■物流施設 投資関連情報2026版<5.7~5.13>

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<2026年以降に建設・竣工・稼働する物流施設ならびに注目工場の投資情報>

■(株)ファーストロジ<5月7日>
千葉県柏市にEC特化型物流拠点「ロジミナル柏」を新設/面積倍増で月間出荷能力を75万件に引き上げ/在庫一元管理で1クライアントあたり最大5,000SKUの取り扱いが可能に


 (株)ファーストロジは、千葉県柏市の既存物流拠点である「第一センター」と「第二センター」を統合し、新拠点「ロジミナル柏」を開設した。従来の約2,100坪から約4,200坪へと面積を倍増させ、1日あたり2万5,000件、月間では75万件の出荷体制を整えた。新拠点を起点とした物流体制により、化粧品やサプリメントを扱うEC事業者にコスト削減と配送の迅速化を提案する。
 同社はこれまで2カ所に分散していた物流拠点機能を「ロジミナル柏」に集約した。拠点間の在庫移動や情報伝達に伴うロスを解消し、物流コストの最適化を図る。対応可能なSKUは1クライアントあたり100から最大5,000まで拡大し、多品種展開や新商品投入、急な受注増にも柔軟に対応できる拡張性を確保した。
 新拠点開設の背景には、化粧品や医薬部外品、ヘアケア、健康食品といった領域でのEC市場の継続的な拡大がある。取扱品目数の増加や出荷量の変動が激しくなるなか、安定した物流運用の重要性が高まっているからにほかならない。拠点集約によって在庫や出荷状況の可視化を推進する「見える物流」を構築し、EC事業者の迅速な意思決定を支援する。
 同社は今後、出荷リードタイムの短縮に加え、作業ミスの低減による品質向上も目指す。拠点の一元化による効率的な物流網の構築を通じ、サービス品質の向上と出荷スピードの強化を加速させる考えだ。

※「ロジミナル柏」の施設概要
所在地:千葉県柏市大青田723-1
敷地面積:6,717.12m²(2,031.92坪)
延床面積:1万3,824.35m²(4,181.86坪)
構造・規模:鉄骨造、地上4階建て
取得済許認可:第一種貨物利用運送事業:関自貨第757号、プライバシーマーク登録:第10862798号、化粧品製造業登録(包装・表示・保管):第12CZ200352号、医薬部外品製造業登録(包装・表示・保管):第12DZ200139号、保税蔵置所許可登録:監指令第279号
取得予定許認可:営業倉庫登録〔2026年8月ごろ取得予定〕、医薬品卸売販売業許可〔2026年9月ごろ取得予定〕

■ブラザー工業(株)<5月7日>
名古屋市港区の工場敷地内に建設した新倉庫「港第2倉庫」が稼働開始/産業用製品の保管需要増加と既存倉庫の老朽化に対応/物流子会社の本社機能も新倉庫に移管


 ブラザー工業(株)は、名古屋市港区の工場敷地内に建設していた新倉庫「港第2倉庫」が完成し、稼働を開始したと発表した。総事業費は約50億円で、鉄骨造3階建て、延床面積は約1万6,000㎡の規模を持つ。新倉庫の稼働に伴い、物流子会社のブラザーロジテック(株)の本社機能も新倉庫に移管された。
 新倉庫建設の背景には、同社グループが注力領域と位置づける産業機器や産業用印刷機器のビジネス拡大がある。関連製品や部品の保管需要が高まっていることに加え、既存倉庫として活用していた複数棟の建物の老朽化も進んでいた。また、海抜が低い港湾地区特有の津波による水害リスクへの対応も喫緊の課題となっていた。
 新倉庫では、想定される津波の高さよりも床面を80cm高い位置に設計し、災害時のBCP対策を強化した。環境面では屋上に太陽光パネルを設置する予定で、再生可能エネルギーの活用を通じてCO2排出量削減にも貢献する。
 同社は2022年、同敷地内に「港第1倉庫」を建設しており、今回の新倉庫稼働で国内グループ全体の倉庫・物流業務のさらなる効率化を図る考え。ビジネス拡大に向けた安定的な物流体制を構築し、災害リスクの低減と環境負荷の抑止を両立させる。

