(株)近鉄エクスプレスは、韓国現地法人Kintetsu World Express (Korea), Inc.(KWE韓国)が「平澤(ピョンテク)物流センター」に新たな大型倉庫「第3ターミナル」を開業すると発表した。
韓国では現在、半導体産業への積極的な投資活動が官民一体で進んでいる。平澤はその中心地で、最先端半導体の生産拠点(工場)の建設など、さらなる企業の集積が見込まれるとともに、ロジスティクス需要の拡大が予想されている。
一方、KWE韓国は、平澤港の浦升国家産業団地内に2021年4月に第1ターミナルを、2022年4月には第2ターミナルを開業。半導体関連産業を中心に高品質なロジスティクスサービスを提供している。 新ターミナルでは、冷蔵・冷凍ルームに加えて定温庫を備え、半導体製造装置といった大型貨物から原材料、部品まで幅広い貨物の保管に対応。KWE韓国は、同地域で自前倉庫を運営する唯一の日系物流企業であることから、新ターミナル稼働後もその優位性を発揮し、韓国でのプレゼンスの向上、ユーザーのビジネスサポートを強化する。
同社グループは、半導体を成長戦略品目と位置づけ、半導体関連産業のロジスティクスニーズに対応する取り組みを強化しており、今後もそのニーズに最適な物流ソリューションを提供していく方針だ。
※「平澤物流センター第3ターミナル」の施設概要
所在地:大韓民国京畿道平沢市浦升邑万戸里181-76
敷地面積:1万4,712.36㎡(事務所1,052.16㎡ /倉庫 1万1,142.12㎡)
開業予定:2024年10月