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工場と物流センターの併設は同社初 生産性向上、環境負荷低減も志向
(株)資生堂
大阪茨木工場/西日本物流センター
(株)資生堂が大阪府茨木市に開設した新サプライチェーン拠点が去る9月に始動した。同社プレステージスキンケア製品の生産を担う大阪茨木工場と、物流を担う西日本物流センター(WDC)が昨年12月に竣工し、さらに「SHISEIDO BEAUTY SITE(一般向け見学コース)」と「コンシューマーセンター」の整備が終了したことから、これら4つの機能を備える新たなコンセプトのサプライチェーン拠点が完成したもの。総投資額は約635億円。工場と物流センターの併設は同社では初めてで、生産・輸送に関わる作業効率向上、輸送に関わる環境負荷低減を志向した拠点となっている。そこで今回は特に大阪茨木工場ならびにWDCにフォーカスしつつ、新拠点の概要、機能、特色などについてレポートする。(編集部)