■物流施設 投資関連情報2023版<10.12~10.18>

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<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報>

■日本出版販売(株)<10月12日>
「物流再編プログラム」の第1弾として2024年秋に新拠点を開設/ロボティクス活用や新倉庫管理システムの導入などで拠点機能を高度化


 日本出版販売(株)は、先般発表した「物流再編プログラム」の第1弾として、2024年秋にロボティクスの活用や新しい倉庫管理システムの導入などにより高度化された新拠点を埼玉県新座市に開設する。
物流再編プログラムは、持続可能な出版流通の実現に向け、日販グループ全体の物流コストを低減するとともに、取引先のニーズに合わせた最適化な物流を提供するために策定したもの。新拠点の特長などは下記のとおりだ。
〇新拠点の特徴
①書店様の売場展開に合わせた文具・雑貨商品などの出荷拠点を拡張し、保管・仕分・出荷などの物流機能を効率化する。
②GTPなどのロボティクスを先行的に導入し、商品ピッキング作業の生産性を現状に比べて約3倍に向上させることを目標とする。同時に、作業者が歩く距離をできる限り少なくするなど作業者にかかる身体的な負担を軽減する。
③今後、グループ共通となる新しい倉庫管理システムをこの拠点から導入する。これにより業務フローを標準化し、さまざまな状況に応じた物流サービスの効率的に提供する。
④.半径3km圏内に日販グループの拠点が4つ集積し、延べ1万7,000坪あまりの作業拠点が集中する。これにより拠点間輸送などの輸送距離が短縮されるとともに、繁閑に合わせた作業スペース、人員の融通などが可能。また、近隣には出版社の倉庫も多く隣接しており、すでに将来的な物流連携の検討を開始している。
⑤今回入居する拠点は、法令で定められた耐火性能を有するほか、耐震性や強度、遮熱性、遮音性に優れた性能をもっており、安全で快適な就業環境を提供する。また、構内に災害用備蓄品を常設し、災害が発生した時には構内の従業員のみならず、近隣住民への支援を行うことも想定している。
〇今後の予定
 新拠点に導入するロボティクスや倉庫管理システムを、この先5年程度を目途として順次、他のグループ物流拠点にも展開し、物流機能を整理・統合していく計画。これにより、さらなる効率化、コスト低減を図るとともに、経年劣化が進む出版流通を、高度化された物流へと進化させていく。併せて、様々な企業とのアライアンスを志向し、日本政府が提唱するフィジカルインターネットの実現にも対応できる、しなやかで柔軟な物流へと生まれ変わらせる予定だ。

※2024年開設予定の新拠点の概要
名称(仮):2024年度 新拠点(名称は今後発表)
所在地:埼玉県新座市中野1-13-20
延床面積:7,670坪
稼働予定:2024年10月より順次
主要業務:文具雑貨商品等の保管および仕分・出荷
     出版社様からの物流受託事業の拡張
      他社からの物流業務受託(3PL)

■小田急不動産(株)<10月12日>
愛知県内での物流施設プロジェクトが一挙に進展/第5弾「小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎」竣工に加え、第6弾「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」開発に着手


