プロロジス⇒大阪府豊中市で開発を進めていたBTS型物流施設「プロロジスパーク豊中」が竣工/ヤマト運輸(株)向けに老朽化した既存事業所を建て替え、環境配慮型建材を採用しGHG約770tを削減

  • URLをコピーしました!

 プロロジスは、大阪府豊中市でヤマト運輸(株)向けに開発を進めていたBTS型物流施設「プロロジスパーク豊中」が竣工したと発表した。老朽化していた既存事業所を建て替え、ラストマイル配送拠点として再整備したもので、ヤマト運輸は同施設をリースバック方式で利用し、豊中市内の集配業務を担う。
 同施設の開発地は「大阪国際空港(伊丹空港)」から約1kmに位置し、阪神高速道路「豊中IC」から約7分、「大阪空港IC」から約6分とアクセスに優れる。豊中市全域に約20分で到達できるほか、大阪・兵庫の主要地域にも近く、希少性の高い立地とされる。周辺は住宅地が広がり、雇用確保の面でも優位性がある。
 同施設は約4,500㎡の敷地に地上4階建て、延床約1万1,800㎡で開発された。ラストマイル配送拠点として、多数の小型配送車両が同時に着車できるよう、スロープで各階へ直接アクセスできる構造を採用した。1階には荷物の発送・受取が可能な受付を設け、来客動線と分離した倉庫エリアにはドックレベラー2基を備えた高床式バースを配置し、大型車両の荷下ろしを効率化した。2階から4階の倉庫は低床仕様で、小型配送車両が全面的に乗り入れ可能だ。さらに、EV化の進展を見据え、各階に合計約80台分のEVチャージャーを整備する計画で、屋上には従業員用として68台分の駐車場を設けた。
 建物計画では周辺環境への配慮も重視し、窓や換気口を必要最小限に抑え、スロープを屋内化することで車両走行音や作業音の漏れを抑制した。環境負荷低減の取り組みとして、電炉材や高炉セメントB種を採用し、GHG約770tを削減した。電炉材は鉄スクラップを再生した鋼材でCO2排出量を抑えられ、高炉セメントB種は副産物の高炉スラグを混合することでCO2排出量を約40%削減できるという。
 プロロジスは今後も環境配慮と効率性を両立した物流施設の開発を進め、地域のラストマイル配送網の強化に貢献する構えだ。

※「プロロジスパーク豊中」の施設概要
所在地:大阪府豊中市走井2-78-13(地番)
敷地面積:4,575.38㎡(約1,384.05坪)
延床面積:1万1,851.01㎡(約3,584.93坪)
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2024年11月
竣工:2026年3月

目次