■物流施設 投資関連情報2023版<8.24~8.30>

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<2023年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 

■(株)北の達人コーポレーション<8月24日>
神奈川県海老名市に新物流拠点を設置、北海道・岡山に続く3番目の拠点設置で増大する物量に対応


 (株)北の達人コーポレーションは、神奈川県海老名市に新たな物流拠点を設置した。受注件数拡大に伴う物量増大に対応するためで、現在の2拠点(北海道札幌市、岡山県総社市)体制から3拠点体制に移行。2023新物流拠点の設置により、拠点集中による地理的リスクの分散、物流業界における「2024年問題」で特にリスクとして想定されている「送料の上昇」、「顧客に貨物を届けるリードタイムの長期化」に対応するとしている。
 なお、同社の物流業務は専門業者に委託しており、今回の増設については主に委託先の設備を利用するため、同社の連結業績及び個別業績に与える影響は軽微であるという。

■(株)富士ロジテック<8月24日>
「文書事務集中センター及び電子化センター」を開設、首都圏の文書保管及び管理サービスの拠点集約化で効率化も


 (株)富士ロジテックホールディングスは、 文書や設計図面などの紙媒体の保管や、その電子データ化を代行するサービス拠点として「文書事務集中センター及び電子化センター」を首都圏(住所非公開)に開設した。
文書情報管理サービスの市場規模は改正電子帳簿保存法や、リモートワークの普及を背景に年々拡大しており、2030年には3,000億円に達するとされる。一方、減少傾向にはあるものの、紙媒体で記録される文書が依然大量に存在することから、これらを適切に電子化し、情報資源として活用できるものとするため、検索性や利便性を高めることが求められている。同社は、これら市場動向や顧客ニーズを踏まえ、1979年から提供している首都圏の文書保管及び管理サービスの拠点を集約し、効率化する意向を固めたほか、預った紙媒体を電子化するサービスの強化では、同一拠点内に「電子化センター」を設置。同施設開設により、デジタルを含めた情報の保管や活用を、同一サービス内で顧客へシー ムレスに提供できる体制を整えた。
 電子化サービスでは、文書だけでなく、設計図面など大型の媒体も対応できることから、建設関 連企業や、自社工場やプラントを持つ機械、あるいは化学素材メーカーといった顧客も想定。建設業の古い紙図面、医療機器の譲受譲渡や製造の記録などGxPで保管が定められる特殊な書類のサービスも可能で、電子化と同時にノイズ除去等でデータを高品質化することもできる。

■(株)ミナカラ<8月24日>
医薬品通販サイト「ミナカラ」の物流拠点を千葉県流山市に拡張移転、床面積を約6倍に拡張して保管・出荷能力向上を目指す


 医薬品通販サイト「ミナカラ」を運営する(株)ミナカラは、物流拠点を千葉県流山市へ拡張移転し、2023年8月23日から稼働させた。
〇物流拠点 移転の背景
 同社は、薬剤師による対面およびオンラインによる服薬指導・健康サポートと、医薬品通販サイトを通じた医薬品等の販売サービスを提供し、2021年には石川県白山市の物流倉庫内に調剤薬局を設け、稼働させてきた実績がある。
 2022年以降、同社サービスの利用者拡大で注文件数も大幅に増加。従来の物流倉庫の出荷能力ではサービス利用者のニーズに応えることが難しくなるとの予測から、より多くの商品数及び在庫数を保管できる体制をつくるため、物流倉庫の床面積拡張とともに出荷能力向上を図るため、千葉県流山市にある「GLP ALFALINK 流山 4」への移転を決定した。「GLP ALFALINK 流山 4」では、従来の約6倍もの保管面積の確保に加え、倉庫管理システムなど新たな仕組みを導入。入出荷や在庫管理の精度を向上させ、迅速かつ正確に物流業務が行える体制を整えた。
〇物流施設「GLP ALFALINK 流山 4」の魅力
 全8棟からなる「GLP ALFALINK 流山」は都心から約25km圏内に位置し、常磐自動車道「流山IC」に近接。国道16号線にもアクセスしやすく、首都圏エリア配送と広域配送に適したマルチテナント型物流施設だ。5km圏内の労働人口は約20万人で、安定的な雇用確保が見込めるほか、カフェやレストラン、コンビニエンスストア、シャワー、託児所、通勤用バスなどが導入されるなど快適な就労環境も整っており、雇用確保と生産性向上をともに実現する施設となっている。

