アサヒグループジャパン(株)、NEXT Logistics Japan(株)⇒ダブル連結トラック活用による工場間直送を開始/2024年問題や環境負荷低減に対応、CO2 排出量約35%削減見込む

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 アサヒグループジャパン(株)とNEXT Logistics Japan(株)(以下、NLJ)は、アサヒグループにおいて持続可能で生産性の高い物流の実現に向け、NLJの25mダブル連結トラックを活用した工場間直送を5月13日から開始する。
 アサヒ飲料(株)明石工場・群馬工場間の商品の輸送は、主にアサヒグループ傘下のアサヒロジ(株)が所有する大型トラック2台で実施しているが、今回、一部の便をNLJが所有するダブル連結トラックによる直送に切り替える。ダブル連結トラックによる工場間の全区間直送はアサヒグループとして初めて。大型トラック2台が両工場間を直送する場合と比較し、ドライバー1名での輸送が可能で、CO2排出量を約35%削減できる見込み(NLJ調べ)だ。
 アサヒグループとNLJはこれまでも、日本初となる水素を燃料とした燃料電池大型トラックの走行実証や物流最適化ソリューションシステム「NeLOSS」の実証実験を通じ、物流におけるCO2排出量削減や省人化に取り組んできた。今後は、ダブル連結トラック直送の便数増加やアサヒグループの他工場間への拡大、他企業の荷物との混載配送も検討する。また、引き続き連携を図り、トラック運転手の時間外労働の上限規制により生じる2024年問題への対応や環境施策を強化することで、持続可能な物流の実現を目指す。

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