■物流施設 投資関連情報2023版<8.3~8.9>

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<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 

■(株)ダイワコーポレーション<8月3日>
神奈川県横浜市内に「新山下第2営業所」を開設、2008年竣工の物流拠点敷地内に立地


 (株)ダイワコーポレーションは、神奈川県横浜市内に「新山下第2営業所」を開設した。
 同施設は、地上3階建て延床面積3,562坪の物流拠点で、2008年に 竣工した「新山下営業所」の敷地内に開設したもの。本牧ふ頭と山下ふ頭の中間地点に立地し、大黒ふ頭や南本牧ふ頭にも近い。高速道路網へのアクセスにも優れていることから、輸出入貨物の取り扱い拠点として利用するとともに、流通加工・ 小口配送などの配送センターとしても利用できるなど、ポテンシャルが高い。 また、横浜駅や桜木町駅など周辺の駅からバスもあり、公共交通機関のアクセスにも優れる。 新山下営業所内には防災センターが設置されており、新山下第2営業所も24時間365日監視が可能。自然災害や有事が発生した場合も迅速に対応することができる。同社は同施設を多様化する顧客ニーズに対応する物流拠点として提案する意向で、今後も顧客ニーズに対応する立地や、顧客事業継続に最適な物流拠点を展開し、物流サービスのさらなる 向上を目指すとしている。   

※「新山下第2営業所 」の施設概要
所在地:神奈川県横浜市中区新山下3-9-51
用途地域: 準工業地域
竣工:2023 年7 月末
敷地面積:3万8,267㎡(1万1,576坪)
延床面積:1万1,776㎡(3,562坪)
構造: 地上3 階建・S 造 耐震構造
床荷重: 各階1.5t/㎡
梁下有効天高:1階5.5m、2階5.0m、3階4.5m
荷物用EV:2基 荷重3.5t、最大搬送物寸法W3,500×D4,000×H3,000mm
ドッグレベラー:3基
その他設備:監視カメラ(1階出入口)、 防災センター(新山下営業所内)

■日本トランスシティ(株)<8月4日>
三重県亀山市の新倉庫「亀山低温危険品倉庫」が竣工、需要高まる特殊化学品の取扱拡大に対応するため


 日本トランスシティ(株)は、需要が高まる特殊化学品の取扱拡大に対応するため、中期経営計画に基づき三重県亀山市で建設を進めていた低温危険品倉庫2棟が竣工したと発表した。

※「亀山低温危険品倉庫」の施設概要
所在地: 三重県亀山市白木町砂子249-5
敷地面積:5万8,114.17㎡(1万7,580坪)
構造: 鉄骨造 平屋建(耐火建築物)
延床面積:985.92㎡(300坪)x2棟
倉庫設備: 二酸化炭素消火設備、移動式ラック、自家発電設備、LED照明 等
(温度帯)保管庫+5℃ 前室+15℃
業務内容:危険品の荷受、保管、出荷、配送などの物流業務
竣工日:2023年7月5日

■日本トランスシティ(株)<8月4日>
三重県朝日町の新倉庫「三重朝日物流センター」が竣工、住友電装(株)の自動車用ワイヤーハーネス部材等の物流拠点に


 日本トランスシティ(株)は、三重県三重郡朝日町で同社グループ最大の物流拠点となる新倉庫「三重朝日物流センター」を取得し、竣工したと発表した。
 同施設は、住友電装(株)の自動車ワイヤーハーネス部材等の物流関連事業を担う合弁会社「STコネクトロジスティクス(株)」(日本トランスシティ(株)、住友電装(株)、伊勢湾倉庫(株)による共同出資)の事業用倉庫。日本トランスシティは今後、同施設を住友電装グループ事業の倉庫とし、サプライチェーンに最適な物流サービスを提供していく。
 なお、日本トランスシティグループは「環境に配慮した事業推進」を重要な課題のひとつと位置づけ、温室効果ガス削減や省資源活動に取り組むとともに、環境負荷低減に配慮した物流サービスや物流施設の充実に向けて取組を進めており、同施設もこれらサステナビリティへの取組を実現する倉庫にする考えだ。

