<2025年以降に建設・竣工・稼働する物流施設ならびに注目工場の投資情報>
■霞ヶ関キャピタル(株)<2月28日>
大阪府茨木市でAM業務を受託している賃貸型冷凍冷蔵庫「LOGI FLAG COLD大阪茨木Ⅰ」が竣工/一部フロアでは+5℃~-25℃の範囲で温度調節可能なチルド・フローズン対応の冷凍冷蔵設備を導入、冷凍冷蔵倉庫賃貸利用における大幅なコスト削減を実現
霞ヶ関キャピタル(株)は、同社が開発用地のソーシングおよび企画立案を行い、アセットマネジメント業務を受託している賃貸型冷凍冷蔵庫「LOGI FLAG COLD 大阪茨木Ⅰ」が竣工したと発表した。
同施設は名神高速道路「茨木IC」から約3.7kmの距離にあり、交通利便性が高い。新名神高速道路・中国自動車道など複数の広域幹線道路を利用することで広域配送も可能。大阪内陸の人口密集地である北摂エリアに立地することから、物流拠点や雇用においてもポテンシャルが高い。北摂の丘陵地で標高が高く、海岸線まで約20kmの場所に位置しているため、津波被害も受けにくい。
同施設では2回線受電方式を採用し、安定した電力供給も確保した。 2030年のフロン規制を見据えてCO2を用いた自然冷媒による冷凍機を設置し、急速に伸び続ける冷凍食品ニーズに対応。幅広いテナントニーズに応えるため、一部フロアでは+5℃~-25℃の範囲で温度調節が可能なチルド・ フローズン対応の冷凍冷蔵設備を導入している。使用規模に応じて 3 テナントまで入居が可能。貸主側で冷凍冷蔵設備の導入および防熱対策工事を行うため、借主側はイニシャルコストの負担が少なく、使用中の冷凍冷蔵設備等にかかる保守・メンテナンス費用が削減できる。退去時の原状回復費用削減も図れるため、冷凍冷蔵倉庫賃貸利用におけるコストを大幅削減が見込める。
※「LOGI FLAG COLD大阪茨木Ⅰ」の施設概要
所在地:大阪府茨木市上郡2-9-1
延床面積:2万9,357.02 ㎡(8,880.49 坪)
敷地面積:1万4,435.85 ㎡(4,366.84 坪) 建築対象面積
構造:鉄骨造地上5階建て(倉庫4階建て)、耐火構造
スペック:冷凍冷蔵倉庫 、梁下有効高 5.5m、床荷重 1.5t/㎡ 、ノンフロン(自然冷媒)採用、温度可変可能区画有(+5℃~-25℃)、太陽光パネル設置
評価認証:CASBEE 建築評価認証 Aランク取得
■霞ヶ関キャピタル(株)<2月28日>
埼玉県越谷市の物流施設開発用地を開発主体のSPCに売却/SPCとアセットマネジメント契約を締結して当該物流施設開発に関するマネジメント業務を受託
霞ヶ関キャピタル(株)は、同社がソーシングおよび企画立案を行った埼玉県越谷市の物流施設開発用地を、同用地における物流施設開発主体のSPCである(同)LOGI FLAG 11号に売却した。
同用地では冷凍自動倉庫を開発する計画で、その開発資金はノンリコースローンにより調達。(株)三菱UFJ銀行や東京センチュリー(株)のほか、 (一社)環境不動産普及促進機構(Re-Seed機構)が資金を提供している。
霞ヶ関キャピタルはLOGI FLAG 11号とアセットマネジメント契約を締結し、当該物流施設開発(開発、運用、売却等)に関するマネジメント業務を受託する。当該物流施設開発期間中におけるサブアセットマネジメント業務については、子会社のロジフラッグ・デベロプメント(株)が受託し、今後連携して当該物流施設の開発を進めるとしている。
※当該物流開発用地の概要
所在地:埼玉県越谷市
物件種類:土地(物流施設開発用地)
敷地面積:6,852.49 ㎡
■マルハニチロ(株)<2月28日>
(株)マルハニチロ物流が建設を進めていた「川崎第一物流センター」の増設棟「南棟」が完成/3月1日から稼働開始、関東・首都圏地区の製品配送のさらなる効率化見込む
マルハニチロ(株)は、連結子会社で物流事業を担う(株)マルハニチロ物流が建設を進めていた「川崎第一物流センター」の増設棟「南棟」が完成し、3月1日に稼働開始したと発表した。