※「港第2倉庫」の概要
所在地:ブラザー工業(株) 工場敷地内(名古屋市港区港明1-10-19)
延床面積:約1万6,000㎡
施設用途:製品、部品の保管用倉庫、オフィス
稼働開始日:2026年5月7日

■東急不動産(株)、JR西日本プロパティーズ(株)<5月8日>
関東一円を網羅する中広域配送に適した新物流施設「LOGI’Q市原」が竣工/臨海工業地帯の需要を捉えた全フロア耐荷重2t設計/屋上太陽光パネルの活用で環境認証の最高ランクを取得


 東急不動産(株)とJR西日本プロパティーズ(株)は、千葉県市原市で共同開発した物流施設「LOGI’Q 市原」が4月30日に竣工したと発表した。
 同施設は地上5階建てで、延床面積は3万5,000㎡を超える。建設地は京葉道路の「蘇我IC」から約5.3km、館山自動車道の「市原IC」から約5.8kmの地点に位置する。首都圏全域への配送に加え、関東一円をカバーできる配送拠点としての優位性を備える。京葉臨海石油コンビナート近接で重量物の保管需要が見込めるため、倉庫部分全4フロアの耐荷重量を1㎡あたり2tに設定している。
 建物は最大4テナントが入居可能なマルチテナント型。最小分割面積を約2,260坪とし、多様なニーズに対応する。1階に両面バースを設けたほか、2階にはスロープで直接アクセス可能な低床バースを導入しており、フォークリフトによる効率的な積み下ろしが可能な体制を整えた。
 環境面では、屋上の太陽光パネルで発電した電力を施設内で利用する。BELSで最高位の6☆を取得したほか、ZEBなどの認証も受けている。今後は工業地帯の特性を考慮した希少性の高い物件を通じ、広域物流の効率化を支援する。

※「LOGI’Q市原」の施設概要
所在地:千葉県市原市八幡海岸通1969-1
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:1万4,405.76㎡(4,357.74坪)
延床面積:3万5,118.34㎡(1万623.29坪)
建物構造:S造5階建て(倉庫部分4フロア)
着工:2024年11月1日
竣工:2026年4月30日
トラックバース:51台
駐車場:42台(普通自動車:39台、車椅子用:1台、軽自動車:2台)
トラック待機場:4台
・駐輪場:22台
・環境認証:CASBEE Aランク認証、BELS 6☆認証、「ZEB」認証

■日本GLP(株)<5月8日>
東京都青梅市でマルチテナント型物流施設「Marq青梅」の開発に着手/2027年2月着工・2028年3月竣工の予定/工場利用や2層使いに対応する先進物流施設仕様


 日本GLP(株)は、東京都青梅市で延床面積約18万4,000㎡のマルチテナント型物流施設「Marq 青梅」の開発に着手する。「青梅IC」北側地区計画区域内で2027年2月に着工し、2029年3月の竣工の運びとなる予定だ。
同施設の計画地は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の「青梅IC」から約0.5km、国道16号線から約2.9kmに位置し、首都圏全域をカバーする広域配送拠点としての利便性が高い。東西の玄関口にあたり、関東に加え東海・東北・北陸地方まで配送圏を広げられる。施設から4時間圏内で到達可能な県は15都県、配送人口は約5,500万人に達し、日本人口の約45%をカバーする。周辺は商業施設や製造業の工場が集積する多摩エリア有数の工場集積地で、幅広い荷物需要が見込まれる。洪水や液状化などの災害リスクも低く、事業継続性の面でも優位性がある。
 同施設は地上4階建てで、ダブルランプウェイを備える。約700坪規模から賃貸可能で、最大42社が入居できる。1~2階は低床バースを採用し、1階の床荷重は2t/㎡を確保して食品や飲料など重量物の取り扱いに対応する。2階の庫内有効天井高は6.5mとし、2~4階には駐車場対応エリアを設け営業所登録も可能とする。庫内は工場用途としての利用も想定し、サプライチェーン短縮化を図る企業の需要にも応える。
1階には約220席のレストラン、シャワー室、「トラックドライバー専用休憩所」を設置し、従業員とドライバー双方の就労環境向上を図る。
 サステナビリティ面では、浸水対策として地盤レベルを周辺道路より高く設定し、受変電設備など重要機器を浸水レベル以上に配置する。太陽光パネルやLED照明の導入を予定し、CASBEE認証とZEB Ready認証の取得も目指す。