※「三重朝日物流センター」の施設概要
所在地:三重県三重郡朝日町大字埋縄字川原1
敷地面積:6万8,620㎡(2万757坪)
倉庫構造:鉄骨造3階建
延床面積:6万1,445㎡(1万8,587坪)
事務所棟:鉄骨3階建1棟(延床面積:2,865㎡[812坪])
倉庫設備:垂直搬送機、人貨用エレベーター、ドックレベラー、ソーター、空調設備等
その他設備:太陽光発電設備、LED照明、非常用自家発電設備等
業務内容:自動車用ワイヤーハーネス部材等の荷受・仕分・保管・付帯作業・配送等の物流業務
竣工日:2023年6月30日

■シモハナ物流(株)<8月4日>
山陰エリア2棟目となる「松江第二営業所」を開設、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応


 シモハナ物流(株)は、島根県松江市平成町に「松江第二営業所」を開設した。
 同施設は山陰エリアで2棟目となる物流拠点。国道9号線バイパス「松江中央IC」より2km、「松江西IC」より1.7kmに位置し、アクセス性に優れる。延床面積は2,431坪で、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応した3PL対応の高機能低温物流センターとなっている。
 近年は、多種多様な食品商材を取り扱う企業が増えており、商品提供でよりタイムリーな配送システムの構築が必須になっている。同社では、長年に渡り幅広い食品商材を取り扱っており、その厳しい食品管理の技術とノウハウに加え、3PLに対応できる物流センターが、食品商材を取り扱う企業から高く評価されている。
 同社は、山陰エリアでの販路・事業拡大を計画、あるいは山陰エリアから全国展開を目指す顧客に対し、多彩な物流戦略を提案できる体制を整え、今後も顧客事業の発展に寄与していく考え。

■西日本鉄道(株)<8月4日>
千葉県習志野市に新拠点「にしてつ関東ロジスティクスセンター」を開設、国際物流事業における関東地区物流拠点拡大のため


 西日本鉄道(株)は、国際物流事業本部の関東物流拠点拡大のため、千葉県習志野市に「にしてつ関東ロジスティクスセンター」を開設すると発表した。
 同施設は、東関東自動車道 湾岸「千葉IC」から車で約7分の場所に位置し、関東域内の集配送にも便利なほか、羽田空港・成田空港・横浜港・東京港から 40km圏内と、航空・海上輸送サービスの提供に適した立地環境にある。延床面積は約2万㎡で、同社では国内物流拠点におけるフラッグシップと位置づけられている。
 同社は、半導体などの精密機器の保管や冷蔵倉庫による対応に加え、フルフィルメントセンターとしての提供など、同施設を通じ、多様で付加価値の高いサービスを提供する。さらに、同社の西鉄物流(株)と協働し、関東エリアの集配送における将来のトラック配送網の拠点化も目指す意向。また、グループ連携により、航空・海運・ロジスティクス・国内輸送を一気通貫する、きめ細かなサービスを提供していく。
 同社では、「物流の2024年問題」への対応を図るため、集配トラックの適正な運行管理を行うほか、DXの推進として、AIを活用した保管ロケーション管理、無人搬送ロボットを活用する。また、ESGの取組として、太陽光パネルの設置によるクリーンエネルギーの活用、環境負荷を考慮したリチウムイオンバッテリー搭載フォークリフトの運用拡大などを進める。そのほか、従業員のウェルビーイングな職場環境の創出に向け、リフレッシュスペースや女性用パウダーコーナーなども整備する。
 同施設は2024年1月に開設する予定。同施設の開設により物流拠点の拡充、域内物流ネットワークの強化が図れることから、「にしてつグループまち夢ビジョン 2035」で掲げる“サステナブルでお客さまに寄り添う「BtoB物流」”の実現を目指すとしている。

※「にしてつ関東ロジスティクスセンター」の施設概要
所在地: 千葉県習志野市茜浜2-4
開設日: 2024年1月予定
敷地面積: 8,844㎡
延床面積:1万9,322㎡ <倉庫 1万6,908㎡(5,114.67坪)、事務所等 1,188㎡( 359.37坪)>
建物構造: 一部鉄筋コンクリート造4階 建 耐震設計、各階天井高5.5m、床荷重1.5t/㎡ (倉庫)
倉庫仕様: 4階 空調倉庫 、3 階 空調倉庫、2 階 空調倉庫、1 階 常温倉庫、冷蔵倉庫(定温定湿)

