(株)大塚商会/ 2023年9月に新「中部物流センター」を開設、オフィスサプライ通販事業「たのめーる」の受注量拡大への対応で愛知県一宮市に

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 (株)大塚商会は2023年9月、愛知県一宮市に物流センター「中部物流センター」を開設する。オフィスサプライ通販事業「たのめーる」の受注量拡大に対応するための物流拠点で、現在の中部物流センターの役割を本施設に移管する計画。本施設開設により、現在の中部物流センターと比べて1.5倍の出荷に対応できる作業効率を実現できる見込みだ。

 同社は、本施設開設により、地域密着型サービスの拡充と、顧客へ寄り添った配送品質の向上を目指す。本施設では、棚搬送型ロボット「Goods to Person Picking(GTP)」と、DAS(デジタルアソートシステム)ステーションにプロジェクションマッピングを融合させることで、作業者が歩くことなく属人化のリスクも少ない作業環境を実現し、省人化を図った。さらに検品機能を備えた最新のDPS(デジタルピッキングシステム)を導入するほか、ビッグデータを活用した在庫配置の最適化と、各設備の特色や能力を最大限引き出すための分析・解析ツールも独自開発しており、開設後はこれも活用するとし
 本施設は、名古屋高速、名神高速、東海北陸道の3つの高速ICに近い愛知県一宮市にあり、三河地区、北陸エリアを含む中部地方全域を網羅する物流センターとして機能する。建物は震度6強にも耐え得る構造で、非常用自家発電装置とネットワークシステムの二重化などBCPにも対応。屋根には全面太陽光発電設備を設置することで約40%の電力省エネ効果を見込む。また、環境配慮の建屋としてCASBEEあいち-Aランク(愛知県)を取得しており、人と商品と環境にやさしい物流センターとして稼働させる方針だ。

※新「中部物流センター」の施設概要
所在地:愛知県一宮市千秋町小山字外輪堂1-1
延床面積:5万7,441.67㎡
階数:地上4階建(倉庫4階層)
特徴:耐震構造、非常用電源、全館LED照明、太陽光発電

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