
三和倉庫(株)は6月、大阪府大東市に国内最大規模となる3,400パレットの保管能力を備えた危険物自動倉庫を新設する。関西圏で深刻化する化学品物流の保管能力不足を解消し、最新の自動化システムによって人為的事故のリスクを最小化するのが狙いだ。
新施設は消防法上の危険物第4類(第1~4石油類)のほか、毒劇物の取り扱いも可能となっている。「ダブルディープ方式」の自動倉庫を採用することで高密度な保管を実現し、ドラム缶や一斗缶、IBCタンクなど多様な荷姿に対応する。安全面では自動化により人的作業を減らすほか、減振ラックや非常用電源を完備した。内陸に位置するため津波や高潮の影響を受けにくく、災害時でも西日本への安定供給を維持するBCPを確保している。
立地は「東大阪JCT」や「門真JCT」から5km圏内とアクセスに優れる。大阪南港からは約25kmの距離にあり、近畿自動車道や第二京阪道路といった幹線道路を通じて京都、兵庫、奈良方面への配送にも適している。京阪神エリアを網羅する広域配送や中継拠点としての活用を見込む。
関西圏は化学品製造業が集積している一方で、物流施設の老朽化や不足が課題となっていた。同社は新拠点を関西エリアにおける危険物物流の中核と位置付け、化学品業界の顧客のビジネス拡大と持続可能な物流インフラの実現に貢献していく方針だ。
※「危険物自動倉庫」の施設概要
所在地:大阪府大東市氷野3-13-15
延床面積:約4,000㎡
保有能力:1万3,600本(200ℓドラム換算)、IBCタンク対応可能
法規制対応:消防法危険物第4類(第1~4石油類)、毒物及び劇物取締法
