
フルフィルメント事業を手がける(株)エクシークは、化粧品・医薬部外品に特化した新拠点「境古河フルフィルメントセンターⅠ」を茨城県境町に開設し、10月に正式稼働させた。EC市場で同分野の流通額が増加するなか、同社は新センターの稼働により幅広いEC事業者の流通拡大を支援する体制を整えた。
同センターは「化粧品製造業許可」「医薬部外品製造業許可」などを取得しており、日本語ラベルの貼り替えやセット組み、仕掛品の保管といった許可保有拠点でしか対応できない業務を一気通貫で行える点が特徴だ。これまでのフルフィルメントサービスに付加価値を加えることで、品質管理の高度化、流通加工コストの削減、リードタイムの短縮を実現する。3カ月間のトライアル期間では既に複数社との契約が成立しており、需要の高さがうかがえる。
立地選定の理由は、圏央道「境古河IC」から約2.3km(車で約5分)という東日本全域を見据えた配送効率の高さだ。国道354号や古河境バイパスなど周辺道路網が充実しており、高速道路の通行止め時でも一般道への迂回ルートを複数確保できる点を評価した。EC通販で求められる「配送が止まらない」体制を担保する要素となる。境町は移住促進や子育て支援策が奏功し、若い現役世代の人口流入が続く。物流業界で労働力不足が深刻化するなか、地元から優秀な人材を継続的に採用できる環境が整っていることも強みとなった。
同社は今後、新センターを軸に美容・健康分野を中心としたEC事業者への高付加価値サービスを拡大していく方針だ。
※「境古河フルフィルメントセンターⅠ」の施設概要
所在地 :茨城県猿島郡境町下小橋838-3
延床面積 :11万3,291.90㎡(約3万4,270坪)