同施設は冷凍食品などの高回転貨物に対応するもので、マルハニチロ物流最大の保管能力を有する拠点のひとつ。マルハニチログループにおける物流事業の関東・首都圏地区での輸配送および保管拠点として重要な役割を担っている。今回の増設は、同グループが成長戦略として掲げるバリューチェーン強化のための物流拠点整備の取組の一環。関東・首都圏地区の製品配送のさらなる効率化が見込まれるとしている。
〇同施設の特長
①首都高速湾岸線や東京湾横断道路を利用した集配アクセスに便利で、 国内最大規模の冷蔵倉庫集積地である東扇島物流基地内に所在している。
②全自動倉庫の導入により、入出庫自動化と省人化を実現、フォークリフト作業や手荷役の 減少により貨物破損を削減し、より高品質な物流サービスの提供が可能となります。
③全自動倉庫の収納能力は約1万4,000枚パレットで、最大毎時約120パレットの入出庫が可能。
④冷却設備に自然冷媒(アンモニア、CO2)を採用。全館LED照明の設置で、環境負荷軽減を 図っている。
⑤大規模地震の発生に備え、プレキャスト・プレストレスト・コンクリート(PCaPC)免震構 造を採用し、高い安全性を確保している。
⑥既存棟の「 北棟」と同様、トラック予約システムの運用により待機時間削減を図る。
※「株式会社マルハニチロ物流 川崎第一物流センター 南棟」の施設概要
所在地 :神奈川県川崎市川崎区東扇島25-1
敷地面積:約4,950㎡
建築面積:3,969.81㎡
設備能力:3万1,603t
着工 :2022年10月
稼働開始:2025年3月1日
従業員数:約50名(川崎第一物流センター合計)
事業内容:冷凍食品を中心とした農畜産品等の保管業務、運送取り扱い事業、通関事業および流通加工事業
■SBS東芝ロジスティクス(株)<2月28日>
東北地方のロジプラットフォーム拠点「東北営業所 名取倉庫」の開所式を開催/ゴム・ビニル製品関連メーカーを主要顧客とする物流業務に対応、3月下旬に業務開始の予定
SBS東芝ロジスティクス(株)は2月26日、東北地方のロジプラットフォーム拠点となる「東北営業所 名取倉庫」(宮城県名取市)の開所式を行った。同倉庫3月下旬の業務開始に先立ち、2月26日に開所式及び安全祈願式を執り行いました。
同倉庫は、ゴム・ビニル製品関連のメーカーを主要顧客とする物流業務に対応するために開設したもので、3月下旬から業務を開始する予定。物流拠点として宮城県内や東北地方への広域配送に適しており、東日本中心とした全国の卸、物流センター等への配送拠点としての役割も担う。BCP面では、災害に備えた立地選定に加え、最大72時間の非常用電源を導入。太陽光発電による共用部の電源供給など、環境負荷の低減にも対応している。
※「東北営業所 名取倉庫」の施設概要
所在地:宮城県名取市飯野坂字南沖74-1
構造・規模:鉄骨造 地上4階建て(3階・4階部分を賃借)
倉庫面積:1万1,685㎡
バース:16 台
ドックレベラー:2基
垂直搬送機:2基
貨物用エレベーター:2基
床荷重:1.5t/㎡
■日本GLP(株)<2月28日>
千葉県八千代市で先進的物流施設「GLP八千代Ⅵ」の開発へ/マルチテナント型物流施設として2025年7月着工・2026年12月末竣工の予定
日本GLP(株)は、千葉県八千代市で先進的物流施設「GLP 八千代Ⅵ」の開発に着手する。延床面積約5万4,000㎡のマルチテナント型物流施設として開発を進める。2025年7月に着工し、2026年12月末に竣工する予定だ。
〇同施設設の立地
・東関東自動車道「千葉北IC」より約11km、京葉道路「花輪IC」より約10kmと物流主要幹線である東関東自動車道をはじめ、国道16号、常磐自動車道、京葉道路に囲まれた場所に立地。千葉県を中心としたエリア配送に加えて広域配送にも適する。
・周辺は住宅地が広がる人口集積地。東葉高速線「八千代緑が丘駅」から約1.2km(徒歩約15分)の徒歩圏内に位置し、雇用確保にも恵まれている。
〇同施設の特長
・両面バースを備えた地上4階建ての4層ボックス型。最大5テナントの入居が可能な汎用性の高いマルチテナント型施設。
