
日本GLP(株)は、熊本県大津町で延床面積1万3,235.2㎡の先進的物流施設「GLP 熊本大津」が竣工したと発表した。
同施設は、同社が熊本県で初めて開発した物流施設。半導体やパソコン・サーバーなどの高品質輸送で実績のある(株)近鉄ロジスティクス・システムズが専用施設として利用し、九州半導体戦略の旗艦拠点と位置付ける。
同施設の立地は、TSMCや世界有数の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロン(株)などが集結する半導体産業団地の近隣に位置しており、半導体の関連部品や精密機械を保管するための先進的物流施設への需要が高い。「熊本空港」から約7km、九州縦貫自動車道「熊本IC」から約11km、「益城熊本空港IC」から約16kmの距離にあり、九州全域をカバーする広域配送の拠点として優れた立地条件を備えている。
日本GLPと近鉄ロジスティクスは用地取得段階から綿密なコミュニケーションを交わしてきた。近鉄ロジスティクスは、半導体産業団地と熊本空港との結節点となる同施設立地の利便性を高く評価したほか、効率的なオペレーションを実現する日本GLPの提案力や柔軟な対応、これまで積み重ねてきた物流施設開発の実績などを評価したという。
□「GLP熊本大津」の立地
・熊本空港から約7km、九州縦貫自動車道「熊本IC」から約11km、同じく「益城熊本空港IC」から約16kmと交通アクセスが良好で、九州全域への広域配送拠点として優れた立地。
・半導体関連企業やメーカー企業が集積する産業団地の近隣に位置し、半導体関連の部品や精密機械の保管拠点として、先進的物流施設への需要が高いエリアに立地。
□「GLP熊本大津」特長
・地上4階建てのボックス型の施設で荷物用エレベーターと垂直搬送機を設け、施設内の効率的な物流オペレーションをサポート。
・床荷重は1.5t/㎡で、重量のある荷種にも対応が可能。
・全館に空調設備を設け、従業員の方々の快適な就労環境を整備。
□「GLP熊本大津」におけるサステナビリティへの取り組み(予定)
・自然環境の保全:LED照明を導入し、入居企業の脱炭素化に向けたサステナビリティ推進への取り組みをサポート。
・環境認証の取得:CASBEE認証を取得予定。
※「GLP 熊本大津」の施設概要
所在地:熊本県菊池郡大津町大字杉水3713-1他
敷地面積:6,432㎡
延床面積:1万3,235.2㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2024年10月
竣工:2025年10月
認証取得:CASBEE認証(予定)

