■物流施設 投資関連情報2023版<10.19~10.26>

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<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 

■大同特殊鋼(株)<10月18日>
ベトナムの新工場が開所式を開催/成長市場の捕捉を目指し工具鋼海外拠点の生産能力を強化

 大同特殊鋼(株)連結子会社である DAIDO DMS VIETNAM CO.,LTD.(DMSV)は10月10日、ベトナムで新工場開所式を行った。
 DMSVは、大同特殊鋼(株)と同社連結子会社である大同DMソリューション(株)の両社で2008年にベトナムに設立した、金型用鋼の加工販売拠点。事業拡大に備えて新工場を建設し、2023年5月に旧工場から転居、同月に稼働を開始した。
 同工場の面積は旧工場の約3倍で、在庫保管能力が強化されている。スペースに余裕があるため、既存の機械加工ラインに加え、新たに熱処理ラインと表面処理ラインを導入し、製造プロセスも拡張。DMSVはさらに、作業および物流効率に配慮したレイアウトとし、生産能力向上を図る考え。
 DMSVは今後、大同特殊鋼の工具鋼製品の素材提供から加工および熱処理まで製造プロセスを手掛けることで、成長著しいベトナム市場においても日本国内同様の品質・サービスを提供していく。

※DAIDO DMS VIETNAM CO.,LTD.工場の施設概要
所在地:ベトナム社会主義共和国フンイェン省ヴァンラム郡ミンハイ村 フォーノイ A 工業団地 F ゾーン F2 通
事業内容:金型用鋼の販売、金型用プレート加工販売、金属製品の熱処理
土地・建物:敷地面積 9,955 ㎡、工場建屋・事務所棟
設備構成:フライス加工機 8基、研削盤 3基、切断機 5基、真空熱処理炉 1炉、焼戻炉 3炉、窒化炉 1炉、ショットブラスト 1基
設備能力:(製造)月産80t、(倉庫)保管能力700t
立上状況:2022年9月着工、2023年4月工場建屋・事務所棟竣工、2023年5月設備据付完了・営業生産開始(月産80t程度)

■大和物流(株)<10月18日>
つくばエリアで2拠点目となる「つくばロジスティクスセンターⅡ」を開設/物流2024年問題に対応した先進的な施設仕様

 大和物流(株)は、大和ハウス工業(株)が茨城県つくば市に開発した物流施設「DPL つくば谷田部」を全棟賃借し、「つくばロジスティクスセンターⅡ」として開設した。
1.開設の⽬的
 同社は 2017 年、同市で「つくばロジスティクスセンター」を開設し、主に大和ハウス工業の調達物流業務を担う、建築建材物流の旗艦拠点として運営してきた。つくばエリアは、首都圏全域へのアクセスに優れ、拠点コストが1都3県に比べて安価であることから、物流センターの需要が高く、「つくばロジスティクスセンター」も満床稼働の状況が続いている。こうした状況を踏まえ、今回は「つくばロジスティクスセンターⅡ」を開設し、つくばエリアにおける物流センターネットワークの強化に至ったものだ。
2. 同センターの特長
(1)⾸都圏全域への広域配送に適した好⽴地
 同センターは、首都圏と東北地方を結ぶ常磐自動車道「谷田部IC」から約 5.5km、圏央道「つくば中央IC」から約 7.5km の距離に位置しており、都心部向けの配送拠点から首都圏を広域にカバーする拠点まで幅広い用途に適している。また、同センターは「つくばロジスティクスセンター」から約 3km の距離にあり、作業員や車両などのリソースを共有することで、繁閑差への対応など効率的な業務運営が可能になる。
(2)1 フロア 5,000 坪の広⼤な⾯積を活かした効率的なオペレーション設計
 同センターは、1フロア約 5,000坪の広大な面積を有し、センターの運営に高い汎用性がある。在庫保管型のセンターから仕分けを中心とした通過型センターまで、様々な種類の物流センター運営に適応した、効率的な庫内オペレーション設計が可能で、ニーズに合わせたサービスの提案が可能となる。
(3)物流 2024 年問題に対応した先進的なセンター仕様
 同センターは、両面トラックバース仕様で最大72台の接車が可能。荷待ち・荷役作業などにかかる時間が短縮できることから、物流2024年問題の課題である、トラックドライバーの長時間労働改善に対応した先進的な物流センターであるといえる。また、同センターではバース予約管理システム導入も予定している。荷待ち・荷役作業などにかかる時間の把握および短縮に向けた取り組みを推進し、ドライバーファーストなセンター運営を目指す。
3.オンサイト PPA による再エネ電⼒の活⽤
 今後、同センターの屋上に太陽光発電設備(発電容量:2,396kW)を設置し、オンサイト PPA モデルによる再生可能エネルギーの供給を受ける予定。年間電力使用量のうち約101万kWh を、同センターの太陽光発電設備による再生可能エネルギーで賄い、脱炭素社会の実現に貢献する。

