横浜冷凍(株)⇒岡山市南区で建設を進めていた物流施設「岡山CONNECT物流センター」が竣工/物流2024年問題への対応で保管・仕分け・流通などの機能を集約、トラックスイッチ輸送も開始予定

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 横浜冷凍(株)は、岡山県岡山市南区海岸通で建設を進めていた物流施設「岡山CONNECT物流センター」が竣工したと発表した。
 同施設は、中四国エリア初となる本格的な冷凍倉庫機能を備えた物流拠点で、関西・九州・四国を結ぶ要衝に位置する。高速道路インターチェンジからのアクセスにも優れ、広域配送の効率化を実現する物流戦略拠点として、地域経済と流通網のさらなる発展に寄与する。物流2024年問題への対応で保管・仕分け・流通などの機能を集約。中継・集約型物流の効率化を図ることが可能な「CONNECT(つなぐ)」をコンセプトとしており、運送協力会社の協力を得てトラックスイッチ輸送も開始するという。
 同施設はL字型トラックバースを完備した環境配慮型の次世代型冷蔵倉庫で、省エネの取組の一つとして、同社最大級の太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入している。平常時はもちろん災害等の非常時にも同施設で発電したエネルギーで倉庫内を冷却することができる。また、同施設の社用車にはEVを採用。太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションも設備されている。災害時には非常用電源として利用可能で、BCP対策にもなっている。

※「岡山CONNECT物流センター」の施設概要
所在地:岡山県岡山市南区海岸通2-4-31
構造・規模:鉄筋コンクリート造 3階建て 一部鉄骨造
敷地面積:2万3,102㎡(6,988坪)
延床面積:2万8,787㎡(8,708坪)
建築面積:1万349㎡(3,130坪)
収容能力:3万51t(F級:2万4,914t C&F級:4,537t C級:600t)
導入設備:省エネ型自然冷媒冷却設備、F級/C級/C&F級用⇒Newton R8000×2基(NH3/CO2冷凍機)、F級用(シットリーⅡ)⇒Newton F-600×1基(NH3/CO2冷凍機)、低温室用(1-3階・陽圧)⇒Newton C×2基(NH3/CO2冷凍機)、陽圧デジカント空調システム、自然対流冷却方式、移動棚(8,816PL)、カーゴナビゲーションシステム、EV自動充電ステーション、自立機能式パワーコンディショナーシステム(太陽光発電設備)、太陽光発電設備(665.5㎾)、リチウムイオン蓄電池(430㎾h)、ジェネレーター、ソーラーシステムによるBCP対策 など

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