■日本ストライカー(株)<8月7日>
福岡県宇美町に「九州物流センター」を開設、持続可能なサプライチェーン構築を目指す


 日本ストライカー(株)は、福岡県糟屋郡宇美町に「九州物流センター」を開設した。
 同施設は、同社物流拠点としては大阪府藤井寺市の「西日本物流センター」、東京都大田区の「東日本物流センター」に次ぐ3番目の拠点。福岡市に近接する宇美町に位置し、福岡空港や九州縦貫自動車道、福岡高速環状線からのアクセスに優れるほか、九州7県ならびに山口県への同社製品の出荷関連業務を担う。同施設では、緊急性が高く、幅広いサイズバリエーションが必要とされる整形外科領域のインプラント製品を中心に在庫を保有。物流業界の「2024年問題」のほか、台風や大雪等の悪天候がサプライチェーンに与える影響を低減し、当該地域での流通の安定化を目指すとともに、輸送コストならびに環境負荷軽減を実現する考えだ。
 同社は同施設開設をはじめとした取組を通じ、今後も継続して持続的なサプライチェーンの構築と、さらなる医療の向上に貢献していくとしている。

※「九州物流センター」の施設概要
所在地:福岡県糟屋郡宇美町井野字稲木369-8 「MJロジパーク福岡1」4階

■(株)ロジランド<8月7日>
春日部シリーズ3棟目の「LOGI LAND 春日部Ⅲ」が満床竣工、(株)グッドスマイルロジスティクス&ソリューションズが1棟全体を利用


(株)ロジランドは、埼玉県春日部市で手掛ける3棟目の物流施設「LOGI LAND春日部Ⅲ 」が2023年7月31日に竣工したと発表した。同施設は、地上3階建てで延床面積は1万951.59㎡(3,312.85坪)。1棟全体を利用する(株)グッドスマイルロジスティクス&ソリューションズの要望により倉庫内に空調設備を設置している。
グッドスマイルロジスティクス&ソリューションズは、フィギュア・グッズの企画・開発・製造・販売を手掛ける業界大手の(株)グッドスマイルカンパニーの物流機能を担っており、近年の取扱荷物の増加を踏まえ、本施設を2023年8月1日付で稼働させた。
同施設は、バス停の「イオンモール春日部前」より徒歩約3分、国道16 号線と 4 号線の交差するエリアに位置し、東北自動車道「岩槻IC」及び常磐自動車道「柏IC」からもアクセス可能。宅配便主要ターミナルも近いことから、ECの物流拠点としても需要が高いエリアであり、また、周辺には住宅地も多いことから、従業員確保にも優位性があり、物流拠点としてのポテンシャルが非常に高い立地環境にある。
なお、同社による春日部エリアの物流施設開発は、多くのテナント企業からの引き合いを受け、過去に開発した「LOGI LAND春日部Ⅰ」、「 LOGI LAND春日部Ⅱ」を含む春日部シリーズ3物件全てのテナントが竣工前に決定している。同社は今後も「テナントに寄り添った使い勝手の良い物流施設を適正立地に・適正賃料」を物流施設開発のコンセプトとし、来期以降は関西、九州、中部地方での開発も計画している。

※「LOGI LAND春日部Ⅲ」の施設概要
所在地:埼玉県春日部市下柳字香取前1583番他
敷地面積:7,070.23㎡(2,138.74坪)
延床面積:1万951.59㎡(3,312.85 坪)
構造: 鉄骨造
規模:地上3階建
着工:2022年5月1日
竣工:2023年7月31日

■山九(株)<8月7日>
危険物倉庫4棟からなる「北勢第3物流センター」を2024年8月に新設、リチウムイオンバッテリーなどの製品や医療・半導体などの中間財・原料などの高機能製品を主に取り扱う予定