※「つくばロジスティクスセンターⅡ」の施設概要
所在地:茨城県つくば市みどりの南23-1
延床面積:4万1,292.60㎡
構造:鉄骨造 地上2階建て
バース形状:両面トラックバース/高床式
接車台数:72台
床荷重:各階1.5t/㎡
設備:貨物用エレベーター 3.5t:6 基 ドックレベラー:4 基
環境設備 :太陽光発電設備 (発電容量:2,396 kW 、モジュール出力:約 2,400kW、パワコン出力:約 1,700kW、年間予定発電量:約 101 万 kWh)
開設:2023年10月18日

■(株)シーアールイー<10月19日>
連結子会社参画のJVが物流施設開発用地の売買契約を締結
インドネシアのジャカルタ東部チャクン地区内に立地

 (株)シーアールイー連結子会社のCRE Asia Pte. Ltd.が参画する合弁会社Cella Management Pte.Ltd.(JV)が、2号案件として、マルチ型物流施設開発用地の売買契約を締結した。
 同施設開発用地は、インドネシアのジャカルタ東部チャクン地区内で、最寄りの高速道路入り口から約0.5kmに位置しており、ここに本JVで初となる2階建て倉庫を開発する。ジャカルタ市内は事業用地が限られており、当該地区は数少ない開発可能地の一つ。人口密度の高い工業地帯に位置し、ハラパン・インダ居住区に直結しているため、周辺の日用消費財工場やEC事業者からの保管需要が見込まれる。港にも近く、輸出入のサプライチェーンのほか、ブカシ県に位置する工業団地とジャカルタ市内を繋ぐストックポイントとしての機能を有している点もアピールポイントだ。

※ジャカルタ チャクン地区物流施設の施設概要
物流施設:マルチ型物流施設
建物構造:地上2階建て
延床面積:約10万1,000㎡
竣工予定:1階部分:2024年 秋 2階部分:2025年 夏

