日本通運(株)は、NXグループの内航船「ひまわり」と鉄道輸送を組み合わせにより、国際海上コンテナを国内中継輸送するサービス「Sea & Rail FT」を8月24日から開始する。
【開発の背景】
NXグループは、長期ビジョン実現のため「持続的成長と企業価値向上のためのサステナビリティ経営の確立」を推進している。トラック中心の輸送形態から鉄道・船舶を利用した輸送形態へ切り替えるモーダルシフトを積極的に進め、複数の輸送モードを組み合わせた柔軟なロジスティクスソリューションの提供と、CO2排出削減に貢献するサービスの創出に取り組んでいる。
また、2024年には、トラックドライバーに対する時間外労働規制の強化により、将来的な労働力不足も見込まれ、長距離トラック輸送についても今後の大きな課題となっている。
このような状況の中、日本通運(株)は環境配慮型の輸送手段で、将来的な労働力不足などにも対応するSea & Railサービスの拡充を図っている。
開発したサービス「Sea & Rail FT」は、外航コンテナ船が寄港する国内主要港（博多港・東京港・苫小牧港）とユーザーとをつなぐ国内中継輸送サービスとなる。国際海上コンテナ（40 フィート・20 フィート/ ISO コンテナ）を使用し同社グループの内航船である「ひまわり」）と鉄道を組み合わせたモーダルコンビネーション型のサービスだ。
【「Sea & Rail FT」の特徴】
トラック2024 年問題に伴う輸送力不足の解決策として効果的
CO2 排出量を削減する環境に優しい輸送サービスで、お客様のサステナビリティ経営に貢献
東京港・苫小牧港・博多港において、国際海上コンテナをそのまま輸送可能
ほぼ毎日出港で、スケジュール管理に最適
内航輸送と鉄道輸送と組み合わせることで、港から離れた場所でも集配の対応が可能
