ESR (株)は千葉県野⽥市蕃 昌に物流施設「ESR 野⽥ディストリビューションセンター2」)が 2023 年 8 ⽉ 31 ⽇に竣⼯した。 2022 年 7 ⽉にセンコー(株)と「野⽥ DC2」の全棟賃貸借契約を締結しており、センコー(株)が「野⽥第 3PD センター」として使⽤する。センコー(株)は同センターを野⽥地区における量販⼩売物流と関東エリアのスポーツ・アパレル物流の 事業拡⼤、グループ直営⾃動⾞の⾞庫設置による勢⼒増強の拠点として活⽤予定である。
「野⽥ DC2」は国道 16 号線に⾯しており、国道 16 号線 と国道 4 号線の交差点「庄和 IC」より 7km、常磐⾃動⾞道 「柏 IC」より 10km、東北⾃動⾞道「岩槻 IC」まで 20km に あり、主要幹線道路にアクセスが可能で、東京都⼼まで⾞で 約 1 時間での配送が可能である。東京港や成⽥・⽻⽥空港な ど輸送インフラ拠点からの中継地点としても利便性が⾼く、⾸都圏のみならず、東⽇本全域への広域配送拠点として強みを有している。
建物は耐震構造で、1 階両⾯にトラックバースを配置。⼤型⾞両は⼊⼝と出⼝を分け、敷地内の⾞両動線はワンウェイとし、 ⼤型⾞両の待機スペースを⼗分に確保することで、安全性に配慮した効率的な⼊出庫オペレーションを実現する。 バース前の⾞路は⼀部ピロティ形式を導⼊し、⾬天時に影響を受けにくい構造になっている。 ピロティ式⾞路 倉庫部分は 1 階から 4 階まで荷物⽤エレベーターと垂直搬送機による⾼い縦搬送能⼒を備え、床荷重 1.5t/㎡、梁下有効 ⾼さは 1 階から 3 階は 5.5m、4 階は 6.0m 以上、柱ピッチは間⼝ 11m×奥⾏ 11m を確保し、物流運営の効率性と汎⽤ 性を重視した設計を⾏っている。
「野⽥ DC2」では倉庫区画を含め全館空調付きとし、休憩ラウンジも完備している。駐⾞場 145 台および駐輪場(⾃転⾞の場合 80 台、バイクの場合 60 台)も設けている。 また、当施設は東武野⽥線「七光台駅」まで 2km の距離にあり、⼈⼝密集地にも近く、周辺にはコンビニエンスストア、飲⾷店、 量販店や商業施設も多く、⼊居企業様の雇⽤の観点からも有利な環境が整っており、⼈材定着の向上にも寄与している。
「野⽥ DC2」は全館 LED 照明、環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調、節⽔型衛⽣器具の採⽤、環境や省エネル ギーに配慮した持続可能な物流施設として BELS5 スターおよび CASBEEA ランクも取得済である。建物屋上には太陽光 パネルを設置し、今後設置予定の⾃家消費型太陽光発電設備の規模は 1.3MW 程度を⾒込んでいる。 当社は施設運営・管理のスペシャリストである社内のプロパティマネジメントチームの下、万全なセキュリティ対策、様々な災害対 策を構築し、⼊居企業とワーカーに安⼼・安全な施設環境を提供している。 BCP(事業継続計画性)対策については、⾮常⽤⾃家発電設備を備え、停電時でも防災センター、荷物⽤エレベーター、ト イレ等が 48 時間使⽤可能な保安⽤電源を確保し、防災備蓄倉庫も設置している。 セキュリティ体制については 24 時間 365 ⽇の有⼈管理で、⾮接触型カードリーダーに加え、顔認証セキュリティシステム、クラウ ドカメラの導⼊など、さらなるセキュリティ強化を図っている。 当社はビルメンテナンス・清掃業務においてもより良いサービスを提供するために DX 推進を図っており、その⼀環として「野⽥ DC2」でも共⽤部の清掃にロボット掃除機を導⼊いる。
※「ESR 野⽥ディストリビューションセンター2 」の施設概要
所在地:千葉県野⽥市蕃昌266⁻9
■アクセス:【⾞】 国道 4 号線「庄和 IC」より 7km/常磐⾃動⾞ 道「柏 IC」より 10km/東北⾃動⾞道「岩槻 IC」より 20km 【電⾞】 東武野⽥線「七光台」駅より 2km ■東京都⼼ 40km/さいたま市中⼼部 30km/千葉市中⼼部 56km/成⽥空港 58km/東京国際空港 62km
敷地⾯積:21,556 ㎡(6,521 坪)
延床⾯積:45,676 ㎡(13,817 坪)
構造: 地上 4 階建て /鉄⾻造 耐震構造
設計:サンエス建設(株)⼀級建築⼠事務所
施⼯:サンエス建設(株) ・ (株)堀建設
開発コンサルタント:(株)グローバルデザイン
⼯期:2022 年 8 ⽉ 1 ⽇〜2023 年 8 ⽉ 31 ⽇