
三和倉庫(株)は、神奈川県横浜市緑区の横浜事業所に厳格な温度管理が可能な定温自動倉庫を新設する。6月稼働を目指し、医薬品や化粧品、食品添加物などの安全供給体制を整える。最新のGDPガイドラインに適合し、薬剤師が在籍することで最高水準の品質管理を提供する。
新施設は「ダブルディープ方式」の自動倉庫を採用し、保管効率を最大化する。保管能力は自動倉庫で4,000パレット、荷捌きエリアで1,000パレットの計5,000パレットに及ぶ。24時間の温度監視システムを導入し、全室で20度から25度の定温定湿管理を行う。また、フロアごとに独立した動線を確保する垂直搬送機を備え、他貨物との接触リスクを排除した専用スペースとしての運用も可能とする計画だ。
立地は東名高速道路「横浜青葉IC」から約5km(約13分)、「横浜町田IC」から約9km(約20分)と首都圏西部への配送拠点として優れる。全天候型のトラックバースやドックレベラーを装備し、雨天時の作業維持や荷役時間の短縮を図ることで、ドライバーの負担軽減にもつなげる。
環境や災害への対策も強化した。太陽光パネルによる自家発電やLED照明を導入するほか、非常用電源と減振ラックを完備し、災害時でも物流を止めない事業継続性(BCP)を確保する。同社は本倉庫を首都圏における定温物流の中核拠点に位置付け、持続可能なサプライチェーンの構築に貢献していく。
※「定温自動倉庫」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市緑区上山1-16-1
延床面積:7,941.9㎡
保管能力:5,000パレット/自動倉庫4,000パレット、荷捌きエリア1,000パレット
対応可能商品:医薬品、化粧品、食品添加物など温度管理が必要な商品
