て、延床面積30万5,488.59㎡、敷地面積12万8,724.33㎡の大規模施設で、同社として初めてスポーツ施設を併設した点が特徴。施設外周には約1.5kmのランニングトラック、屋内共用部には3on3対応のバスケットコートを設置し、入居テナント従業員の健康増進やコミュニケーション促進を図る。これらの設備は地域住民も利用可能で、地域に開かれた物流施設としての役割も担う。1階のカフェテリアでは健康に配慮したメニューを提供し、最大14名を受け入れる保育施設も整備するなど、ウェルビーイング向上に向けた環境を整えた。
 物流機能面では、国内最大級となる1フロア延床面積約6万1,500㎡(賃貸面積約4万8,000㎡)を確保。建物四隅に上り下り専用の4基ランプウェイを設け、一方通行のトラック動線を確保することで安全性と効率性を高めた。各階に両面バースを採用し、柔軟で円滑なオペレーションを可能にする。
 立地は3つの高速道路ICから8km圏内に位置し、東関東自動車道「四街道IC」「佐倉IC」から約6km、京葉道路「貝塚IC」から約8kmと、都心や千葉県全域、茨城県、さらには「成田国際空港」へのアクセスにも優れる。
 同施設については環境性能とレジリエンスも強化した。太陽光発電システム(完全自家消費)や蓄電池2,000kW、非常用発電設備を導入し、停電時には太陽光と蓄電池を連携させて電力供給を維持する。免震構造を採用し、EV・PHV充電設備も整備した。雨水利用システムや高効率建材・設備の採用により省エネ性能を高め、「LEED GOLD」と「ZEB」認証を取得した。
 なお、スポーツブランドの(株)ナイキジャパンが同施設の一部を利用し、8月5日から物流拠点としての稼働を開始しており、今後同社国内最大の物流拠点として活用していく計画だという。

※「DPL千葉四街道Ⅱ」の施設概要
所在地:千葉県四街道市たかおの杜18-1
敷地面積:12万8,724.33㎡(3万8,939.1坪)
延床面積:30万5,488.59㎡(9万2,410.29坪)/1フロア延床面積約6万1,500㎡
賃貸面積:24万3,615.40㎡(7万3,693.65坪)/1フロア賃貸面積約4万8,000㎡、1区画約1万700㎡~入居可能
構造・規模:PCaPC造・免震構造・地上5階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:四街道2特定目的会社〔大和ハウス工業100%出資〕
着工日:2023年9月1日
竣工日:2025年7月31日

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

目次