■(株)シーアールイー<10月20日>
大型物流施設「ロジスクエア一宮」が竣工/大手物流企業2社の賃貸

 (株)シーアールイーは、愛知県一宮市で開発を進めていた大型物流施設「ロジスクエア一宮」が竣工したと発表した。同施設については、竣工前に国内大手物流企業2社と賃貸借契約を締結しており、すでに稼働率100%となっている。
 同施設は、東西の大動脈の一つである名神高速道路、東海地方と北陸地方をつなぐ東海北陸自動車道の結節点である「一宮JCT」、地方主要道路である西尾張中央道に隣接しており、令和3年3月に供用を開始した東海北陸自動車道「一宮稲沢北IC」から約0.5km、「一宮西IC」から約3.8kmに立地。当該道路ネットワークの活用により、大消費地である名古屋市内への配送、広域物流拠点としての優位性も備えている。
 同施設が立地する愛知県一宮市は人口37万8,000人超で、世帯数も約16万7,000世帯と多く、鉄道・高速道路の利便性も高い。令和3年4月からは愛知県の中核市に移行しており、雇用確保の観点でも優位性を備えた立地となっている。
 同施設は、地上4階建て、延床面積6万641.34㎡の物流施設。3階には大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを、1階および3階にはトラックバースを備えるマルチテナント型施設となっている。最上階には、雇用促進や職場環境の向上を目的に、入居テナントが利用できるカフェテリアが配置されている。
 倉庫部分は、外壁に金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/㎡(2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは5.5m以上(一部除く)、照度は平均300ルクスを確保し、昇降設備は、荷物用エレベーター(積載荷重4.1t)8基、垂直搬送機3基を実装している。
 同施設はまた、荷物用エレベーターや垂直搬送機の増設、事務室の増設、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場の確保等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応が可能。様々な物流ニーズに対応可能な機能性・汎用性を兼ね備えた同社基本スペックを有している。
 環境対策では、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用し、環境や省エネルギーに配慮し、CASBEE建築(新築)のランクA、BELS評価ファイブスター、ZEBの認証を取得。今後はまた、(株)エンバイオC・エナジーを通じ、同施設屋根全面に太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力の供給を受けて自家消費すると共に、FITを活用して余剰売電する計画だ。同社は、環境負荷を低減する自然エネルギーを「ロジスクエア」シリーズで活用することにより、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たしていくとしている。

※「ロジスクエア一宮」の施設概要
所在地:愛知県一宮市萩原町東宮重字江北17-1 外
敷地面積:2万7,863.83㎡
構造規模:鉄骨造 地上6階建て(倉庫:4階建て)
延ベ面積:6万0,641.34㎡
着工:2022年8月1日
竣工:2023年9月30日

■SGホールディングスグループ<10月20日>
国際事業を担うEFL Globalがイギリスに新倉庫を開設/フレイトフォワーディング事業のさらなる拡大に向けて

 SGホールディングスグループで国際事業を担うEFL Globalは、事業展開するイギリスでのさらなる事業拡大を図るため、新たな倉庫を開設した。
 SGホールディングスグループが中期経営計画「SGH Story 2024」で掲げる重点戦略である、「国際・海外向けサービスの強化」の一環として、EFL Globalは2023年4月、イギリスでのフレイトフォワーディング事業を拡大。これまで海上貨物の取り扱いのみだったが、航空貨物の取り扱いも拡大することで、ユーザーの要望や需要増加に対応するほか、取扱量の多いレーンである欧州・北米間のサービスを強化し、欧州におけるプレゼンスの向上と事業拡大に取り組んでいく。

※「EFL Global UK」の施設概要
所在地:9 Blackthorne Road,Poyle, Slough, SL3 0DQ(ロンドン・ヒースロー空港から約5㎞)
倉庫床面積:合計2,579㎡(うち、1階 2,199㎡、2階 380㎡)

■日本梱包運輸倉庫(株)<10月20日>
延床面積約3万5,000㎡の三芳営業所・新倉庫が竣工/ECや首都圏消費物流をはじめ、多様な貨物の保管に対応

 日本梱包運輸倉庫(株)の三芳営業所(埼玉県入間郡三芳町)・新倉庫が竣工した。
 同倉庫の延床面積は3万5,557㎡ で、貨物用エレベーターや垂直搬送機のほか、高床式のコンテナ・トラックピットにはドックレベラーが、さらに3階には空調機が導入されている。1~4階は耐荷重1.5t/㎡を確保。ECや首都圏消費物流をはじめ、多様な貨物の保管に対応するため、4Fには移動ラックシステムが設置されている。
 自然災害に備え、非常用発電機や太陽光発電を設置し、BCPにも対応。事務所内には吸音ブース型の商談スペースを設け、休憩室はカフェスタイルとした。多様性にも配慮し、「誰でもトイレ」が設置している。
 同営業所は、関越自動車道「三芳SIC」より3.2km、関越自動車道「所沢IC」より3.6㎞、国道254号線「藤久保交差点」より1.1㎞に面しており、交通利便性も高い。