・2層使いの区画を中心とした施設設計。入居テナント企業の多様なニーズに応える柔軟な区画プランを提案可能。各区画に大型の荷物用エレベーターと2機の垂直搬送機を設置し、入居テナント企業の効率的な庫内オペレーションに寄与する。入居後に空調、大型シーリングファン、ドックレベラーの後付け対応が可能。
・敷地内には駐車場104台分のスペースを備え、従業員の快適な通勤環境の整備をサポート。
〇同施設におけるサステナビリティへの取組
・再生可能エネルギーの活用:太陽光発電設備の設置を予定している。
・緑地:敷地内に約3,200㎡に及ぶ豊かな緑を残置し、施設環境および地域調和に配慮。
・環境認証の取得:CASBEE、ZEB認証を取得予定。
※「GLP八千代Ⅵ」の施設概要
所在地:千葉県八千代市吉橋1824-1
敷地面積:約2万6,000㎡
延床面積:約5万4,000㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2025年7月(予定)
竣工:2026年12月末(予定)
認証取得:CASBEE認証、ZEB認証(予定)
■ESR(株)<3月3日>
横浜市金沢区で建設を進めていたマルチテナント型物流施設「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター3」が竣工/陸・海・空の物流要衝の立地環境で800坪から賃貸可能
ESR(株)は神奈川県横浜市金沢区幸浦で建設を進めていたマルチテナント型物流施設「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター3」(横浜幸浦DC3)が竣工した。
同施設は敷地面積が7万4,722㎡(2万2,603坪)で、延床面積が16万5,262㎡(4万9,992坪)の4階建て。横浜市の最南端である金沢区の横浜湾に面した約33万㎡(10万坪)に計画されているロジスティクスパークの 3 期目で、2022 年1 月31日竣工の1期目(ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1〔横浜幸浦DC1〕、2023年1月31日竣工の2期目(ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター2〔横浜幸浦DC2〕)に続く物流施設だ。
同施設は、国道 357 号線、16 号線が至近で横浜横須賀道路「並木 IC」から約2.5km、首都高速道路湾岸線「杉田IC」から3.0km、横浜中心部まで13km、東京都心まで46km、横浜港から15km、羽田空港から31kmと、近隣に陸・海・空の輸送インフラが整っている。現在開通時期を協議している横浜環状南線(「戸塚IC」~「栄JCT」~「釜利谷JCT」)の開通により圏央道に直結し、東名高速道路ほか、主要幹線道路へのアクセスが格段に向上する予定だという。
同施設は40ftコンテナトレーラーの走行が可能な上り下り専用ランプウェイを結ぶ中央車路・センターバース式を採用し、各階へ一方通行でアクセスできる設計。荷物の積み下ろしのためのトラックバースは各階54台分を設置。全フロア1mの高床式倉庫で、バースの奥行は14.3mを確保している。ドックレベラーは実装40台、将来対応32台まで設置可能。また、敷地内には海上コンテナトレーラーに対応できるエリアも含め、トラック待機場を42台設置した。
倉庫について、1階で2.0t/㎡、2階~4階で1.5t/㎡の床荷重を確保。全ての階で2.5tのフォークリフトが走行可能となっている。梁下有効高は1階~3階が5.5m、4階が5.5m~6.48mで、柱スパンは間口11m×奥行き11m。最上階の4階は柱本数が少なくワイドスパンで、より使い勝手に優れた空間となっている。荷物用エレベーターと垂直搬送機は将来対応位置を確保している。