■アツギ(株)<8月24日>
住友商事(株)と本社土地活用に関する一般定期借地権設定契約を締結、約2万7,000㎡を倉庫・事務所用途で70年間


 アツギ(株)は、神奈川県海老名市の本社土地を有効活用するため、住友商事(株)と一般定期借地権設定契約を締結した。
 同社は中期経営計画における重点課題の一つとして資本の効率化を掲げ、資産の有効活用に取り組んでいる。その一環として、2022年5 月までに本社事務所機能および物流センター機能を本社敷地内の別棟に再編・集約。その後は旧事務所棟や物流センター跡地等の再開発による有効活用の検討を進めてきた。検討に際し、複数の事業者から提案を受けて計画や条件等を精査。その結果、住友商事と70年間での一般定期借地権設定契約締結するに至ったとしている。

※一般定期借地権設定契約の内容
(1)対象物件の所在地:神奈川県海老名市大谷北1-211-5他
(2)賃貸面積:2万7,540.66 ㎡(予定)
(3)契約締結日:2023年8月22日
(4)賃貸借期間:70年間
(5)賃貸借開始時期 :2024年7月頃(予定)
(6)用途 :倉庫、事務所(5階予定)

■三井不動産(株)<8月24日>
同社初となるマレーシア物流施設事業「栗務ロジスティクスハブ」に参画、タイに続き東南アジア2か国目での物流施設事業


 三井不動産(株) は、「MITSUI FUDOSAN (ASIA) MALAYSIA SDN. BHD.」(マレーシア三井不動産)を通じ、現地大手物流会社である PKT LOGISTICS GROUP SDN. BHD.(ピーケーティーロジスティクスグループ社〔PKT社〕)と共同事業契約書を締結し、マレーシア・ケダ州クリムにおける物流施設事業「クリムロジスティクスハブ」(延床面積約3万6,000㎡(うち第1期約2万2,000㎡、第2期約1万4,000㎡(予定))への参画を決定した。本事業はPKT社とマレーシア三井不動産との合弁会社「KULIM LOGISTICS HUB SDN. BHD. (クリムロジスティクスハブ)」を通じて推進するもので、同事業は同社グループで初となるマレーシアでの物流施設事業だ。
 マレーシアは人口・経済規模の拡大が続いており、貿易額もタイと並ぶ高い水準にある。今後の物流施設需要の拡大も見込まれており、同社物流施設事業において有望な市場と認識されている。同物流施設事業の共同事業者であるPKT社は、マレーシアで幅広い顧客層を有し、物流施設開発でも多数の実績をもつ。三井不動産グループは、これまで国内外で培ってきた物流施設開発のノウハウを最大限に活かし、PKT社と共同で本事業を推進するとしている。
 同物流施設事業は、ペナン港およびペナン国際空港へのアクセスが良好なバターワース・クリム高速道路沿いに所在。半導体を中心とした電気・電子産業の工場が集積する「クリムハイテクパーク」や自動車関連工場などにも近接している。今後はこうした立地特性やテナント候補企業の需要に合わせた開発を検討し、推進する。また、同物流施設敷地内には、マレーシア国内の物流施設としては珍しいカフェテリアやスポーツジムなど従業員向けの利便施設も設置する予定。従業員満足度の向上とともに、他社施設との差別化を図る。

※「クリムロジスティクスハブ」の事業計画概要(予定)
所在地:マレーシア ケダ州クリム
敷地面積:約6万2,500㎡
棟数・構造:第1期 1棟・平屋建・鉄骨造
第2期 未定
延床面積:約3万6,000㎡(第1期 約2万2,000㎡、第2期 約1万4,000㎡(予定))
スケジュール(予定):第1期 2023年9月 建物竣工(満床稼働)
第2期 2024年以降 本体工事着工

■日本出版販売(株)<8月25日>
2024年9月にロボティクス活用の高度化物流拠点を開設、持続可能な出版流通実現のために物流コスト低減や取引先ニーズに最適な物流サービスの提供を目指す