※「三芳営業所」の施設概要
所在地:埼玉県入間郡三芳町藤久保1012
敷地面積:3万2,340㎡
構造規模:鉄骨造 4階建て
延床面積:3万5,557㎡
有効高さ:1~2階 5.5m 3階 4.5m 4階 6.0m
主要設備:太陽光発電、非常用発電機、LED照明、空調設備、貨物用エレベーター、垂直搬送機、ドックレベラー、誰でもトイレ

(株)シーアールイー<10月20日>
埼玉県草加市で物流施設「ロジスクエア草加Ⅱ」を着工/多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性のある施設に

 (株)シーアールイーは、特別目的会社を通じて埼玉県草加市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア草加Ⅱ」を着工したと発表した。竣工は2024年9月末の予定。
1.立地

 同開発予定地がある草加・八潮エリアは、都心部に隣接したロケーションと東京外環自動車道を経由した各主要高速道路への良好なアクセスにより、関東エリア全域をカバーする物流ネットワークの構築が可能であり、高い需要が集まる埼玉県内屈指の物流の要衝。首都高速三郷線「八潮南IC」より約3.6km、東京外環自動車道「三郷西IC」より約3.4km、同「草加IC」より約3.9kmの工業地域に位置し、周辺環境としては工業系施設(倉庫・工場等)が多く集積している。また、同開発予定地半径5㎞圏内の労働力人口は約25万人で、雇用確保の観点においても優位性があり、物流業務に適した立地条件を備えている。
2.施設計画概要
 建物計画は、4階建ての延床面積1万6,100.40㎡(4,870.37坪)の物流施設として開発する。トラックバースを西側・南側の2面に配置し、西側には大型トラック11台(うち4tトラック用2台)、南側には大型トラック5台、計16台が同時接車可能な高床式トラックバースを設け、6台分のトラック待機スペースと合わせて、多種多様な入出庫オペレーションが可能な汎用性のある施設計画だ。

 倉庫部分の基本スペックとして、外壁に金属断熱サンドイッチパネルを採用し、床荷重は1.5t/㎡(各階2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは各階5.5m以上を確保する。昇降設備については、荷物用エレベーター(積載荷重 3.5t、45m/min)2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー2基を実装する予定だ。さらに、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペース等の確保、事務所スペースの増床を想定した法的な対応等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応が一定の対応が可能。様々な物流ニーズに対応可能な機能性・汎用性を兼ね備えた同社基本スペックを有している。

 環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用。環境や省エネルギーに配慮した施設計画とし、BELS評価の認証を取得する予定だ。また、(株)エンバイオC・エナジーを通じ、屋根全面に太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力の供給を受けて自家消費する。さらに、発電した電力の一部を施設内に蓄電し、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も計画しており、入居テナントのBCP策定の一助になるものとなっている。

※「ロジスクエア草加Ⅱ」の施設概要
所在地:埼玉県草加市松江
敷地面積:7,772.22㎡
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 4階建て
延ベ面積:1万6,100.40㎡(予定)
着工:2023年10月1日
竣工:2024年9月下旬(予定)

■昭和産業(株)<10月23日>
神戸工場内の製粉立体自動倉庫を更新/35億円を投じて物流機能の改善・効率化を図る

 昭和産業(株)は、物流機能の改善・効率化を図るため、神戸工場(兵庫県神戸市)内の製粉立体自動倉庫を更新し、新設すると発表した。設備投資金額は 35億円で、2026年2月に完成し、稼働開始する予定だ。
 昭和産業グループは 現在、90 周年を迎える 2025 年度に向けた長期ビジョン「SHOWA Next Stage for 2025」の実現に向けて「中期経営計画 23-25」に取り組んでおり、その基本戦略の一つとして「基盤事業の強化」を掲げている。物流業界は現在、労働力不足が顕在化し、ドライバーの労働時間に上限が課せられるなどの「2024 年問題」に直面していることに加え、モーダルシフトや輸送拠点の集約などの取組で CO₂排出量を削減していく「グリーン物流」への対応も求められる状況となっている。同社はこれら課題にも対応するため、新しい立体自動倉庫では、製造から保管、ピッキング、出荷までをPCで一元管理し、現在人手を要している作業を自動化・省人化し、積込み時間や待機時間の短縮を図ることで、物流機能の改善・効率化を図る。
 同社は 「ホワイト物流」推進運動に賛同しており、自主行動宣言では「荷主側の施設面の改善」として倉庫のレイアウト変更等を掲げている。今回の更新はその施策の一つ。