 山九(株)は2024年8月、三重県三重郡菰野町に危険物倉庫4棟を新設する。(約1,000㎡×4棟の合計4,000㎡)
新倉庫は消防法危険物第 4 類の貨物に対応し、リチウムイオンバッテリーなどの製品から、医療や半導体などに使用される中間財や原料などの高機能製品を主に取り扱う予定。四日市コンビナート地区からは車で30分以内の距離にあり、JIT配送などに活用のできるストックポイントとしての活用も可能で、幅5mの庇も備えており、雨天時の荷役にも対応している。
 同地域には既に2 カ所の危険物倉庫を構えており(合計倉庫面積 4,606 ㎡)、そのひとつに隣接する形で新倉庫を建設する。保管能力を増強することで、物量の波動に柔軟に対応するとともに、輸送効率の向上を図る。また、既存倉庫では危険品の流通加工機能も備えており、今回の新設を機にこれらのサービスを推進していく予定だ。
 同社は2023年5月、大阪に関西最大級の危険物倉庫(約 1,000㎡×8棟)を開設しており、今回の中部エリアにおける増設により、関東、中部、関西、九州を網羅する形で、全国 13 ヵ所の自社拠点において、総延床面積約 2万6,800 ㎡の危険物倉庫を運営する体制になる。危険物倉庫に対するニーズはここ数年高い状態にあるものの、供給量不足が続いていることから、同社ではこれら倉庫がサプライチェーンの課題解決に貢献できると考えている。

※「北勢第3物流センター」の施設概要
所在地:三重県三重郡菰野町大字永井字北西川原3080-17
開設時期:2024 年 8月
敷地面積:1万879 ㎡(事務所棟 1棟)
倉庫面積:約4,000 ㎡(1,000 ㎡×4 棟)
対応危険物:消防法第 4類
機能:保税機能 、コンテナバンニング機能

■C&W<8月7日>
茨城県つくば市でマルチテナント型物流施設「LFつくば」を竣工、シングルランプウェイを備えたマルチテナント型物流施設


 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(株)(CWAM)がつくばファシリティ特定目的会社を通じ、茨城県つくば市でマルチテナント型の物流施設 「LFつくば」を竣工したと発表した。
〇同施設の立地特性
 同施設は、常磐道 「桜土浦IC」から約7.8km、 圏央道「つくば中央IC」から約8.0kmの位置に立地し、北関東・東北エリアのみならず、圏央道を利用し都心部を経由せず首都圏広域をカバーできる立地にある。また、「LFつくば」の所在地から15分圏内に約10万人、30分圏内に約30万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも優位性のある好立地といえる。
〇同施設の特徴
 同施設 は約3万㎡の敷地に建設された、地上5階建て、延床面積約7万1,000㎡で、シングルランプウェイを備えたマルチテナント型の物流施設。45Ftコンテナ車が1~4階バースに直接接車することが可能で、効率的な物流オペレーションの構築に資する施設となっている。テナント区画は、最大8テナントが入居可能。最小面積は約1,650坪~で、4・5階は保管効率を重視したメゾネットタイプとなっている。駐車場を230台分確保するなど、様々なテナントニーズに対応することができる。敷地内にはテナントごとに用意された荷受けエリア(伝票処理室・休憩室・トイレ)や、アメニティとして、共用部にカフェテリアや売店などが設けられており、施設利用者に便利で快適な環境を提供する。
〇サステナビリティへの取組
 同施設では、建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELS5スター、ZEB Ready認証を取得するほか、建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証を取得する予定。外壁には断熱性、耐久性の高いサンドイッチパネルを採用し、屋根には太陽光発電事業者による太陽光発電設備の設置を予定している。また、BCP対応として24時間対応の非常用発電機を備えらえている。

※「LFつくば」の施設概要
所在地:茨城県つくば市さくらの森25-2
敷地面積:3万735.00㎡
延床面積:7万1,064.68㎡
構造:地上5階建、鉄骨造
着工:2022年3月
竣工:2023年7月
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証(取得予定)、BELS 5スター、
ZEB Ready認証(いずれも予定)

■C&W<8月8日>
奈良県で物流施設「LF奈良ANNEX」を竣工、シングルランプウェイを備えたマルチテナント型物流施設


 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(株)(CWAM)が奈良中央アネックス特定目的会社を通じて、奈良県生駒郡安堵町で建設を進めていたマルチテナント型物流施設 「LF奈良ANNEX」を竣工したと発表した。
〇同施設の立地特性
 同施設は、西名阪自動車道 「大和まほろばSIC」から約1.5km、同 「法隆寺IC」から約3kmの位置に立地し、近畿圏主要都市へのアクセスに優れる。周辺は奈良県最⼤の⼯業団地である昭和⼯業団地を中⼼とする産業集積エリアであることから、県内の地域配送拠点や、大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれる。また、同施設所在地から15分圏内に約8.5万人、30分圏内に約42万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも優れた好立地といえる。
〇同施設の特徴
 同施設 は地上4階建て、延床面積約3万7,600㎡のマルチテナント型物流施設。柱スパンは間口11.5m×奥行9.5m、倉庫の梁下有効高さは5.5m、床荷重は1.5t/㎡を確保し、荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を4基実装(さらに、2基増設の将来対応可能)したボックス型の物流施設だ。テナント区画は、最大4テナントが入居可能で、最小面積約7,900㎡から1棟全体約3万7,600㎡まで利用でき、効率的な荷役業務が可能で、保管機能を重視したテナントニーズに対応できる。また、アメニティとして共用部に休憩室を設けて、施設利用者に便利で快適な環境を提供している。
〇サステナビリティへの取組
 同施設は、建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELS5スター、ZEB Ready認証を取得、そして太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置を予定。また24時間対応の非常用発電機を備えるなどBCPにも対応している。