※「Marq 青梅」の施設概要
所在地:東京都青梅市今井4丁目
敷地面積:約7万7,000㎡
延床面積:約18万4,000㎡
構造:地上4階建て、S造耐震
着工:2027年2月(予定)
竣工:2029年3月(予定)

■センコー(株)<5月11日>
首都圏の小売店舗向け配送を担う新拠点「草加ロジスティクスセンター」を開設/高速道路ICに近接する都心アクセスの優位性を確保/最新鋭MH機器導入で省人化と高効率運営を推進


 センコー(株)は5月8日、埼玉県草加市の物流施設「CPD草加」内に「草加ロジスティクスセンター」を開設した。新センターは埼玉県南東部に位置し、首都圏の小売店舗向け商品の保管と配送を担う。
 新センターの建設地は東京外環自動車道の「草加IC」および首都高速6号三郷線の「八潮南入口」から約4kmの地点にあり、都心へのアクセスに優れる。また、東武鉄道伊勢崎線「草加駅」から約2kmと通勤利便性が高く、住宅地にも近接していることから、労働力確保の面でも優位性を持つ。
 施設は5階建てで、4階までスロープを利用してトラックが直接乗り入れることが可能となっている。接車台数は最大68台を確保した。BCP対策として非常用自家発電設備を設けている。
 センター内には、全階層を連結する仕分けソーターやデパレロボット、自動フォークリフトを導入した。最新鋭MH機器の活用により省人化を図り、高効率な物流オペレーションを実現する。同社は今後も多様なニーズに対応し、物流サービスのさらなる向上に努める方針だ。

※「草加ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地 : 埼玉県草加市松江5-2-1
建物構造 : 鉄骨造 地上5階建
賃借区画 : 1階から3階の全区画、4・5階の一部区画を賃借
延床面積 : 35034.31㎡
主要設備(賃借分):全階層連結の仕分けソーター(1階40シュート)、貸物用エレベーター1基、垂直搬送機1基、非常用自家発電設備(軽油1,950L)、ドッグレベラー16基

■日本GLP(株)<5月11日>
大阪府八尾市で物流施設「Marq八尾3」を着工/「八尾IC」至近で広域配送に対応する戦略立地/1社専用で高いセキュリティ性を備える施設仕様


 日本GLP(株)は、大阪府八尾市で延床面積約1万7,000㎡の物流施設「Marq 八尾3」を着工し、起工式を実施した。竣工は2027年11月となる予定だ。
 同施設の計画地は近畿自動車道「八尾IC」から約1.2kmに位置し、阪神高速13号東大阪線や近畿自動車道「東大阪JCT」へのアクセスにも優れる。大阪市内への都心配送に加え、関西圏や日本全国への広域配送にも対応できる戦略的な立地だ。高速道路利用時の90分圏内配送人口は約1,600万人と大阪圏でトップクラスを誇る。
通勤面では、JR大和路線・おおさか東線の快速停車駅である「久宝寺駅」から徒歩約8分(約0.6km)と希少な駅近立地を確保した。同駅は「大阪駅」へ約25分、「難波駅」へ約20分と主要ターミナルからのアクセスが良好で、雇用確保に優位性を持つ。周辺には住宅地が広がり、5km圏内の労働人口は約40万人を超える。
同施設は地上4階建てのBOX型施設で、1社専用のシングルテナント利用を想定する。都心近郊に位置しながら1社占有とすることで、高いセキュリティ性と運用の自由度を実現する。有効天井高は5.5m、床荷重は1.5t/㎡を確保し、重量物を含む多様な荷物に対応する。
 施設内には各階にトイレを設置し、敷地内には100台を超える自転車駐輪スペースを確保するなど、雇用確保を支える設備を整える。八尾市は広域交通網へのアクセスに優れ、住宅開発が進む地域でもあり、安定した人材確保が期待できる物流拠点だ。
 サステナビリティ面では、LED照明の採用など省エネルギー対応を進めるほか、CASBEE認証とZEB認証の取得を予定している。
 日本GLPは、老朽化施設からの移転や分散拠点の集約化を検討する企業の受け皿として「Marq 八尾3」を提供し、成長が続く八尾エリアにおけるサプライチェーン最適化を後押しする方針だ。