※「神戸工場新倉庫」の施設概要
所在地:神戸市東灘区御影浜町5番地
延床面積:3,900㎡(倉庫、出荷場等)
投資総額:35億円
保管品目:小麦粉製品(パレット積み紙袋品)
立体自動倉庫:収容力19万袋(4,750t)
稼働:2026年2月

■(株)バローホールディングス<10月23日>
関西エリアへの事業拡大に向けて「枚方物流センター」を新設/物流機能を整備して円滑な商品供給を図る

 (株)バローホールディングスは、バローグループの関西エリアへの拡大に伴う物流機能の整備に向け、物流センターを新設すると発表した。
 (株)バローホールディングスは、1989 年にスーパーマーケット事業のチルド物流を担う物流センターを岐阜県多治見市に開設して以降、店舗網の拡大に合わせて物流網を拡張してきた。今後の関西エリアへの事業拡大にあわせて、大阪府に物流センターを新設し、円滑な商品供給を図る。

※「枚方物流センター」の施設概要
所在地:大阪府枚方市南中振3-2-27
委託先:(株)キユーソー流通システム(庫内業務)
稼働日:2024年10月予定
事業内容:チルド、氷温、冷凍、ドライ食品における仕分および在庫管理

■ラオックス・ロジスティクス(株)<10月24日>
冷凍倉庫の稼働を開始/関東圏、小ロット発送が利用しやすい物流サービスを提供

 ラオックス・ロジスティクス(株)は、栃木県栃木市の東京物流センター内の冷凍倉庫が竣工し、2023年10月25日に稼働開始したと発表した。

 ギフト販売大手、シャディをはじめとするラオックスグループ内のほか、グループ外の物流受託も担う同社の冷凍倉庫自社保有は、ギフト業界で前例のない新たなニーズに対応する試み。食品EC市場の拡大や、冷凍食品の消費増加による冷凍倉庫の需要拡大に伴い、商品セットアップ・EC(BtoB、BtoC)物流に対応する新たなサービス展開拠点として冷凍専用倉庫を開設したものだ。これにより、通常同時に扱うことのない常温製品と冷凍製品に対応するほか、冷凍保管商品を出荷時に解凍し、常温商品とセットして発送する等、保管から出荷までのきめ細かなオペレーションにワンストップで対応することが可能になる。
 同社は今後、物流機能の更なる強化、運送コストの削減、新商品販売のリードタイムの短縮など物流手配の効率化を実現していく。また、同社の強みであるギフト加工、セットアップの提案が行える物流倉庫として、冷凍ギフト商品の取り扱いに加え、冷凍倉庫の利用が欠かせない食品メーカー向けのセットアップ業務など、新たな業務を受託していく。
 同倉庫は東北道「佐野IC」から約10分の立地で、物流施設として、都心をはじめ関東圏へ高い交通利便性を有している。品質・鮮度の維持・管理のほか、小ロット発送、常設商品やシーズン限定商品の一時保管など、利用しやすいサービスを提供することで、顧客の多様なニーズに対応し、利便性の向上を図る。

※東京物流センター冷凍倉庫」の施設概要
所在地:栃木県栃木市岩舟町静戸343-1 東京物流センターのサブ倉庫内
冷凍室面積:約375㎡(容積:約1,521㎥)
冷凍室温度:F1級(-25℃)
前室面積:約 80㎡(作業場)
前室温度:C3級(+ 5℃)
稼働開始日:2023年10月25日