 日本出版販売(株)は、持続可能な出版流通の実現に向け、日販グループ全体での「物流再編プログラム」に着手する。具体的には、物流コストを低減し、取引先のニーズに合わせた最適な物流サービスを提供するための第一弾の取組として、ロボティクスの活用などにより高度化された新たな物流拠点を2024年9月に開設する予定だ。
 物流再編プログラムは、グループ経営理念「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける。」を物流面から具現化するもの。①グループ全体で物流を最適化することで、コスト低減とともに流通のインフラ(物流を支える基盤)を再構築 、②物流を高度化し、取引先の多様なニーズに合わせた最適な物流サービスの提供、③地球環境にやさしい物流の追求―といった3点に取り組む。2024年9月に開設する新物流拠点では、一部の商材から、グループで分散していた保管・仕分・出荷などの物流機能を統合して効率化するほか、GTPなどの最新ロボティクス導入により商品ピッキング作業の生産性を大幅に向上させる計画だ。

■住友商事(株)<8月25日>
消費地近接型物流施設「SOSiLA厚木飯山」が竣工、地上4階建・延床面積約1万8,000㎡のマルチテナント型


 住友商事(株)は、同社が展開する消費地近接型物流施設「SOSiLA(ソシラ)」シリーズの新たな物件として開発を進めていた「SOSiLA厚木飯山」(神奈川県厚木市)が竣工したと発表した。
 近年、EC市場の拡大により物流施設の需要が高まる一方、配送トラック・ドライバー、庫内就労者の不足が顕在化し、社会問題となっている。同社は、こうしたサプライチェーンにおける社会課題を解決するため、「人と社会をつなぐ物流施設」をブランドコンセプトにSOSiLAシリーズを展開し、消費地に近接したラストワンマイル対応の物流施設開発を進めています。
〇「SOSiLA厚木飯山」:都心部へのアクセスとラストワンマイル配送に適した好立地
 「SOSiLA厚木飯山」は、地上4階建て・延床面積約1万8,000㎡のマルチテナント型物流施設。東名高速道路「厚木IC」から車で約18分、圏央道「圏央厚木IC」から約18分に立地し、人口の多い厚木市内にあることから、従業員確保の面でも優位性があるうえ、構造的にはスロープ型(1,3階接車)を採用しており、保管効率及び配送効率も追求する仕様となっている。
〇空間音響「KooNe」を導入、自然を感じる居心地の良いカフェラウンジ
 植栽やソファを配置し自然との調和を意識したラウンジには、空間音響デザインソリューション・サービス「KooNe」を導入。時間の流れや四季が感じられる自然音を流すことで、居心地の良い空間を創造し、庫内従業員の労働環境にも配慮した施設となっている。
 同社は「未来の物流の在り方を創造する」を基本理念に掲げ、「社会とのつながり」・「環境との調和・持続的成長」・「人と労働環境への配慮」の実現を、「SOSiLA」の共通課題に設定。今後もこうした取組を通じ、施設内就業者の労働環境改善に寄与していくとしている。
〇住友商事の物流施設事業
 同社は、オフィスビル・商業施設・分譲マンションと並び、物流不動産を不動産事業の「第4の柱」と位置付け、「人と社会をつなぐ物流施設」をブランドコンセプトに掲げ、全国で「SOSiLA」シリーズの開発を進めている。SOSiLAシリーズでは、「SOSiLA厚木飯山」を含め、計18棟の物流施設を竣工。竣工予定物件も合わせれば、総延床面積は約148万㎡(約44万坪)超、資産規模は約3,900億円に達するという。2023年では、他にも首都圏に位置する「SOSiLA厚木金田」(神奈川県厚木市)や、中国地方では初の地方案件となる「SOSiLA岡山南」(岡山県岡山市)も着工済み。また、2007年に竣工した「SOSiLA習志野茜浜Ⅱ」では、SOSiLAシリーズとして初めて大規模改修事業を行うなど、既存施設のバリューアップも進めている。

※「SOSiLA厚木飯山」の施設概要
所在地:神奈川県厚木市飯山南3-2476-1
延床面積:約5万8,500㎡(約1魔7,800坪)
竣工年月:2023年7月21日

