
(株)阪急阪神エクスプレスは、兵庫県神戸市の六甲アイランド内で倉庫を移転し、4月7日から「六甲アイランドカーゴターミナル」(RICT)として営 業を開始した。また、子会社である阪急阪神ロジパートナーズがRICT内の保税蔵置場の認可を取得し、5月1日から保税貨物の取り扱いを開始している。
今回の移転は2025年3月末の神戸航空貨物ターミナル(株)(K-ACT)の事業終了 に伴うもので、阪神阪急エクスプレスは神戸・播磨エリアにおける航空輸出入機能を維持するための倉庫を探していた。RICTが位置する六甲アイランドは「神戸港」内にある人工島で、工場や港湾施設などが多く立地している。神戸周辺からのアクセスに優れるほか、阪神高速道路湾岸線を利用することで、六甲アイランドから「関西国際空港」までトラックでの直送が可能であるなど、利便性に優れている。
同社K-ACT倉庫は神戸・播磨エリアの顧客物を集荷し、入庫・ラベル貼付・出庫 の作業を経て関西国際空港までの輸送を行うための航空輸出貨物の手倉倉庫として機能しており、 顧客のリードタイム短縮に貢献していたほか、航空輸入貨物の保税蔵置場としての機能も有していた。引き続きRICTでも六甲アイランド内で倉庫拠点を確保することで、その機能を保ち、顧客ニーズに合ったきめ細やかなサービスを提供していく。
同社はグローバルに展開する高品質な国際輸送サービスとともに、顧客に最適なロジスティ クスをプロデュースしている。今後も顧客お客様の様々なニーズにお応えし、お客様に最適な物流 ソリューションを提供してまいります。
※「六甲アイランドカーゴターミナル」の施設概要
所在地:兵庫県神戸市東灘区向洋町西6-16
使用面積: 810 ㎡(うち157.5㎡が保税蔵置場)
構造:鉄骨造
業務内容:航空輸出入貨物保管・管理、梱包、国内集荷配送,保税貨物取扱
業務開始日:2025 年4月7日