 小田急不動産(株)は、愛知県岡崎市で開発を進めていた物流施設の第5弾「小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎」が竣工したほか、愛知県海部郡蟹江町の開発用地で2024年9月に竣工予定の物流施設の第6弾「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」の開発に着手したと発表した。
愛知県での開発は一宮市、岡崎市に次ぎ海部郡蟹江町の物件で3棟目。同社は今後も物流施設開発事業を日本全国で展開していく。
(1)「小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎」の特徴、入居テナントについて
 同物件は、東名高速道路「岡崎IC」至近の好立地で、中部エリアの広域配送拠点として自動車関連、消費財等の需要が高い愛知県三河エリアにある。延床面積は約2万4,300㎡で、柱スパンは11.6m×10.0mとし、様々なレイアウトに対応できるゆとりある倉庫スペースとなっている。2階に電気設備を設置し、非常用発電設備を実装するなど、災害等のリスクマネジメントにも注力。本物件の照明設備や空調設備の効率が高く評価されており、国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン」に基づく第3者認証制度BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で最高ランクの5つ星を獲得している。また、設備のエネルギー分析システムの導入と、そのシステムを利用したエネルギー利用に関する改善活動などにより、建築環境総合性能評価システム「CASBEE-建築(新築)」でAランクを取得し、環境負荷低減を実現している。
なお、本物件には丸栄ニューウェーブ(株)の入居が決定している。
(2)「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」の計画について
 同物件は、名古屋市西部に隣接する蟹江町に位置し、名古屋市内への配送拠点となるほか、東名阪自動車道を利用して関西方面へのアクセスも良好なことから、中部・関西圏の広域配送拠点とし
ても利便性が高く、一般消費財・製造業等の需要が高いエリアに建設される。公共交通機関を利用したアクセスも可能で、通勤者にとっても利便性の高い立地であるため、労働力確保の面でも期待できる。
 同物件の建物の延床面積は約1万5,700㎡(予定)。2つのテナントが分割利用可能な汎用性の高い設計とするほか、賃貸エリアを東西に振り分け、1階にエントランス、事務所および従業員休憩室を、倉庫エリアには荷物用エレベーターと垂直搬送機をエリアごとに独立して配置する計画。BCP対策として2階に設備バルコニーを設け、主要設備を配置する。
 同物件においても環境配慮に注力し、屋根・外壁は高断熱性能の建材を採用し、無駄の無い開口部計画を行い、建物外皮の熱負荷を抑制する。設備機器については高効率な機器の採用により、第3者認証制度BELSで同社物件初のZEB Readyの評価取得を目指す。

※「小田急不動産ロジスティクスセンター岡崎」の施設概要
所在地 :愛知県岡崎市大平町小欠21-1
用途:工業地域
規模・構造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 4層
敷地面積:1万1,883.12㎡(約3,594.64坪)(登記記録記載面積)
延床面積:2万4,328.27㎡(約7,359.30坪)
耐床荷重:1万5,000N/㎡
柱スパン:11.6m×10.0m
梁下有効天井高:5.5m
トラックバース:28台
トラック待機場:8台
垂直搬送機 4基 、荷物用エレベーター 2基、ドックレベラー 4基
駐車場:76台

※「小田急不動産ロジスティクスセンター蟹江」の物件概要(予定)
所在地:愛知県海部郡蟹江町蟹江本町テノ割1-1(代表地番)
用途:工業地域
敷地面積:7,533.19㎡(約2,278.78坪)(登記記録記載面積)
建物面積:1万5778.18㎡(約4,772.89坪)
構造・規模:鉄骨造4階建
耐床荷重:1万5,000N/㎡
柱スパン:11.6m×10.0m
梁下有効天井高:5.5m
トラックバース:14台
トラック待機場:3台
垂直搬送機 2基、荷物用エレベーター 2基、ドックレベラー 2基
駐車場:69台
竣工予定:2024年9月

■(株)富澤商店<10月13日>
事業拡大に伴い、本社機能及び倉庫・物流拠点を「京王多摩境駅前ビル」に移転/3つの事業変革を実施し、よりレベルアップした顧客サービスを提供