■(株)東京流通センター<8月28日>
地上7階建・ダブルランプウェイ採用の物流ビル「新A棟」が竣工、延床面積約20万㎡の免震構造のマルチテナント型物流施設


 (株)東京流通センターは、かねてから建設を進めていた物流ビル「新A棟」が竣工したと発表した。物流ビル新A棟は地上7階建(屋上は駐車場)・免震構造のマルチテナント型物流施設で、ダブルランプウェイを採用。その規模は延床面積が約20 万5,000㎡(約6万2,000坪)で、貸付面積が約15万6,000㎡(約4万7,000坪)となっている。契約面積は最小1区画144坪から最大1フロア約7,800坪まで幅広いニーズに対応。大型ストックとラストワンマイル対応といった異なるニーズを一つの拠点で満たすことが可能だ。また、豊富な電源容量、給排水・給排気対応を備えているため、「倉庫+α(オフィス・ショールーム・メンテナンス拠点など)」といった複合的な用途にも適するという。
 1階は冷凍・冷蔵設備設置を想定した設計。大田市場至近という地理的環境を踏まえ、冷凍・冷蔵設備対応ニーズが高まるとの判断からで、電源容量をあらかじめ大容量(47kVA~66kVA〔動力〕)に設定するとともに、設備増設による増量にも耐えられるスペックとした。プラットフォームの高さも0.8m(トラックバース床~倉庫床)に設定。倉庫床に結露対策としての断熱層(厚み0.2m)設置を考慮したもので、合わせて1mとなる計算。マルチテナント型の大規模施設でのプラットフォーム設計で高さを0.8mとしたのは恐らく「物流ビル新A棟」が初めてで、こうした配慮にも同社がこれまで冷凍・冷蔵設備案件で経験し、蓄積してきた知見とノウハウが反映されている。また、都市型物流施設のコンセプトを意識し、天井部分には0.7~0.9mピッチでインサートを設けた。インサートに直接吊りボルトを取り付けられる仕様となっており、この吊りボルトを利用し、例えば検品作業エリアを囲って空調を取り付ける際にコストを抑えて造作することが可能。作業空間の快適性を、コストを抑えて高めることができるなどテナント企業にとってメリットのある仕様となっている。
 テナント企業の従業員の働きやすさにも様々配慮し、工夫をこらした。具体的には、1階にコンビニエンスストアがあり、職場でのワークライフを支援するほか、利便性のいい1階南・北エントランス周辺に1か所ずつ休憩室を設け、さらにはコインシャワーブース(2基)、オールジェンダートイレ(2か所)も設置。敷地内には他にも多数の飲食店舗をはじめ、医療機関、郵便局など、バラエティに富んだサービス施設を用意した。また、屋上アメニティスペースや喫煙室なども設け、ドライバーやテナント企業の従業員に快適な就労環境を提供する。また、屋上や1階を中心に壁面を緑化することで施設利用者に安らぎと心地よさを提供。空気の浄化やCO2削減などにもつながり、環境問題に対する配慮も行き届いている。

※物流ビル「新A棟」の施設概要
所在地:東京都大田区平和島6-1-1
公法規制:準工業地域・流通業務団地
延床面積:約20万5,000㎡(約6万2,000坪)
専有面積:約15万6,000㎡(約4万7,000坪)
規模:地上6階建(7階は屋上駐車場)
構造:RC-S造・免震構造
竣工:2023年8月
その他:(1)倉庫奥行33m(一部44m)を確保。
(2)2~6階に貸事務所区画を設置。事務所造作費用ご負担を軽減。
(3)1~3階は歩廊を設置。歩行者と車両の動線を分離し安全性・快適性に配慮。
(4)24時間365日の有人防災センター管理で安全性・セキュリティを確保。

■ZenGroup(株)<8月29日>
成長する越境EC市場への対応で「楠根物流センター」を開設、グローバルな配送を支える物流基盤拡充のため


 ZenGroup(株)は、10月1日から新物流拠点「楠根物流センター」を開設する。
同社は、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションボックスサービス(定期購入サービス)「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」、海外プロモーション代行サービス「ZenPromo」を運営。会員数は190万人を超え、これまで世界174か国へ600万点以上の商品発送を行ってきた実績がある。
同社の越境EC取引額は、2023年6月期で120億円(前年比17.6%増)。取扱商品数が増加している状況を踏まえ、新物流拠点を開設することに至ったものだ。
 同施設は、安全かつ快適な作業環境整備を重視。天井の高さを低くくし、エアコンで効果的な空間冷却を可能とすること作業環境を最適化する。
 同施設は、大阪地下鉄中央線と近鉄けいはんな線の2路線が乗り入れしている「長田駅」から徒歩10分、JR「徳庵駅」からも徒歩10分の距離にあり、交通利便性の高い立地環境となっている。 