※「Marq 八尾3」の施設概要
所在地:大阪府八尾市神武町1-68
敷地面積:約6,200㎡
延床面積:約1万7,000㎡
構造:地上4階建て、耐震構造
着工:2026年5月
竣工:2027年11月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)

■永尾運送(株)<5月11日>
本社改装と新物流拠点「永尾LC」新設により事業展開を強化/配送・保管・加工を一体化する「N-BASE」構想を本格始動/時間制輸送と共同配送を組み合わせた新物流モデル


 永尾運送(株)は、3月に本社建て替えと新物流拠点「永尾LC」が完成したことを受け、5月に稼働させた。今回の投資は保管力強化に加え、同社が掲げる物流ブランド「N-BASE」構想の実装を目的とした戦略的取り組みとなっている。
 新拠点は近畿自動車道「摂津南IC」「摂津北IC」から約10分の立地に位置し、関西圏への迅速な配送を可能にする。本社事務所を併設することで、現場と管理部門の一体運営を実現する。1階は重量物に対応する高耐荷重仕様、2階は空調設備を備え、多品種商材の保管に適した設計とした。
 「N-BASE」構想は、配送・保管・加工を一体化し、物流工程の分断を解消するサービス基盤だ。「永尾LC」で保管した商品を、同社の「ヨジカン便」や「Nコンボ便」で最適ルート配送する。ルート選定はAIシステムと配車担当者が組み合わせて行う「おまかせルートサービス」により効率化する。
 「ヨジカン便」は4時間単位で利用できる時間制チャーター便で、24時間365日対応する。繁忙期の増便や緊急配送、イベント搬入出など多様なニーズに応え、従来の1日貸切型より柔軟な運用を可能にする。時間帯別の料金体系により物流コストの見える化も進む。
 「Nコンボ便」は新聞との小口共同配送サービスで、1ケースから対応する。路線便では扱いにくい商材にも対応しつつ、チャーター便より低コストで提供する。複数荷主の荷物を同一車両で配送することで積載効率を高め、「永尾LC」の保管機能と連携した一時保管やまとめ出荷にも対応する。
 「永尾LC」では、検品・仕分け・ラベル貼付・セット組みなどの流通加工にも対応し、入荷から加工、出荷までを一元管理する。従来は保管会社・加工会社・配送会社に分かれていた工程を一本化することで、リードタイム短縮、コスト削減、管理負荷軽減、品質向上を実現する。
 物流業界では小口化・多頻度化が進み、2024年問題も重なるなか、永尾運送は「永尾LC」を起点に「輸送力」だけでなく「物流設計力」を強化する方針だ。「N-BASE」構想のもと、高付加価値物流サービスの拡充を進め、関西エリアにおける持続可能な物流の実現を目指す。

※「永尾LC」の施設概要
倉庫種別:営業倉庫
構造:鉄骨造2階建て
延床面積:716.81㎡(216.81坪)
フロア構成:1階①⇒266.47㎡(80.60坪)、1階②⇒223.96㎡(67.74坪)、2階③⇒226.38㎡(68.47坪)
耐荷重:1階⇒2t/㎡、2階⇒900kg/㎡
バース:高床バース

