西濃運輸(株)⇒千葉県市川市の新ターミナルに「市川支店」を移管、営業開始/大型物流倉庫を併設した「ロジ・トランス一体型」拠点に機能強化/湾岸線「千鳥町IC」近接の立地で首都圏配送を迅速化

  • URLをコピーしました!

 西濃運輸(株)は、千葉県市川市本行徳で建設していた新ターミナルが完成し、建て替えのため一時移転していた市川支店を移管した。竣工式を8月20日に行い、8月24日から業務を開始している。
 新ターミナルは従来のトラックターミナル機能に加え、倉庫保管、在庫管理、流通加工などのロジスティクス機能を融合した「ロジ・トランス一体型」の物流拠点。延床面積は約1万8,500坪で、倉庫面積も約1万2,000坪に及び、同社として初めて1万坪を超える自社保有型物流倉庫となる。今後は保管から配送まで一貫して対応できる体制を整え、荷主企業の物流業務全体の効率化とスピード向上を支援する。
 市川支店は、セイノーグループが中長期方針「ありたい姿とロードマップ2028」で掲げる「ロジのセイノー」を具現化する首都圏の新たな中核拠点。旧支店ではターミナル機能のみだったが、新施設では「入荷」「保管」「在庫管理」「流通加工」「出荷」「全国配送」までを一体的に運営できる体制へ進化した。荷主企業の複数拠点に分散していた物流機能を集約することで、在庫管理や人員管理の効率化、物流業務の標準化、横持ち輸送の削減など全体最適化を図る。
 交通面では首都高速湾岸線「千鳥町IC」に近く、東京都心から約30分圏内の立地を生かし、首都圏への迅速な配送に加え、全国への発送リードタイム短縮にも寄与する。倉庫内でピッキングから梱包・出荷までを完結し、そのまま幹線輸送につなげる「集荷レス」の実現で荷主企業の出荷準備時間を創出し、集荷距離やドライバー拘束時間の削減にもつなげる。
 新ターミナルは、垂直搬送機3基や貨物用エレベーター3基のほか、自動仕分け機やドックレベラー13基、トラックバース104台を備える。太陽光発電設備や全棟・全階の作業用空調を導入し、環境負荷低減と従業員の働きやすさにも配慮した。さらに「妙典駅」「市川塩浜駅」からの送迎バスも運行し、人材確保と定着を支える就業環境も整備されている。

※「市川支店」の施設概要
所在地:千葉県市川市本行徳2554-17
敷地面積:4万538.43㎡ (1万2,262.87坪)
延床面積:6万1,314.72㎡ (1万8,547.70坪)
管理棟:1F⇒事務所、応接室、会議室、乗務員控室、多目的スペース、更衣室など/2F~5F⇒事務所(借主向け)
ターミナル棟:1F⇒プラットホーム(144.50m×38.50m)/2F⇒保管庫 7,255.98㎡ (2,194.93坪)/3F⇒保管庫 1万1,056.50㎡ (3,344.59坪)/4F⇒保管庫 1万1,056.50㎡ (3,344.59坪)/5F⇒保管庫 1万1,056.50㎡ (3,344.59坪)
業務区域:東京都江戸川区、葛飾区、千葉県市川市、浦安市
設備・仕様:垂直搬送機 3基、貨物用エレベーター 3基、自動仕分け機、ドッグレベラー 13基、トラックバース104台

目次