 製菓・製パン材料、器具専門店の(株)富澤商店は、事業拡大に伴い本社機能及び倉庫・物流機能を、京王相模原線「多摩境駅」前で開発が進められている新複合施設「京王多摩境駅前ビル」に2024年1月1日付で移転すると発表した。同社は本社移転とともに、新たに3つの事業変革を行い、よりレベルアップした顧客サービスを提供していくとしている。
 同社は今回の移転を通じ、本社機能のほか、従来関東近郊に点在していた倉庫・物流拠点を1か所に集約し、全社員の強みを結集して事業成長をさらに加速させるとともに、多様化する顧客ニーズに対応可能な環境を整える。
 移転先の「京王多摩境駅前ビル」は地上5階建てで、2~4階を富澤商店の倉庫・物流センター、5階を富澤商店本社オフィスとする。2階~4階の倉庫・物流センターは、現在の規模の約2.5倍に拡張し、配送機能の増強を見込む。また、5階の新本社オフィスに関しては、床面積を現本社オフィスの約4倍に増床し、部門を超えたコミュニケーションの促進や快適な職場環境の整備を通じて業務効率の向上を目指す。
〇移転に伴う3つの事業変革
①レシピ動画をはじめとしたコンテンツの制作規模拡大
 新本社オフィス内に撮影専用のキッチンスタジオを設立し、レシピや動画等のコンテンツ制作数を従来の10倍に拡大する。これにより、顧客満足度の高いコンテンツの配信数と配信スピードを実現する。
②物流のDX化
 2階~4階の倉庫・物流センターに関しては、新たに開発した同社独自の販売管理システムを導入し、配送スピードの向上と欠品の減少を実現する。物流業界における「2024年問題」に関連するコスト増加を想定し、より迅速かつ効率的な出荷作業を行えるよう、デジタル技術を活用して従業員一人ひとりの生産性や働きの質の向上を目指す。
③全カテゴリの品揃えを実現
 倉庫・物流機能を従来の約2.5倍に拡張し、同社の弱みであった包材・ラッピングカテゴリの品揃えを大幅に増強する。製菓・製パンに必要なあらゆる商品を取り揃え、顧客が一貫して必要なアイテムを購入できるサービスを提供する。
〇今後の展望
 同社は、2024年に創業105周年を迎える。今回の移転により、同社の企業理念である「料理を作る楽しさを世界へ」を実現するための環境をより一層整え、顧客に対してのサービス向上に尽力する。同社で働くすべての従業員に対しても、効率的に働ける環境を提供し、更なる成長・発展に向けて邁進する。
 また、現在、京王電鉄(株)と連携し、物流事業における協力強化を進める。同施設への移転を機に、倉庫内業務および拠点間配送業務の一部を、東京都多摩市に本社を置く京王運輸(株)に委託し、富澤商店の物流業務サポートしてもらう予定だ。

※新本社及び倉庫・物流拠点の概要
移転日:2024年1月1日
新所在地
本社オフィス:東京都町田市小山ヶ丘3-22-9 5階
倉庫・物流拠点:〒東京都町田市小山ヶ丘3-22-9 2階~4階
敷地面積:約6,800㎡
延床面積:5階本社オフィス 約1,300㎡(EVホール共有部除く) 
構造規模:鉄骨造、地上5階建

■(株)ロジランド<10月16日>
大阪府八尾市で延床面積約2万6,416㎡の「LOGI LAND 八尾」を着工/関西エリアで3件目の開発物件


 (株)ロジランドは、大阪府八尾市に取得していた物流施設開発用地で「LOGI LAND 八尾」の建設に着手したと発表した。「LOGI LAND 東大阪」、「LOGI LAND 野洲」に続く関西エリアで3件目の同社物流施設で、2024年10月末の竣工を予定している。
 同施設の立地は、近畿自動車道「東大阪南IC」(約 2.5km) が最寄りのICで、大阪市内と奈良方面の東西を結ぶ阪神高速道路と大阪府内の南北をつなぐ中央環状線の結節する同「東大阪荒本IC」(東大阪JCT)からも約3.4kmに位置しており、大阪市内や大阪府内外へのアクセスに優れる。北側約1.7kmには近鉄奈良線「若江岩田駅」、南側約2.4kmには近鉄大阪線「近鉄八尾駅」と同「久宝寺口駅」があり、周辺には住宅地も多いことから、従業員確保の面にも優れ、物流拠点としての需要が高い。
 同施設は、バース前面のトラックヤード部分について奥行32.5mを確保し、敷地内を荷捌きスペースとして有効利用可能なレイアウトに設定。また、同社物流施設の標準仕様で雨天時の荷役にも有効なピロティタイプトラックバースの採用に加え、その前面に約 8mの庇を設置することで、大型ウィング車の荷捌きなど、雨天時でも広い前面車路部分が有効利用できる仕様とする。
 同社は物流施設開発において、開発難易度の高い物件の場合も、行政や近隣住民の協力を得てスムーズに竣工を迎えており、その結果、竣工済みとなっている他の関西エリア2物件を含め、これまでに開発した物件は全て竣工前にテナントが決定しているという。