■三井物産都市開発(株)<5月11日>
首都高や圏央道の各ICに近接する広域配送拠点「LOGIBASE上尾」が完成/国道16号・17号が活用可能な好立地に新設/5月からテナントによる1棟貸し形態で稼働開始


 三井物産都市開発(株)は、埼玉県上尾市中新井で開発を進めていた物流施設「LOGIBASE 上尾」が竣工したと発表した。同物件はすでにテナント企業による1棟利用で稼働を開始している。
 同施設の建設地は、首都高や圏央道の各ICが利用可能なほか、国道16号や17号といった主要な幹線道路にも近接する。首都圏全域を網羅する広域配送に適しており、物流立地としての優位性が高い。
 同社は三井物産グループの国内不動産開発事業を担う企業として、多様な企業活動のニーズに応える適地を見定めた施設展開を継続する。今後も物流効率化に寄与する施設開発事業を積極的に推進し、安定的な物流網の構築を支援していく方針だ。

※「LOGIBASE上尾」の施設概要
所在地:埼玉県上尾市中新井坊山499-6
敷地面積:7,051.59㎡(2,133.10坪)
延床面積:1万4,427.36㎡(4,364.27坪)
構造規模:鉄骨造、地上4階建て
竣工:2026年4月

■TC神鋼不動産(株)<5月11日>
兵庫県尼崎市で冷凍冷蔵倉庫「AS-LOGI COLD尼崎」開発に着手/可変温度区画と自然冷媒を備える先進物流施設/阪神高速至近で多方面配送に対応する戦略立地


 TC神鋼不動産(株)は、自社物流施設ブランド「AS-LOGI」シリーズで初となる冷凍冷蔵倉庫「AS-LOGI COLD 尼崎」の開発に着手した。竣工は2028年秋頃を予定しており、関西圏で増加する冷凍・冷蔵物流需要に応える基幹拠点として位置付ける。
 同施設の計画地は阪神高速3号神戸線「尼崎西IC」から車で約1分、阪神高速5号湾岸線「尼崎末広IC」から約4分と高速道路網へのアクセスに優れる。敷地は国道43号に面し、多方面への配送に適した立地だ。阪神本線「尼崎センタープール前駅」と「出屋敷駅」から徒歩約8分と通勤利便性も高い。隣接する商業施設「アマドゥ」には飲食店などが集積し、従業員の休憩環境向上にも寄与する。
 同施設は地上5階建て(倉庫部4階建て)のBOX型物流施設で、床荷重1.5t/㎡、梁下有効高5.5mを確保する。荷物用エレベーター1基と垂直搬送機3基を設置し、上下階の搬送能力を高めた。屋上には太陽光発電設備の設置を予定し、環境負荷低減にも取り組む。
 同施設の倉庫保管スペースの約6割を+5℃~-24℃に対応する可変温度区画として計画する。バース階を除く全倉庫階で温度帯を柔軟に設定でき、食品や医薬品など多様な温度管理ニーズに応える。冷凍冷蔵設備には自然冷媒を採用し、環境配慮型の温度管理体制を構築する。
 トラックバースは10tトラック10台、40ftセミトレーラー2台など計15台が同時接車可能で、多様な車格に対応する。関西圏の広域配送に加え、港湾エリアや都市部へのアクセスにも優れ、冷凍・冷蔵物流の効率化に寄与する施設となる。
 TC神鋼不動産は、「AS-LOGI」シリーズの新たな展開として冷凍冷蔵領域を強化し、サプライチェーンの高度化に貢献する方針だ。

※「 AS-LOGI COLD 尼崎」の施設概要
所在地:兵庫県尼崎市道意町7-1-13
敷地面積:6,444.92㎡ (1,949.59坪)
延床面積:1万5,660.87㎡ (4,737.41坪)
構造: 鉄骨造、地上5階建て(倉庫部4階建て)、 BOX型
竣工: 2028年秋頃(予定)

■(株)大阪屋ショップ<5月12日>
グループ会社 アイディック(株)の新物流拠点「射水DC」が6月から段階的に稼働開始/最新自動倉庫を核に物流品質高める新基盤構築/成長戦略と出店拡大に対応する物流体制を再構築