最小賃貸区画は796坪、半フロア5,500坪 からワンフロア1万1,000 坪の中で豊富なプランの提案が可能。また、特別高圧電力の供給により、ロボティクス、冷蔵冷凍設備、倉庫内空調、ハイスペックな物流システム導入など入居企業様の多様なニーズに応えることができる。
入居企業の幅広い要望に対応するため、物流施設に加え研究棟も併設。床面は平均 1,000lxの照度を確保したほか、⾧尺シート仕様として薬品類に対する耐久性を高めた。独立した建物のため、騒音・振動を伴う作業も行える。研究棟は危険物倉庫への転換も可能だ。
ワーカー用の駐車場は395台。最寄り駅からは徒歩15分と雇用確保にも優位な立地だ。施設内には弁当・飲料などを販売する24時間対応の無人売店を設置した。託児所のほか、共用部には女性用パウダーコーナーやシャワー室、喫煙専用室を設ける。ドライバー専用の休憩室やトイレ、喫煙所、シャワー室も設置する。
BCP面では、ハザードマップの想定津波高を上回る倉庫床レベルを確保しており、非常用発電機で停電時も給電可能 。環境面では、太陽光発電所の設置を進めているほか、全館 LED 照明など環境負荷低減に配慮した建築計画により、CASBEE Aランク、BELS 6☆、ZEB Readyの各認証を取得する予定だ。
※「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター3」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市金沢区幸浦1-8-5
敷地面積:7万4,722.25㎡(2万2,603.48坪)
延床面積:16万5,262.96㎡(4万9,992.05坪)
構造:地上4階建て・PCaPC造・免震構造
用途地域:工業地域
着工:2023年9月1日
工事期間:2023年9月1日~2025年2月28日
■霞ヶ関キャピタル(株)<3月3日>
大阪市住之江区でPM業務を受託している冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH大阪南港Ⅰ」を着工/約2万3,200パレットの収納能力、高効率保管が可能で庫内での人手作業は不要
霞ヶ関キャピタル(株)は、同社がプロジェクトマネジメント業務を受託している冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 大阪南港Ⅰ」の建設に着手した。
同施設は阪神高速道路4号 湾岸線「南港北IC」から約1.3kmの距離にあり、交通利便性が高い。大阪南港からのアクセスもよく、海運貨物などの取り扱いに便利な立地で、物流拠点や雇用に関するポテンシャルも高い。
同施設の収納能力は約 2万3,200 パレット。2 層構造で1 層目となる1階には荷捌き等の作業エリア、2階以上の2層目は吹き抜けで高さ約25m、―25℃の保管エリアになっている。高効率保管が可能な立体倉庫のため、庫内での人手作業は不要だという。安全面とBCPに配慮し地震や津波による被害を受けにくい免震基礎も採用されている。
※「LOGI FLAG TECH 大阪南港Ⅰ」の施設概要
所在地 :大阪府大阪市住之江区南港東8-1-26
敷地面積:1万7,355.28 ㎡(5,249.97 坪)
延床面積:2万5,247.24 ㎡(7,637.29 坪)
竣工予定:2027 年 10月
建物:倉庫棟 2階建て、事務所棟 4階建て
構造:プレキャスト・プレストレストコンクリート造 一部鉄骨造(免震構造)
■(株)エーツー<3月3日>
2025年夏に1万坪超の「恩田原倉庫」を開設/通販ショップ「駿河屋」の物流機能を集約、梱包機や最新MH機器の導入で出荷プロセスの圧縮を図る
(株)エーツーは、運営する通販ショップ「駿河屋」の物流機能を集約した「恩田原倉庫」(静岡市駿河区恩田原地区)を2025年夏に開設する。
同倉庫の延床面積は1万坪超で、ここに静岡市内各倉庫に点在している商材を集約する計画だ。同倉庫には梱包機や最新MH機器を導入し、出荷にかかるプロセスを圧縮する。また全フロアに冷暖房設備を完備し、施設内ワーカーの就業環境も整備。環境にも配慮し、全照明をLED化している。
