
郵船ロジスティクス(株)は独現地法人のYusen Logistics (Deutschland) GmbHがボトロップに大型ロジスティクスセンターを新設し、稼働を開始したと発表した。
新ロジスティクスセンターはドイツ有数の工業都市デュイスブルクから約20kmの距離に位置する。敷地面積は約10万㎡で、2つの棟で構成(延床面積約5万7,000㎡)。主に耐久消費財を取り扱う。最大5万パレットの保管が可能で、88カ所のトラックドックを備えており、最適化された倉庫管理システムにより効率的な保管を実現するとしている。
新ロジスティクスセンターは環境負荷が少ない資材を利用して建設された。ソーラーパネルの設置や電動フォークリフトの導入により、年間約7,000tの温室効果ガス排出量削減を見込む。新ロジスティクスセンター開設にあたっては、ボトロップ市協力のもと、製鉄会社の施設として利用されていた空き地を活用した。建屋は明るくモダンな内装で従業員が快適に働ける空間を演出。敷地内の緑化を推進し、地域に開かれた公園のように施設とした。WELL認証(国際ウェルビーイング協会が人々のウェルビーイングの観点から建築物を評価する制度)にも準拠しているという。