■西濃運輸(株)<10月24日>
危険物の取扱いが可能/厚木物流倉庫を開設

 西濃運輸(株)は、神奈川県愛甲郡に585.00㎡の危険物倉庫を開設した。
 同倉庫は、近年高まる危険物物流の需要に対応するため、同社の全国輸送網を活かし、保管から荷役、輸送までの一気通貫サービスを提供する。同倉庫は、一般品と危険物を同一敷地内で保管することが可能。立地は圏央道「相模原愛甲IC」から約3.8kmと、神奈川県内及び首都圏広域への輸送が可能で、利便性が高い。

 セイノーホールディングス(株)は、2023年4月にオートモーティブ・バッテリー物流事業部を立上げており、今後、電気自動車(EV)の普及に伴うリチウムイオン電池の物流需要に対応した危険物倉庫の展開を進めていくとしている。

■ユニ・チャーム(株)<10月24日>
グループ生産子会社が静岡県島田市で建設していた新工場が竣工/生産拠点集約で生産能力増強と物流効率の改善などを図る

 ユニ・チャーム(株)のペットケア用品生産子会社であるペパーレット(株)は、静岡県島田市に新工場を建設し、2023年10月17日に竣工式を行った。

 ペパーレットは、猫用トイレの「紙砂」を世界で初めて開発した企業。1975年に創業し、2012年よりユニ・チャームグループの一社として事業を展開している。ユニ・チャームはペットケアカテゴリーの供給力増強を進めており、その一環としてペパーレット新工場の建設を進めてきており、このほど竣工を迎えた。これまで一部に分散していた生産拠点を新工場に集約することにより、生産能力増強と物流効率の改善など図る。 

 同社はまた、ユニ・チャームグループ各社の紙おむつや生理用品などの製造工程で発生する資材ロスを原材料の一部として活用し、紙砂を製造しており、今後も循環型社会の実現に貢献する取り組みを推進していく。
 

■(株)リサ・パートナーズ<10月24日>
埼玉県北葛飾郡松伏町で開発を進めていた物流施設「R-LOGI松伏」が竣工
快適性、利便性、ESGの3コンセプトで開発・運用

 (株)リサ・パートナーズは、松伏町物流開発特定目的会社への優先出資及び開発プロジェクトマネジメント業務の受託を通じて、埼玉県北葛飾郡松伏町で開発をしてきた物流施設「R-LOGI松伏」が2023年9月29日に竣工したことを発表した。
 同施設の立地は、首都圏から東日本エリアへの広域配送をカバーする常磐自動車道、東北自動車道、外環道の各ICから30分圏内と非常にアクセスに優れる。首都圏の主要物流網である外環道と国道 16 号線との間に位置し、東京都心へも高速道路を利用して約40km、1時間以内の距離にあるため、即日配送への対応も可能だ。
 同施設は、快適性、利便性、ESGの3つをコンセプトに開発・運用を行っている。コンセプトそれぞれの詳細は下記の通り。
〇快適な就業環境を提供
 同施設の外観デザインは、構造による機能美を、白を基調とした色合いでシンプルに表現。オフィスエリアは、従業員がリラックスしながら自然に会話ができるスペースを設けた。倉庫内は、空調を設置できる電気設備を準備。ドライバー休憩室を1階のオフィス内に設置できる設計とし、2024年問題にも配慮した。
利便性の高い物流施設を提供
 機能面では、建屋を3階建てとし、縦搬送の負担を軽減した使いやすい倉庫とした。また、倉庫内は、荷物用エレベーター2基、垂直搬送機2機、床荷重1階:2.0t/㎡、2・3階:1.5t/㎡、梁下有効天井高5.5m、柱スパン10.6m(幅)×10.0m(奥行)といった設備・仕様となっている。
〇環境に配慮した物流施設を提供
 外壁に断熱性の高いサンドイッチパネルを、建物全てにはLED照明を採用し、エネルギー消費量削減に配慮。こうした取組により、第三者機関により省エネ性能が評価される「建築物省エネルギー性能表示制度」で5スターを取得している。また、誰でもトイレ、バリアフリースロープを設置するなど、多様性にも配慮した施設となっている。

