2023年– date –
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(株)ZOZO/自動化で30%省人化に成功した新物流拠点 「ZOZOBASEつくば3」が本格稼働/11月からの全機能稼働により、時間あたり出荷能力は最大1万件を見込む
(株)ZOZOは、同社最大規模の新物流拠点「ZOZOBASEつくば3」が2023年11月1日に本格稼働したと発表した。同拠点は、今後の商品取扱高の成長を見据えて開設した5つ目の物流拠点で、商品の入荷・保管・出荷機能を有する。2023年2月の竣工後、工事等を経て、8月より保管・出荷機能を順次稼働開始し、11月1日に入荷を含む全機能が稼働開始した。出荷能力は、最大で1時間あたり1万件を見込んでいるという。 アイテムごとに形状が異なり、かつ小ロットで多品種という商品の特性をもつ同社では、物流拠点の自動化は難し... -
■物流施設 投資関連情報2023版<10.26~11.1>
<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> ■(株)永谷園ホールディングス<10月27日>茨城県高萩市に新工場を建設/生産効率向上や環境配慮等の推進で生産体制をさらに強化 (株)永谷園ホールディングスは、「生産効率の向上」や「環境への配慮」等の推進により生産体制の更なる強化を図るため、10月27日開催の取締役会で同社グループの基幹工場となる新工場の茨城県高萩市内での建設を決議した。 ※ 新工場の概要所在地: 茨城県高萩市大字赤浜 赤浜地区工業団地敷地面積:約4万5,000 ㎡着工予定時期... -
オリンパス(株)・相模原物流センター 出荷・ピッキング工程自動化で庫内業務を大幅に効率化持続可能な物流実現のための体制が整う
高度医療機器を提供するメドテックカンパニー、オリンパス(株)の物流拠点改革が進展している。主力国内物流拠点の相模原物流センター(相模原市南区、DLP相模原内)には将来構想を踏まえて自動化設備・機器を導入し、庫内作業の効率化と省人化を図り、想定目標を大幅に上回る成果を達成。今後は工場も含めたサプライチェーン全体での物流効率化をさらに促進するとともに、環境負荷を低減した持続可能な物流体制構築を目指す構えだ。そこで本稿では、同社・相模原物流センターにおける自動化設備・機器導入の背景... -
月刊「LOGI-EVO」11月号が発刊!
CONTENTS ー 18ページ <REPORT>出荷・ピッキング工程自動化で庫内業務を大幅に効率化持続可能な物流実現のための体制が整うオリンパス(株)・相模原物流センター 【トピックス①】生産・物流現場の改善ヒントを提案「id-Fair~POWER MOLLER 運び方改革展」を3年ぶりに開催伊東電機(株) 【トピックス②】サプライチェーン改革のソリューション提案を一堂に「UCHIDAビジネスITフェア2023」(東京会場)を開催(株)内田洋行 11月号はこちらをクリック -
三菱倉庫(株)、(株)キユーソー流通システム/2023年12月4日から関東~関西間で医薬品の中継リレー輸送を開始/医薬品GDPに対応した専用車両を使用
三菱倉庫(株)、(株)キユーソー流通システムは、2023年12月4日より、医薬品GDPに対応した専用車両を使用し、関東~関西間において医薬品の中継リレー輸送を開始する。 同輸送は、三菱倉庫(株)のグループ会社であるDPネットワーク(株)が展開する医薬品GDP輸送サービス『DP-Cool』のために同社が開発した車両2台を(株)キユーソー流通システムのグループ会社キユーソーティス(株)が利用し、関東・関西の中間に立地する「コネクトエリア浜松」他において関東発・関西発のそれぞれのドライバーが交代することで、車... -
ニュース・トピックス(2023年10月24日~10月30日)
物流に関連する(2023年10月24日~10月30日)の主なニュース・トピックスを以下紹介 ■宅配・運賃/佐川急便(株)⇒宅配便などの届け出運賃を2024年4月1日から改訂/持続可能な物流インフラの維持と品質の向上が目的 ■医薬品・輸配送/三菱倉庫(株)、(株)キユーソー流通システム⇒2023年12月4日から関東~関西間で医薬品の中継リレー輸送を開始/医薬品GDPに対応した専用車両を使用 ■MH・ロボット/シャープ(株)⇒倉庫内オペレーションの生産性向上に貢献する「ロボットストレージシステム」を開発/倉庫の収納力拡大と... -
ユニ・チャーム(株)/グループ生産子会社が静岡県島田市で建設していた新工場が竣工/生産拠点集約で生産能力増強と物流効率の改善などを図る
ユニ・チャーム(株)のペットケア用品生産子会社であるペパーレット(株)は、静岡県島田市に新工場を建設し、2023年10月17日に竣工式を行った。 ペパーレットは、猫用トイレの「紙砂」を世界で初めて開発した企業。1975年に創業し、2012年よりユニ・チャームグループの一社として事業を展開している。ユニ・チャームはペットケアカテゴリーの供給力増強を進めており、その一環としてペパーレット新工場の建設を進めてきており、このほど竣工を迎えた。これまで一部に分散していた生産拠点を新工場に集約すること... -
■昭和産業(株)/神戸工場内の製粉立体自動倉庫を更新/35億円を投じて物流機能の改善・効率化を図る
