
日本郵政(株)と日本郵便(株)は、5月15日に公表した「JPプラン2028」で掲げる重点戦略である「集配拠点再編と連動した不動産開発」を進めている。両社はその一環として、都内の「銀座郵便局」や「京橋郵便局」などの集配機能を再編するほか、日本郵便が新たに物流施設を取得したと発表。これら一連の取り組みは「企業間物流の強化」を目的としたもので、これを機に都市部の拠点再構築を本格化させる。
日本郵便が今回取得した物流施設は東京都江東区新砂に位置し、その規模は敷地が約5万9,000㎡で、建物の延床面積が約15万㎡に達する。建物の構造は鉄筋コンクリート造地上5階建てで、竣工は2017年1月。「新東京郵便局」の敷地約8万㎡に隣接しており、日本郵便は今後、両施設を一体的な物流拠点として運用する方針だ。
「新東京郵便局」は首都圏の広域物流を担う中核拠点。隣接する新施設との連携により、荷物処理や輸送動線の効率化が期待されている。企業間物流の強化により、郵便・物流事業の競争力向上につなげる。
グループ会社である日本郵便輸送(株) 東京支社(敷地約2万9,000㎡)との連携も強化する。集配・輸送・仕分けの一体運用を進め、グループ全体での相乗効果を引き上げる。
「銀座局」(土地1万2,700㎡、延床面積6万800㎡、1967年竣工)や「京橋局」(土地2,500㎡、延床面積1万5,300㎡、1971年竣工)の郵便・物流機能は、今回取得した施設や近隣郵便局に移転する計画で、「銀座局」の移転は2028年度までに実施する。跡地では不動産開発を推進し、都市部での拠点再編と収益基盤の強化を図る。
※取得施設の概要
所在地:東京都江東区新砂2-4-17
面積: 土地 約5万9,000㎡、建物 約15万㎡
構造等:鉄筋コンクリート造 地上5階建て
竣工:2017年1月
