アサヒロジスティクス(株) 独自女性専用車両の導入を加速 女性ドライバーの雇用促進効果も

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独自女性専用車両の導入を加速
女性ドライバーの雇用促進効果も
女性ドライバーの活躍の場を広げる「クローバープロジェクト」で導入推進

アサヒロジスティクス(株)

コロナ禍で一時的に棚上げされた格好のドライバー不足だったが、新規感染者の減少で経済活動が次第
に通常運転に戻りつつある中、この問題に再び正面から向き合う必要が出てきている。働き方改革による
時間外労働の上限規制が始まる2024年まで2年余りとなり、とりわけ物流事業者のこの問題への対応は今
後の優勝劣敗を鮮明にするに違いない。
1,400 台の車両と 2,300 人超のドライバーを擁し、取扱商品ベースで1日500 万人分の食生活を支えてい
るという物流インフラ企業、アサヒロジスティクス(株)は「女性ドライバーの活躍の場を広げる」と
し、2020年3月に女性専用車両「クローバー」の導入を始め、順次その導入拠点を拡大している(写真
1)。こうした同社の姿勢は所属する女性ドライバーの生き生きと働く姿に投影されており、女性ドライ
バーの雇用促進効果も出ている模様だ。生産年齢人口が減少の一途をたどる我が国の経済成長に女性の活
躍は欠かせない。そこで今回は同社松戸事業所を訪問・取材し、女性ドライバーを中心とした同社の人材
活用・育成の取組をレポートする。(編集部)

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