※「楠根物流センター」の施設概要
所在地:大阪府東大阪市楠根2丁目8-6
延床面積:約4,300㎡

■福山通運(株)<8月29日>
千葉県内16番目の拠点となる「千葉八千代支店」を新設、集配業務・流通加工・保管業務を兼備したロジスティクスターミナルに


 福山通運(株)は、千葉県八千代市に「千葉八千代支店」を新設し、9月4日から営業を開始すると発表した。
同支店は、千葉県内で16店所目の拠点で、集配業務に加え、流通加工、保管業務を兼ね揃えたロジスティクスターミナルとする考えだ。東関東自動車道「千葉北IC」より約9kmに位置し、首都圏の主要幹線道路に繋がる国道16号線沿いに隣接しており、東京港や成田空港など関東全域へのアクセスに優れる。また、八千代市はハザードマップにおいても災害等のリスクが低いエリアにあるため、防災面からも最適な物流拠点になるという。同社グループは、多様化する顧客ニーズに対応するため、今後もよりきめ細やかな物流サービスを提供していくとしている。

※「千葉八千代支店」の施設概要
所在地: 千葉県八千代市上高野1353-4
営業エリア: 八千代市・印西市・千葉市花見川区
敷地面積:1万8,292.84㎡
延床面積:3万6,184.11㎡
構造: 地上4階建、鉄骨造、自走式駐車場有

■(株)フーディソン<8月30日>
新物流拠点「フーディソン東京大田FFC」が稼働、出荷量・商品保管量が最大約2倍に


 (株)フーディソンは、東京都大田区東海の「プロロジスパーク東京大田」内で新物流拠点となるフルフィルメントセンター「フーディソン東京大田FFC」を稼働させた。同社は現在、大田市場内に物流拠点を構えており、これまで飲食店向け鮮魚仕入れサイト「魚ポチ(うおぽち)」で取り扱う商品を保管、出荷、配送する仕組みを整えてきた。新物流拠点を稼働させることで、成長を続ける魚ポチの安定的な商品供給実現を目指す。
 新物流拠点では、「プロロジスパーク東京大田」の7階建屋のうち1階部分、延床面積約580坪(約1917.51㎡)を使用。これにより出荷量、商品保管量が最大約2倍となるため、同社では幅広い商品を揃え、より多くの商品を届けることが可能になるとしている。 

※「フーディソン東京大田FFC」の施設概要
所在地:東京都大田区東海
延床面積:約1917.51㎡

■北王流通(株)<8月30日>
埼玉県岩槻市に「岩槻共配物流センター」を開設、同社首都圏最大級の3温帯の食品物流センター

 北王流通(株)は埼玉県岩槻市に「岩槻共配物流センター」を新設した。
 同施設は首都圏最大級の敷地面積で、冷凍:986坪(超冷凍含む)、冷蔵:1,390坪、常温:547坪の大型食品物流センターとなっている。立地は「岩槻IC」から車で10分、「浦和美園駅」からも10分に位置する。超冷凍保管庫を備え、-45℃以下の保冷で鮮魚の長期保管も可能。その他広大な3温度帯倉庫を備え、畜肉・魚介・加工品・麺類などの冷凍食品から、乳製品・穀類などの冷蔵食品まで、幅広い保管ニーズに応えることが可能だ。また、密集保管を可能にするため、電動式移動棚の自動ラックも完備するという。
 同施設は、天井までの高さが5m以上の平屋建てで大ロットでの大型の車両や食品入庫や出庫がスムーズに行うことが可能。保管だけでなく、同社の首都圏内の共同配送網、都心エリアでの軽車両配送網を組み合わせることにより、特に軽車両でしか配送が難しい都心エリアでも物量に応じた価格帯で配送まで一貫して対応することができるとしている。

※「岩槻共配物流センター」の施設概要
所在地:埼玉県岩槻市
延床面積:約17785㎡

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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