昭和産業(株)は、物流機能の改善・効率化を図るため、神戸工場(兵庫県神戸市)内の製粉立体自動倉庫を更新し、新設すると発表した。設備投資金額は 35億円で、2026年2月に完成し、稼働開始する予定だ。 昭和産業グループは 現在、90 周年を迎える 2025 年度に向けた長期ビジョン「SHOWA Next Stage for 2025」の実現に向けて「中期経営計画 23-25」に取り組んでおり、その基本戦略の一つとして「基盤事業の強化」を掲げている。物流業界は現在、労働力不足が顕在化し、ドライバーの労働時間に上限が課せられる... -
■物流施設 投資関連情報2023版<10.19~10.26>
<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> ■大同特殊鋼(株)<10月18日>ベトナムの新工場が開所式を開催/成長市場の捕捉を目指し工具鋼海外拠点の生産能力を強化 大同特殊鋼(株)連結子会社である DAIDO DMS VIETNAM CO.,LTD.(DMSV)は10月10日、ベトナムで新工場開所式を行った。 DMSVは、大同特殊鋼(株)と同社連結子会社である大同DMソリューション(株)の両社で2008年にベトナムに設立した、金型用鋼の加工販売拠点。事業拡大に備えて新工場を建設し、2023年5月に旧工場から転居、同月に稼働を開... -
日本郵便(株)、佐川急便(株)/不在持ち戻りの佐川急便荷物を郵便局窓口で受取/再配達回数抑制やCO2排出量削減、ドライバー業務効率化などにより宅配サービスの持続可能性高める
日本郵便(株)と佐川急便(株)は10月23日、不在持ち帰りとなった佐川急便荷物の郵便局窓口での受け取りサービスを開始する。 これまで両社は、利便性向上を目指し、受け取り方の多様化促進に取り組んできた。そして受取拠点の共同化を行うことで、さらなる利便性向上を図る。再配達回数を抑止し、CO₂排出量削減やドライバー業務の効率化に繋げ、宅配サービスの持続可能性を高める。 同取り組みは、両社の限られた人的資源や施設を有効活用することで、物流業界における2024年問題への対策としての再配達削減およ... -
ニュース・トピックス(2023年10月17日~10月23日)
物流に関連する(2023年10月17日~10月23日の主なニュース・トピックスを以下紹介 ■環境・輸配送/日本郵船(株)⇒6隻目のLNG燃料自動車専用船「SUMIRE LEADER」が就航/マツダ(株)向けの輸送を開始 ■環境・宅配/日本郵便(株)、佐川急便(株)⇒不在持ち帰りの佐川急便荷物を郵便局窓口で受取/再配達回数抑止やCO₂排出量削減、ドライバー業務効率化などにより宅配サービスの持続可能性高める ■EC・宅配/アマゾンジャパン(同)⇒リヤカー付き電動アシスト自転車による商品配達サービスを開始/数年以内に順次配達エリア... -
(株)イーアンドフーズ/ 群馬県邑楽郡板倉町の関東工場隣接地に新物流拠点「関東ロジスティクスベース」を建設/最新鋭の物流技術導入で冷凍食品の需要増加と「物流2024年問題」への対応を図る
(株)イーアンドフーズは、群馬県邑楽郡板倉町にある関東工場の隣接地に新物流拠点「関東ロジスティクスベース(KLB)」を建設すると発表した。 KLBは、トラックドライバーに時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」を見据えて建設する物流施設。隣接工場で生産された「大阪王将 羽根つき餃子」などの製品の商品名、賞味期限、ロットなどをQRコードで識別・管理するシステムの導入により、オペレーションを自動化して保管できる体制を整える。倉庫作業の大半の自動化により、庫内作業スタッフとヒューマ... -
日本出版販売(株)/「物流再編プログラム」の第1弾として2024年秋に新拠点を開設/ロボティクス活用や新倉庫管理システムの導入などで拠点機能を高度化
日本出版販売(株)は、先般発表した「物流再編プログラム」の第1弾として、2024年秋にロボティクスの活用や新しい倉庫管理システムの導入などにより高度化された新拠点を埼玉県新座市に開設する。物流再編プログラムは、持続可能な出版流通の実現に向け、日販グループ全体の物流コストを低減するとともに、取引先のニーズに合わせた最適化な物流を提供するために策定したもの。新拠点の特長などは下記のとおりだ。〇新拠点の特徴①書店様の売場展開に合わせた文具・雑貨商品などの出荷拠点を拡張し、保管・仕分・... -
■物流施設 投資関連情報2023版<10.12~10.18>
<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> ■日本出版販売(株)<10月12日>「物流再編プログラム」の第1弾として2024年秋に新拠点を開設/ロボティクス活用や新倉庫管理システムの導入などで拠点機能を高度化 日本出版販売(株)は、先般発表した「物流再編プログラム」の第1弾として、2024年秋にロボティクスの活用や新しい倉庫管理システムの導入などにより高度化された新拠点を埼玉県新座市に開設する。物流再編プログラムは、持続可能な出版流通の実現に向け、日販グループ全体の物流コストを低減す... -
積水樹脂(株)/ダブル連結トラックを利用した製品の輸送を開始/ドライバーの働き方改革やCO2排出量削減に貢献
積水樹脂(株)は、同社グループの滋賀物流センター(滋賀県東近江市)から関東エリアへの輸送の一部でダブル連結トラックの利用を実施する。物流2024問題への対応策の1つで10月中にスタートする予定。ダブル連結トラック導入で輸送量当たりのトラック運転時間が減るため、CO2排出量を4割削減できる見込みだ。 「ダブル連結トラックの導入促進」は、2023年6月に政府が発表した「物流革新に向けた政策パッケージ」の中の物流効率化のための具体的な施設の1つ。1台で大型トラック2台分の輸送力を確保できることか...