※「LF奈良ANNEX」の施設概要
所在地:奈良県生駒郡安堵町大字岡崎367-19
土地⾯積:1万8,584.29㎡
用途地域:準工業地域
延床面積:3万7,605.82㎡
構造:地上4階建、鉄骨造
着工:2022年5月
竣工:2023年7月
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 5スターZEB Ready認証

■グッドマンジャパン(株)<8月9日>
茨城県常総市の最新鋭大型物流施設「グッドマン常総」が竣工、センコー(株)と大型賃貸契約を締結


 グッドマンジャパン(株)は、茨城県常総市の先進的な物流施設「グッドマン常総」が竣工し、物流大手のセンコー(株)と大型賃貸契約を締結したと発表した。
 同施設は、総賃貸面積17万4,000㎡、5階建てで、同社の国内開発物流施設で最新かつ最大の物件。同社CEOのアンガス・ブルックス氏は、「グッドマン常総は、カスタマーに最高水準の物流ソリューションを提供するという弊社の強い思いを象徴する施設です。常に変化するビジネスニーズに柔軟に対応し、高品質かつサステナブルな物流スペースを開発することがグッドマンの使命であり、この施設は卓越性を追求し続けるグッドマンの姿勢を体現しています」とコメント。
 一方、センコー専務執行役員の伊藤知彦氏は「グッドマン常総はワンフロアが広く、お客様の様々な物流ニーズに対応できる効率の良い作業が可能です。今後、弊社の中期経営計画の中で関東圏東部エリアへの拡大に向けた第1弾と位置付けており、更に、常陸那珂港へのアクセスにも最適で、海外との物流提携に生かして行ける立地として高く評価させて頂いてます」とし、「また、弊社は印西市にあるグッドマンの物流施設においても大規模なスペースを賃貸していますが、従業員の働きやすさを求めた様々な設備を完備されており、従業員満足度も高評価です。今回のグッドマン常総においては、更なる施設や周囲の環境を整備した、地域一体型の快適な空間を創造して頂き大変有難く思っております。今後もグッドマンとのコラボレーションが継続できるよう楽しみにしています」と述べている。
 センコーが同施設を選んだ理由として、同社の柏支店に至近であるほか、圏央道にも隣接しており、首都圏の数千万人の消費者層へのアクセス性の高さが挙げられており、グッドマンジャパンでは、その交通利便性や戦略的な立地により、同施設がサプライチェーンの最適化や物流の効率化にも寄与するとしている。
〇コミュニティのランドマーク
 同施設は、当該地区のランドマークとなる大型施設。グッドマンジャパンではさらに「グッドマン常総2」も現在開発中だとしており、両施設をもって地域一体型の新たなビジネスパークとする計画だ。近隣には新たに誕生した道の駅をはじめ、TSUTAYA BOOKSTORE、カフェ、店舗、スパ施設、都市公園などが賑わいを創出するほか、施設内ワーカーにとっても利便性の高い快適な就業環境を提供する。
〇革新的なサステナビリティの取み
 同施設には先進的なサステナビリティ仕様が導入されており、優れたエネルギー性能が認められた結果、BELS評価「ZEB」国内最高評価を取得しています。また、環境に配慮した認証CASBEE Sランクも取得している。
 また、太陽光発電による4.25MWの電力を施設内で利用し、さらに蓄電池を搭載することによって再生可能エネルギーを活用しながら入居企業のカーボンフットプリントも削減することができるとしている。電気自動車(EV)の充電ステーションも完備するなど、より環境負荷の小さい交通手段への対応も進めている。

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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