フクシマガリレイ(株)は、業務用冷蔵庫・製氷機を中心に製造する岡山工場(岡山県勝田郡)にトラックバース・平面倉庫・立体倉庫を有する新たな配送センターを建設し、2025年4月に稼働させる予定だと発表した。
同社では、近年の物流を取巻く環境変化に対応し、今後の成長を中長期で支えるための収益基盤の強化を一層推し進めるため、新たな情報システムの仕組みを構築するとともに、今後の岡山工場の生産体制に対応する物流体制を構築する必要があるとの判断から新配送センターの建設を決めた。岡山工場は1984年に設立され、以来40年にわたり、メインの業務用冷蔵庫や製氷機などの厨房関連機器と医療理化学機器を生産してきた。今回、岡山第二工場に隣接する勝田郡勝央町内に建設する新配送センターでは、同社製品の保管・出荷関連業務を担う。
新配送センターでは、現配送センターの1.5倍にあたる6,000台以上へ製品収容能力を高め、従来2基であったクレーンを4基設置とし、入出庫能力を2倍以上に高める。より効率的な自動倉庫を採用し、安全で質の高い保管・出荷環境を実現することで、多様な顧客ニーズに対応していく考えだ。
同社は、2023年度から2025年度の3年間で約208億円の成長投資を予定しており、今回の配送センター建設はその一環。今後も「食といのちの未来を拓く」との同社事業目的の実現に向け、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値の向上に取り組むとしている。
※「岡山配送センター」建設計画の概要
所在地:岡山県勝田郡勝央町
敷地面積:約1万7,000 ㎡
投資額(見込み):約30億円
着工時期:2024年8月
竣工予定時期:2025年4月