 大阪屋ショップ(株)は、グループ会社のアイディック(株)が富山県射水市で整備を進めていた新物流拠点「射水ディストリビューションセンター」(=射水DC)が竣工し、6月から段階的に稼働開始すると発表した。5月13日には竣工式と施設内見学会を実施する。同施設は7月から本格稼働し、グループの成長戦略を支える物流基盤として機能する。
 同施設は、大阪屋ショップグループとして初の大型物流センターで、最新の自動倉庫機能を備える。倉庫運営はアサヒロジスティクス(株)との協業により、設備・システム・運営一体を最適化することで省人化と処理能力向上をともに実現する。
 同施設の役割は、①グループ成長戦略に対応するバックシステムの再構築、②物流品質の向上、③今後の出店やMDへの対応――の3点に整理される。常温商品の在庫機能と配送機能を併せ持ち、商品仕入れから店舗納品までの最適化を図る。自動倉庫システムの導入により、入出庫・保管・ピッキング工程の自動化を実現し、作業効率の向上と人手不足の課題解消を進める。これにより在庫管理や出荷精度などの物流品質も高まる。
 同施設は、グループの物流再編における中核拠点として、今後の出店拡大にも対応する。物流基盤を強化することで、店舗運営の効率化や商品供給の安定化を図り、グループ全体の競争力向上につなげる狙いだ。
 大阪屋ショップグループは、同施設の稼働を機に、取引企業とともにサービス向上を進め、より多くの顧客に価値を提供する店舗づくりと基盤整備を進める方針だ。

※「射水DC」の施設概要
所在地:富山県射水市黒河36番地
敷地面積:7,000坪
延床面積:3,500坪・2階建て
取扱商品:常温ドライグロサリー、菓子、酒、雑貨、PB
初年度取扱高:200億円(最大300億円)
配送エリア:北陸・東海エリア 約90店舗
主な機能:常温商品の在庫機能および配送機能

■東京ガス不動産(株)<5月13日>
横浜市磯子区の臨海部で建設を進めていたBTS型物流拠点「スタリア磯子」が完成/首都高速湾岸線の出入口に近接する立地で都市内配送網を強化/再生可能エネルギーの活用や非常用発電機の導入でBCPを強化


 東京ガス不動産(株)は、横浜市磯子区で開発を進めていた物流施設「スタリア磯子」が3月31日に竣工したと発表した。
 同施設は、同社が初めて自社単独で開発を手がけた物件。建設地は「横浜港」エリアに近接する臨海部に位置し、首都高速湾岸線の「磯子出入口IC」から約1.3kmの地点にある。港湾エリアや市内の主要物流拠点へのアクセスに優れ、幹線道路との接続性を生かした高い交通利便性を備える。
 施設は地上4階建てのBOX型倉庫で、1階には18台のトラックが接車可能な片面バースを設けた。各階の有効階高は5.5m、床荷重は1㎡あたり2.0tを確保している。特定テナントの要望を反映したBTS型とし、2階は10度帯、3階は20度帯での運用が可能な定温倉庫仕様とした。また、1階と4階には泡消火設備を導入し、指定可燃物の保管にも対応する。
 就業環境の整備にも注力した。施設内にはラウンジや屋上テラス、ドライバー休憩室などの共用スペースを充実させたほか、1階には結露抑制や夏季の体感温度低減に寄与するリボリューションファンを2基設置した。
 環境面では太陽光発電ソリューションを導入し、再生可能エネルギーを活用する。災害対策として35時間稼働する非常用発電機を備え、レジリエンスを強化した。同社は今後も多様なアセット開発を通じて、社会インフラを支える不動産価値の向上を目指す方針だ。

※「スタリア磯子」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市磯子区新磯子町30-8の一部
敷地面積:9,909.26㎡
延床面積:2万234.17㎡
構造・階数:S造4階建て
着工:2025年1月着工
竣工:2026年3月末

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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