<2026年以降に建設・竣工・稼働する物流施設ならびに注目工場の投資情報>
■東京建物(株)<9月17日>
豪州3大都市圏の物流施設6物件を対象とするファンドに出資参画/Charter Hall Group組成のファンド参画で海外事業拡大と継続的機会確保を狙う/シドニーやメルボルンなど主要拠点で総賃貸床面積約33万5,000㎡の資産を運用
東京建物(株)は、オーストラリアの大手不動産会社Charter Hall Groupが組成する物流施設投資ファンド「Charter Hall Industrial Partnership 5」に出資参画した。同社にとってオーストラリアにおける物流施設事業への参画は今回が初めて。
出資対象は、オーストラリアの3大都市圏であるシドニー、メルボルン、ブリスベンに所在する物流施設6物件で、総賃貸床面積の合計は約33万5,000㎡に及ぶ。対象のうち5物件は既に竣工済みで、稼働率は100%を維持している。シドニーの3物件(合計敷地面積14万2,599㎡、総賃貸床面積7万3,835㎡、鉄骨造・平屋建て3棟)には豪州大手食品小売会社のColesなどが入居。ブリスベン(北)物件(敷地面積18万5,500㎡、総賃貸床面積7万1,670㎡)にはALDIが、ブリスベン(南)物件(敷地面積24万9,000㎡、総賃貸床面積7万9,261㎡)にはCoca-Colaがテナントとなっている。残るメルボルン物件(敷地面積18万4,854㎡、予定総賃貸床面積11万943㎡、鉄骨造・平屋建て4棟予定)は2026年中に着工し、全体竣工は2030年になる予定だ。
同国は人口増加と経済成長により物流需要の拡大が続き、空室率も低水準で良好な需給環境が継続している。同社は長期ビジョンで海外事業の拡大を掲げ、現中期経営計画期間(2025〜2027年度)に海外事業へ1,100億円の投資を計画。現地で分譲住宅や区分分譲倉庫、賃貸住宅の開発を手掛けてきた同社にとって4件目の豪州事業参画であり、物流セクターに強みを持つパートナーとの協業を通じて知見獲得を図る。
※「Charter Hall Industrial Partnership 5」の概要
対象物件:シドニー、メルボルン、ブリスベン所在の物流施設6物件
総賃貸床面積:約33万5,000㎡
投資物件の概要
〇シドニー所在物件(3物件合計)
所在地:ニューサウスウェールズ州 Wetherill Park
竣工年:2023年
敷地面積:14万2,599㎡
総賃貸床面積:7万3,835㎡
規模・構造:鉄骨造・平屋建て3棟
テナント:Coles(豪州大手の食品小売会社)他
〇ブリスベン(北)所在物件
所在地:クイーンズランド州 Brendale
竣工年:2015年(2026年一部拡張)
敷地面積:18万5,500㎡
総賃貸床面積:7万1,670㎡
規模・構造:鉄骨造・平屋建て2棟
テナント:ALDI(ドイツ発の大手食品小売会社)
〇ブリスベン(南)所在物件
所在地:クイーンズランド州 Richlands
竣工年:1993年(2017年一部拡張)
敷地面積:24万9,000㎡
総賃貸床面積:7万9,261㎡
規模・構造:鉄骨造・平屋建て2棟
テナント:Coca-Cola
〇メルボルン所在物件
所在地:ビクトリア州 Dandenong South
工期:2026年中着工、2030年全体竣工(予定)
敷地面積:18万4,854㎡
総賃貸床面積:11万943㎡(予定)
規模・構造:鉄骨造・平屋建て4棟(予定)
■山九(株)<9月17日>
山九インド(株)がインド北部に「山九マネサールロジスティクスセンター」を開設/利便性の高い好立地に倉庫面積1万8,280㎡のBTS型拠点を整備、物流サービスの強化へ/日系企業集積地や空港に近接する新拠点、高機能設備導入で需要拡大に対応
山九(株)のインド現地法人である山九インド(株)は11月1日、インド北部のハリヤナ州マネサール工業団地近郊に新倉庫「山九マネサールロジスティクスセンター(SANKYU Manesar Logistics Center)」を開設する。ガリハルサール地区に構えていた倉庫の老朽化や効率性改善、需要拡大に対応するための移転となる。