■三井不動産(株)、ENEOS不動産(株)<3月3日>
横浜市鶴見区で建設を進めていた「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)横浜新子安」が竣工/水辺と共存するスマートエネルギー倉庫、物流機能を止めないためのBCP対応充実
三井不動産(株)とENEOS不動産(株)は、神奈川県横浜市で開発を進めていた「三井不動産ロジスティクスパーク横浜新子安(MFLP横浜新子安)」が竣工したと発表した。
同施設は、首都高速神奈川1号横羽線、5号大黒線、7号横浜北線の生麦ランプ入口に近接し、産業道路や国道15号(第一京浜)へのアクセスに優れる。東京都心まで1時間配送できるほか、神奈川県内陸部等の人口集積地域へのアクセスにも優れるため、広域配送にも適する。京浜急行電鉄本線「生麦駅」から徒歩13分と公共交通機関による通勤利便性が高く、入居企業の人材確保においても優位性がある。
同施設は、各階トラックバースが45ftコンテナ車両に対応しており、バースプラットフォームの片持ちスラブを撤去することでロングウィング車の接車も可能。1F倉庫・バースの積載荷重を2.0t/㎡とし、さまざまな保管ニーズに対応できる。72時間対応の非常用発電設備の導入や、地震エネルギー吸収能力の高い座屈拘束ブレース「アンボンドブレース®」(日鉄エンジニアリング(株))の採用、重要設備機器を想定浸水レベルよりも高い位置に設置する等のBCP対応も充実している。
屋上に設置された約2,000kWの太陽光パネルを有効活用するため、約2,600kWhの容量の大型蓄電池を導入。さらに三菱重工エンジン&ターボチャージャ(株)の制御システムマイクログリッドコントローラー「COORDY」を実装し、系統電力・太陽光発電・蓄電池の3種類の電源を最適制御することで約40%のCO2削減が見込めるという。これら取組により、最高ランクの「ZEB」認証およびCASBEE横浜Aランクを取得。DBJ Green Building 5☆も取得する予定だ。
※「MFLP横浜新子安」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-18
敷地面積:6万189.44㎡
延床面積:13万6,717.67㎡
規模・構造:5階建て・ダブルランプ・S造
竣工:2025年2月28日
■トナミ運輸(株)<3月3日>
千葉県野田市で建設を進めていた新物流拠点「野田流通センター」が竣工/ロジスティクス事業における関東地区の物流機能の拡充と強化図る、2025年4月1日から事業開始
トナミ運輸(株)は、3PL事業ならびに貨物自動車運送事業のさらなる成長を目指し、千葉県野田市で建設を進めていた物流拠点「野田流通センター」が竣工した。
新物流拠点の開設は、トナミホールディングスグループが展開する第23次中期経営計画の重点戦略である「収益成長事業への積極投資」および「事業・業容の拡大」の一環。ロジスティクス事業における関東地区の物流機能の拡充と強化を図るとともに、顧客への物流サービスのさらなる向上を図るものとなっている。
※「野田流通センター」の施設概要
所在地:千葉県野田市木野崎字下鹿野1700
敷地面積:1万4,580㎡(4,411坪)
延床面積:2万7,840㎡(8,424坪)
建物構造:鉄筋コンクリート造 4階建て(一部鉄骨造)、2~4階 空調完備、自家発電設備設置
事業開始:2025年4月1日
■三菱倉庫(株)<3月4日>
神戸支店「新港第二営業所2号倉庫」で再生医療等製品製造許可を取得/市場出荷前の再生医療等製品を対象とした製造工程での物流業務対応が可能に
三菱倉庫(株)は、神戸支店「新港第二営業所2号倉庫」で再生医療等製品の製造業許可(包装・表示・保管区分)を取得した。同社はこれにより海外からの輸入品などの市場出荷判定前の再生医療等製品を対象とした製造工程で物流業務を担うことが可能となった。