※「LOGI LAND八尾」の施設概要
所在地:大阪府八尾市泉町3-17他
敷地面積:1万5,852㎡
延床面積:2万6,416㎡
構造:鉄骨造
規模: 地上4階建
着工:2023年7月
竣工予定:2024年10月末

■三菱倉庫(株)<10月17日>
インドネシア現地法人がニップングループ会社向けに工場施設の賃貸を開始/隣接の4温度帯物流施設で原料・製品の輸出入・保管配送サービスを提供


 三菱倉庫(株)は、インドネシア現地法人であるインドネシア三菱倉庫会社(MLI)は、(株)ニップンのグループ会社である PT NIPPN PRODUCTS INDONESIA向けに新工場施設の賃貸を開始したと発表した。
MLI では、2018 年より敷地内に BTS 型の工場建屋を建設し賃貸するとともに、隣接する4温度帯物流施設「インドネシア三菱倉庫MM2100配送センター」において原料・製品の輸出入・保管配送サービスを提供し、顧客の生産・物流体制の最適化に寄与している。
 三菱倉庫(株)は海外事業の拡大を目指し、特にASEANではコールドチェーンの拡充に注力しており、今後もインドネシアをはじめ、顧客のグローバルなサプライチェーンマネジメントの最適化に貢献していく。

※新賃貸工場の概要
所在地:インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県チカラン地区MM2100工業団地
(インドネシア三菱倉庫MM2100 Distribution Center内)
敷地面積:4,416㎡(総床面積2,470㎡)
稼働時期:2023年9月 (2023年10月12日竣工式)

※「インドネシア三菱倉庫MM2100配送センター」の概要
所在地:インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県チカラン地区MM2100工業団地
建物:鉄骨鉄筋コンクリート造、平屋建(一部2階建)
延床面積:約1万8,000㎡(そのうち定温庫6,500㎡、冷蔵庫1,000㎡、冷凍庫400㎡)
認証取得:ハラール認証(入出庫、保管、流通加工、陸上輸送)
医薬品GDP認証(倉庫保管〔2℃~8℃、18℃~22℃、常温〕、入出庫)

■(株)イーアンドフーズ<10月17日>
群馬県邑楽郡板倉町の関東工場隣接地に新物流拠点「関東ロジスティクスベース」を建設/最新鋭の物流技術導入で冷凍食品の需要増加と「物流2024年問題」への対応を図る


 (株)イーアンドフーズは、群馬県邑楽郡板倉町にある関東工場の隣接地に新物流拠点「関東ロジスティクスベース(KLB)」を建設すると発表した。
 KLBは、トラックドライバーに時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」を見据えて建設する物流施設。隣接工場で生産された「大阪王将 羽根つき餃子」などの製品の商品名、賞味期限、ロットなどをQRコードで識別・管理するシステムの導入により、オペレーションを自動化して保管できる体制を整える。倉庫作業の大半の自動化により、庫内作業スタッフとヒューマンエラーの削減が見込める。KLBの冷凍庫棟では、環境負荷を考慮し、自然冷媒を使用する。
 KLBは2024年7月に稼働する予定。2023年から稼働している関東第3工場と同様、コロナ禍での内食ニーズの高まりで今後一層の市場拡大が見込まれる冷凍食品の需要増加に対応する体制を整える。また、AIやIoT、ロボットといった新技術を積極的に導入し、「物流2024年問題」に係るコスト増加への対応とともに、持続可能な物流オペレーション体制を確保する。
 同社では、KLB完成でより計画的な生産活動が行えることから、工場での廃棄ロス削減とともに販売機会ロス削減がともに期待できるとしている。