※「R-LOGI松伏」の施設概要
所在地:埼玉県北葛飾郡松伏町大川戸79
構造・規模:鉄骨造・地上3階建
敷地面積:8,287.94㎡
延床面積:1万4,269.48㎡
昇降機:荷物用エレベーター2基、垂直搬送機2基、乗用エレベーター1基
床/天井高:⾼床式1.0m、梁下有効天井⾼5.5m
耐荷重:1階:2.0t/㎡、2・3階:1.5t/㎡
駐車場:乗⽤⾞40区画、⼤型⾞3区画

■(株)食研<10月24日>
愛知県豊橋市三弥地区に豊橋工場を新設・移転/現工場の約5.8倍の敷地に2ライン設置で生産能力を倍増

 (株)食研は、愛知県豊橋市三弥地区に工場を新設し、現在の豊橋工場を移転する。冷凍食品需要が高まるなか、生産能力増強でニーズに対応していく方針。新工場に導入する急速冷凍設備には、温室効果ガス放出抑制効果がある自然冷媒を採用するほか、LED照明採用で電気消費量削減を図るなど、カーボンニュートラルに貢献する工場を目指すとしている。

 新工場の敷地面積は現工場の約5.8倍で、製造ラインも「加熱済み品の専用ライン」と「加熱済み品と未加熱品の切り替え可能なハイブリッドライン」の2ライン体制となる。生産能力は従来の約2倍となる年間5,000tとなり、千葉工場と合わせた同社の生産能力は年間1万tに達する見込み。冷凍食品需要の急増で同社売上高も直近4年間で25%増加しており、生産能力増強で業績拡大に弾みをつける。
 なお、新工場は国道1号線と同23号線という幹線道路の近くにあり、輸送面でも効率化も見込める。今後は、東の千葉工場と、西の新・豊橋工場の東西2拠点で、適地生産の実現を目指す。

※新「豊橋工場」の施設概要
所在地:愛知県豊橋市細谷町北丸山1-4
敷地面積:2万244.63㎡
延床面積:7292.562㎡
竣工日:2023年12月1日
設備投資額:55億円(土地・建物・設備)
操業開始時期:2023年12月中旬
主な製造ライン:カツ類、カツサンド、食品機能製剤
生産能力:約5,000t(年間)

■住友商事(株)、住商グローバル・ロジスティクス(株)<10月24日>
タイの物流事業で保管能力1万パレット超の新倉庫建設に着手/メインターゲットは消費財、今後の第2倉庫建設も視野に

 住友商事グループの住商グローバル・ロジスティクス(株)子会社であるSumisho Global Logistics (Thailand) は、2024年5月稼働を目指し、タイ・ワンノイ地区での物流倉庫建設を開始した。
 ワンノイ地区は消費財メーカーおよび大手小売・流通企業などが多く進出しており、新倉庫建設はこの地区の物流需要に対応するのが目的。工業団地が集積するアユタヤ県から、タイの玄関港であるレムチャバン港を結ぶ国道1号線の物流動線上に位置するため、物流拠点として優位性があるほか、輸送コストや温室効果ガス排出の抑制が期待できる立地となっている。
 倉庫建屋は高天井で十分な耐荷重性を持つ構造とし、高層ラックを導入することで保管能力を1万パレット超に高め、効率的なオペレーションが実現できる環境を整える。また、太陽光発電パネルを設置することで、環境に配慮した物流事業の運営を目指す。

 同倉庫での取扱貨物は消費財をメインターゲットとし、適正製造規範、ハラール(Halal)認証を取得する予定。将来的には第2倉庫建設も視野に入れているという。

※「タイ・ワンノイ地区物流倉庫」の施設概要
所在地:タイ国アユタヤ県ワンノイ郡
敷地面積:3万8,932㎡
延床面積:8,520㎡
床耐荷重:6t

 
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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