(株)明治⇒グループ初の乳製品・菓子の複合工場「 明治食品(広州)有限公司」が稼働開始/牛乳・ヨーグルト事業の中国華南エリアへの供給体制強化と菓子事業のさらなる拡大目指す

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 (株)明治は、同社と中国事業を統括する100%出資子会社の明治(中国)投資有限公司を通じて設立した、牛乳・ヨーグルト、菓子などの複合工場「明治食品(広州)有限公司」が稼働したと発表した。同工場では、1月4日から牛乳・ヨーグルトの生産を開始し、1月8日からは菓子の生産も開始している。乳製品・菓子の複合工場稼働は明治グループとして初めて。明治では、それぞれの生産で培ってきた技術やノウハウを活かし、新商品展開などでシナジー効果創出を目指すとしている。
 明治は、海外事業における成長基盤を確立し、伸長する中国市場で新たな付加価値商品を提供することで、新市場開拓を加速する。中国では現在、牛乳・ヨーグルト事業やアイスクリーム事業、菓子事業、栄養事業、業務用食品事業を展開。牛乳・ヨーグルトについては、明治乳業(蘇州)有限公司が2013年から販売を開始しており、賞味期限が短いチルド商品の供給エリア拡大のため、生産拠点増設を進めてきた。2023年1月には、明治乳業(天津)有限公司の稼働により、華北エリア(天津)への供給を強化。今回稼働した明治食品(広州)有限公司は、中国華南エリア(広州)への商品供給強化を担う。華東エリア(蘇州)、華北エリア、華南エリアへの商品供給が3工場体制となったことで、中国における同社グループの牛乳・ヨーグルトの生産能力は当初1工場体制時の約4倍に増強される
 また、明治食品(広州)有限公司では、現在中国で販売している既存商品に加え、市場のニーズに合わせた新商品も生産する予定。同工場の稼働により、中国における同社グループの菓子事業の生産能力は約2倍に増強されるとしている。

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