※「関東ロジスティクスベース(KLB)」の施設概要
所在地:群馬県邑楽郡板倉町泉野2-41-13他
延床面積:1,736.48㎡(建築面積:1,770.68㎡)
投資総額:約10億4,400万円(建築費・冷凍設備費)
稼働予定:2024年7月

■大和物流(株)<10月18日>
茨城県つくば市に物流施設「つくばロジスティクスセンターⅡ」を開設/大和ハウス工業(株)が開発した「DLPつくば谷田部」を全棟賃借


 大和ハウスグループの大和物流(株)は、茨城県つくば市で大和ハウス工業(株)が開発した物流施設「DPLつくば谷田部」を全棟賃借し、「つくばロジスティクスセンターⅡ」として開設した。
(1) 開設の目的
 大和物流は2017年、同市に「つくばロジスティクスセンター」(延床面積 約5,900坪)を開設し、主に大和ハウス工業の調達物流業務を担う、建築建材物流の旗艦拠点として運営してきた。つくばエリアは、首都圏全域へのアクセスに優れるほか、拠点コストが1都3県に比べて安価であることもあり、物流センターの需要が高く、同センターも満床稼働の状況が続いているという。大和物流は、こうした状況を踏まえ、今回「つくばロジスティクスセンターⅡ」を開設し、つくばエリアにおける物流センターネットワークを強化することにしたものだ。
(2)同センターの特長
①首都圏全域への広域配送に適した好立地
「つくばロジスティクスセンターⅡ」は、首都圏と東北地方を結ぶ常磐自動車道「谷田部IC」から約5.5km、圏央道「つくば中央IC」から約7.5kmの距離に位置し、都心部向けの配送拠点から、首都圏を広域にカバーする拠点まで幅広い用途に適している。また、同センターは「つくばロジスティクスセンター」から約3kmの距離にあるため、作業員や車両などのリソース共有により、繁閑差への対応なども含めた効率的な業務運営が可能になる。
②1フロア5,000坪の広大な面積を活かした効率的なオペレーション設計
「つくばロジスティクスセンターⅡ」は、1フロア約5,000坪の広大な面積を有し、センターの運営に高い汎用性がある。在庫保管型のセンターから仕分けを中心とした通過型センターまで、さまざまな種類の物流センター運営に適応した効率的な庫内オペレーション設計が可能で、顧客ニーズに合わせたサービスの提案が可能だ。
③「物流2024年問題」に対応した先進的なセンター仕様
「物流2024年問題」への対応が求められる中、「つくばロジスティクスセンターⅡ」は両面トラックバースで最大72台の接車が可能となっており、荷待ち・荷役作業などにかかる時間が短縮できることから、トラックドライバーの長時間労働改善にも寄与する。また、同センターではバース予約管理システム導入が予定されており、荷待ち・荷役作業などにかかる時間の把握、及び短縮に向けた取組の推進により、ドライバーファーストなセンター運営を目指すとしている。
④オンサイトPPAによる再エネ電力の活用
「つくばロジスティクスセンターⅡ」の屋上には、今後、太陽光発電設備(発電容量:2,396kW)を設置し、オンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギーの供給を受ける予定。年間電力使用量のうち約101万kWhを同センターの太陽光発電設備による再生可能エネルギーで賄い、脱炭素社会の実現に貢する。

※「つくばロジスティクスセンターⅡ」の施設概要
所在地:茨城県つくば市みどりの南23-1
延床面積:4万1,292.60㎡(1万2,491.01坪)
構造:鉄骨造 地上2階建
バース形状:両面トラックバース/高床式
接車台数:72台
床荷重:各階 1.5t/㎡
設備:貨物用エレベーター 3.5t 2基、ドックレベラー 4基
環境設備:太陽光発電設備
(発電容量 2,396kW、モジュール出力 約2,400kW、パワコン出力 約1,700kW)
開設:2023年10月18日

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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