新倉庫は鉄骨平屋建てで、延床面積は1万8,580㎡(倉庫面積1万8,280㎡)。日系企業が多く進出するマネサール工業団地から15km、「インディラ・ガンディー国際空港」から約45kmに立地するほか、「ガリハルサールICD」や「パトリICD」といった内陸コンテナデポに隣接し、高い利便性と配送効率を備える。
同社の要望に沿って作られたオーダーメード型の賃借倉庫(BTS倉庫)で、日本と同等の物流システムを導入する。16個のローディングベイや11mの天井高を生かしたハイラックシステムを導入しつつ、現地事情に即した防塵・防鳥対策も徹底する。
山九はインドにおいて自動車部品関連企業を中心に、在庫管理、出荷前検品、ラベリング、ミルクラン輸送、国際フォワーディングといった物流事業のほか、設備機器移設・据付などのエンジニアリングサービスを展開している。新倉庫ではこれらの機能を組み合わせ、輸入品保管や設備機器の一時保管など多様なニーズに対応できる体制を構築し、付加価値の高いソリューション提案を行っていく。
※「山九マネサールロジスティクスセンター」の施設概要
開設時期:2026年 11月1日(借庫:BTS型)
所在地:Vill. Sampka Pataudi, Pataudi, Haryana 122503
施設面積:1万8,580㎡
倉庫面積:1万8,280㎡
機能:ローディングベイ16カ所、天井高 11m、防塵仕様ドック、ハイラックシステム
立地:(1)他工業団地への良好なアクセス、(2)ICDと隣接、(3)輸出入貨物が往来する動線、(4)顧客の配送効率の良い立地 ・デリー近郊へのアクセス良好
■日鉄興和不動産(株)<9月18日>
米国ジョージア州で共同開発を進めていた大型物流施設「Buford Creek Business Center」が竣工/広域物流ハブ機能を担うジョージア州アトランタ都市圏の北東部に立地、州間高速道路へのアクセスでも優位性/ネット通販のラストマイル配送や州内外の工業製品・部品の配送を支える拠点としての活用見込む
日鉄興和不動産(株)は、米国ジョージア州アトランタ・ビュフォードで開発を進めていた物流施設「Buford Creek Business Center」が8月28日に竣工したと発表した。同施設は、現地大手デベロッパーのTrammell Crow Companyのほか、シービーアールイー(株)、阪急阪神不動産(株)および京阪神ビルディング(株)と共同開発したもので、日鉄興和不動産にとっては米国で開発する物流不動産の第2弾となる。
ジョージア州アトランタ都市圏は製造業をはじめとする幅広い産業が集積する米国南東部最大の経済圏で、継続的な人口増加と経済発展が見込まれている。同都市圏には米国南部を網羅する主要な州間高速道路が整備されており、「ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港」や「サバンナ港」からの貨物を周辺州に輸送する広域物流ハブとしての機能を担っている。
同施設はアトランタ都市圏の北東部に位置し、州間高速道路85号線および985号線へのアクセスに優れる。ネット通販のラストマイル配送や州内外の工業製品・部品の配送を支える拠点としての活用が見込まれる。最大12.2mの天井高や多数のトラックバースを確保するなど、保管効率の最大化や効率的な配送を実現する設計・仕様となっている点も特徴的だ。
※当該プロジェクトの概要
所在地:3228 Whidby Road, Buford, GA 30518
敷地面積:22万9,781㎡(約6万9,500坪)
延床面積:6万3,768㎡(約1万9,300坪)
構造・階数:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造・地上1階建て
スケジュール:2025年6月着工、2026年8月竣工
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。
