グッドマンジャパン(株)は、茨城県常総市の先進的な物流施設「グッドマン常総」が竣工し、物流大手のセンコー(株)と大型賃貸契約を締結したと発表した。
同施設は、総賃貸面積17万4,000㎡、5階建てで、同社の国内開発物流施設で最新かつ最大の物件。同社CEOのアンガス・ブルックス氏は、「グッドマン常総は、カスタマーに最高水準の物流ソリューションを提供するという弊社の強い思いを象徴する施設です。常に変化するビジネスニーズに柔軟に対応し、高品質かつサステナブルな物流スペースを開発することがグッドマンの使命であり、この施設は卓越性を追求し続けるグッドマンの姿勢を体現しています」とコメント。
一方、センコー専務執行役員の伊藤知彦氏は「グッドマン常総はワンフロアが広く、お客様の様々な物流ニーズに対応できる効率の良い作業が可能です。今後、弊社の中期経営計画の中で関東圏東部エリアへの拡大に向けた第1弾と位置付けており、更に、常陸那珂港へのアクセスにも最適で、海外との物流提携に生かして行ける立地として高く評価させて頂いてます」とし、「また、弊社は印西市にあるグッドマンの物流施設においても大規模なスペースを賃貸していますが、従業員の働きやすさを求めた様々な設備を完備されており、従業員満足度も高評価です。今回のグッドマン常総においては、更なる施設や周囲の環境を整備した、地域一体型の快適な空間を創造して頂き大変有難く思っております。今後もグッドマンとのコラボレーションが継続できるよう楽しみにしています」と述べている。
センコーが同施設を選んだ理由として、同社の柏支店に至近であるほか、圏央道にも隣接しており、首都圏の数千万人の消費者層へのアクセス性の高さが挙げられており、グッドマンジャパンでは、その交通利便性や戦略的な立地により、同施設がサプライチェーンの最適化や物流の効率化にも寄与するとしている。
〇コミュニティのランドマーク
同施設は、当該地区のランドマークとなる大型施設。グッドマンジャパンではさらに「グッドマン常総2」も現在開発中だとしており、両施設をもって地域一体型の新たなビジネスパークとする計画だ。近隣には新たに誕生した道の駅をはじめ、TSUTAYA BOOKSTORE、カフェ、店舗、スパ施設、都市公園などが賑わいを創出するほか、施設内ワーカーにとっても利便性の高い快適な就業環境を提供する。
〇革新的なサステナビリティの取み
同施設には先進的なサステナビリティ仕様が導入されており、優れたエネルギー性能が認められた結果、BELS評価「ZEB」国内最高評価を取得しています。また、環境に配慮した認証CASBEE Sランクも取得している。
また、太陽光発電による4.25MWの電力を施設内で利用し、さらに蓄電池を搭載することによって再生可能エネルギーを活用しながら入居企業のカーボンフットプリントも削減することができるとしている。電気自動車(EV)の充電ステーションも完備するなど、より環境負荷の小さい交通手段への対応も進めている。
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