同施設は、保冷・常温・冷凍の各温度帯に対応した保管庫に加え、液体窒素凍結保存タンク、超低温フリーザーなどの設備を有する。これまで400以上の試験の治験薬デポとして、高度な品質管理が要求される治験薬の取り扱いを行ってきた。今回の同業許可取得により、これまで培ってきたノウハウや実績を活かし、同じく厳格な品質管理が必要とされる再生医療等製品に対しても顧客ニーズに合った最適な物流サービスが提供できる。
同社は、医療技術の進歩や需要の高まりによって今後大きな成長が見込まれる再生医療市場で引き続き自社他施設での同業許可の取得や対応温度帯の拡大等のサービスメニューの拡充を進め、再生医療等製品の流通に貢献していく。
※「新港第二営業所2号倉庫」の施設概要
所在地:兵庫県神戸市中央区新港町6-2
構造:鉄筋コンクリート造5階建て
設備:-20℃±5℃庫、+2℃~8℃庫、+15℃~25℃庫、超低温区画(液体窒素凍結保存タンク、超低温フリーザー)
その他:免震構造、非常用発電機、24時間有人警備
■西濃運輸(株)<3月4日>
東大阪市に同社西日本最大規模の物流施設「東大阪物流倉庫」を開設/セイノーブランドの輸送能力を生かした安定した物流サービス網をさらに強化
西濃運輸(株)は、大阪府東大阪市に同社西日本最大規模となる約6,700坪の物流施設「東大阪物流倉庫」を開設した。
同施設は、近鉄けいはんな線「荒本駅」から約1.4km、阪神高速道路13号東大阪線「中野IC」から約1.2km付近、近畿自動車道・阪神高速道路の分岐点「東大阪JCT」の至近に位置する。大阪の都心部からも約10kmに位置するため、倉庫へのアクセス利便性が高い。東大阪市は大阪市や堺市に次いで大阪府で人口が多い地域で、雇用が確保しやすい立地環境との評価もある。
同施設は、同社西日本最大規模のトラックターミナルである西濃運輸 河内支店から約1kmに立地しており、九州の福岡県から関東地方まで広い範囲での翌日配送が可能。優れたリードタイムを活かし、大阪から全国への発送拠点として活用できるほか、東日本から中四国、九州方面への中継地点などとしても活用できる。港までも約20kmの距離にあるため、海外に向けての物流ネットワーク構築でも活用可能な物流拠点と言える。
同施設は全国への輸配送に加え、商品の入出庫から保管、在庫管理、流通加工のほか、両面トラックバースを利用したTCとしての活用など、様々な物流サービスをワンストップで提供できるため、今後さらに顧客に寄り添ったロジスティクスサービスの提案を進める。
※「東大阪物流倉庫」の施設概要
所在地:大阪府東大阪市箕輪3-2-61
総延床面積:34,172.78㎡(10,337.26坪)
構造:1~3階柱:RC(鉄筋コンクリート)造 梁:S(鉄骨)造、4階:S造
賃借部分:1~4階「一部他社使用」 (6,735.74坪)⇒倉庫 6,735.74坪、(内)接岸バース1,004.76坪 (1階 632.32坪、2階 372.44坪)、(内)事務所196.10坪
■福山通運(株)<3月5日>
横浜市西区の物流拠点「横浜西営業所」をリニューアル/物流業務効率化・省力化を図るためにMH機器を積極導入、横浜市中心部エリアの配送効率向上も実現
福山通運(株)は3月5日、「横浜西営業所」リニューアルに伴う起工式を行った。
同営業所は、横浜市の中心部に位置し、同市内を中心とするエリア配送に優れた物流拠点。同エリアの配達効率の向上を実現し、これまで以上の高品質サービスを提供している。物流業務の効率化・省力化を図るため積極的にMH機器を導入し、ワーカーの労働負荷を軽減。環境面では、横浜市が推進する緑化制度に基づき、同営業所の壁面緑化や「ばらのまち福山」のバラ苗木を植樹し、環境保全に貢献している。
※「横浜西営業所」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市西区平沼1-10-10
敷地面積:2,036.76㎡
延床面積:3,382.52㎡
その他:地上2階建て、鉄骨造
竣工予定:2026年4月
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。