
トラスコ中山(株)は、愛知県北名古屋市にある自社最大規模の物流拠点「プラネット愛知」が稼働開始したと発表した。同社29カ所目となる拠点で、延床面積は8万9,162㎡(2万6,971坪)。東京ドーム約2個分の規模に最先端の物流機器を導入し、100万アイテム以上の在庫保有を目指す。年間約1,000億円の出荷能力を備え、納品サービスの高度化を図る。
同社は全国29カ所の物流センターに約62万アイテムを在庫し、モノづくり現場に必要なプロツールを「必要な時」「必要なモノ」「必要なだけ」届ける体制を構築してきた。新拠点の稼働により、1カ所で保有できるアイテム数が大幅に増加し、在庫集約による効率化が進む。
「プラネット愛知」では、同社が強化を進める「ニアワセ+ユーチョク」(荷物の詰め合わせ+ユーザー直送)への対応力を高める。複数商品を1箱にまとめて出荷する「ニアワセ」の精度を向上させ、「荷分かれ」による出荷個数増加を抑制する。さらに、販売店経由の中間配送を省くことで、サプライチェーン全体の効率化を実現し、納期短縮や梱包資材削減、配送運賃低減、環境負荷軽減、作業負荷の抑制につなげる。
物流・運送業界では、ドライバー不足や長時間労働の是正に伴う規制強化が進み、輸送網の維持が課題となっている。加えてカーボンニュートラル対応も求められる中、同社は在庫集約と直送体制の強化により、物流負荷の軽減と環境保全の両立を目指す。
同社は2030年までに100万アイテム以上の在庫保有を掲げており、新拠点の稼働がその基盤となる。今後もモノづくり現場の副資材調達の利便性向上に向け、物流ネットワークの強化を進める。
※「プラネット愛知」の施設概要
所在地:愛知県北名古屋市沖村白弓1-1
敷地面積:1万2,595坪(4万1,634㎡)
延床面積:2万6,971坪(8万9,162㎡)
稼働:2026年5月18日
建物構造:複合構造(柱RC梁S構造)、免震構造
階数:倉庫4階、事務所4階
能力:在庫アイテム数⇒約62万アイテム(2030年に100万アイテム以上を予定)
出荷可能金額:約1,000億円/年
