■物流施設 投資関連情報2024版<9.26~10.2>

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<2024年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報>

■NIPPON EXPRESSホールディングス(株)<9月27日>
グループ会社であるNX台湾が台湾中部地区にILCとなる「NEXT7倉庫」を開設/台湾全土の物流ネットワークを強化


 NIPPON EXPRESSホールディングス(株)は、グループ会社であるNX台湾国際物流(NX台湾)が台湾中部地区の彰化県においてILC(International Logistics Center:台湾税関が認可した保税倉庫機能を持つ総合物流センター)となる「NEXT7倉庫」を新たに開設したと発表した。
 台湾中部地区では近年、半導体製造装置や精密機器部品、バイオテクノロジー製品などの高付加価値製品の生産が盛んで、物流需要が急増している。NX台湾は今回、こうした状況を踏まえ、新たにNEXT7倉庫を開設したもので、同倉庫は、台湾北部・桃園地区、南部・台南地区に続く3拠点目のILCだ。同倉庫開設により台湾全土の物流ネットワークを強化することで、リードタイムの短縮や配送コスト削減など、より最適な物流サービスの提供が可能になるとしている。

※「NEXT7 倉庫」の施設概要
所在地:彰化縣伸港鄉工西一路81號
倉庫面積:5,354㎡
営業開始日:2024年2月1日
ILC認可日:2024年6月27日
構 造:2階建て
主要設備・機能:高床プラットフォーム、24時間365日警備、監視カメラ、保税、空調機能
業務内容:保管配送、検品・仕分・包装・輸出入手配

■NIPPON EXPRESSホールディングス(株)<9月27日>
グループのMD Logisticsがインディアナ州に最先端医薬品専用倉庫を開設/約1万8,500m2のエリアを最先端のライフサイエンス・医薬品専用施設に改修、より高品質な医薬品物流サービスを提供


 NIPPON EXPRESSホールディングス(株)は、グループ会社であるMD Logistics LLC(MD Logistics)が米国インディアナ州プレインフィールドの既存倉庫北側エリアを医薬品専用施設に改修し、10月に営業開始すると発表した。
 米国ではライフサイエンス・医薬品業界の拡大が続き、cGMP(Current Good Manufacturing Practice:米国における医薬品やバイオ製品の製造および品質管理に関する規制基準)に準拠した温度管理可能な施設のニーズがかつてないほどに高まっている。MD Logisticsはこうした状況を踏まえ、今回、既存倉庫の一部をcGMPに準拠した医薬品専用施設に改修するものだ。
 今回改修するのは、約3万7,000㎡の倉庫面積を持つ、MD Logisticsのネットワーク内最大規模の倉庫。約1万8,500㎡の北側エリアを、最先端のライフサイエンス・医薬品専用施設に改修する。倉庫は、定温エリア(15~25℃、約1万4,784㎡)、冷蔵エリア(2~8℃、約3,716㎡)の2温度帯エリアで構成。安全で高品質な医薬品物流サービス提供のため、温度監視システムや発電機など、停電等のトラブルにも対応可能な最先端設備を備えている。改修は9月中に完了し、10月から営業開始予定だ。

※改修された医薬品専用倉庫の施設概要
所在地:700 Perry Rd. Plainfield, IN 46168
北側エリア面積:20万 sq/ft(約1万8,581㎡)
対応温度帯:2~8℃/15~25℃(2温度帯)
主要設備:定温倉庫、冷蔵倉庫、温度監視システム、監視カメラ、アクセス制御、発電機
営業開始日:2024年10月予定

■霞ヶ関キャピタル(株)<9月30日>
JA三井リース建物(株)と埼玉県入間郡三芳町で共同開発を進めていた冷凍自動倉庫「LOGIFLAG TECH 所沢Ⅰ」が竣工/SREホールディングス(株)と共同設立したX NETWORK(株)の冷凍保管サービスを新倉庫に導入、10月から順次サービスの提供を開始


 霞ヶ関キャピタル(株)は、JA三井リース建物(株)と埼玉県入間郡三芳町で共同開発を進めていた冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 所沢Ⅰ」が竣工したと発表した。同社はまた、SREホールディングス(株)と共同設立したX NETWORK(株)が提供する冷凍保管サービス「COLD X NETWORK」を同倉庫に導入し、10月以降順次サービスを展開する。
 同倉庫は、霞ヶ関キャピタルが企画・開発する冷凍自動倉庫の第1号案件で、同社連結子会社のX NETWORKがテナントとして入居する。X NETWORKでは、季節要因等による荷主の需要変動に応じ、短期間から長期間まで柔軟にパレット単位で冷凍荷物の保管が行える冷凍保管サービス「COLD X NETWORK」を提供し、冷凍自動倉庫等における保管スペースの確認・予約や入出庫・在庫管理の効率化を実現するとしている。
 なお、COLD X NETWORKの第1号案件となる同倉庫では、冷凍自動倉庫内の容量の約半分である2,000パレット分の荷物を約5年間SBSゼンツウ(株)から寄託を受ける予定だ。

※「LOGI FLAG TECH 所沢Ⅰ」の施設概要
所在地:埼玉県入間郡三芳町竹間沢東13-6
テナント名:X NETWORK(株)
延床面積:9,621.97 ㎡(2,910.64 坪)
敷地面積:4,792.09 ㎡(1,449.60 坪)〔実測〕
構造:鉄骨造(一部 鉄骨鉄筋コンクリート造)地上2階建て
スペック:冷凍自動倉庫(4,190パレット収納可) 、ノンフロン(自然冷媒)採用、太陽光パネル設置
プロパティマネジメント会社:霞ヶ関キャピタル(株)
評価認証 :CASBEE 建築評価認証Aランク取得、BELS 認証(ZEB Ready)取得
【注】自動倉庫は吹き抜け構造で床がないため、延床面積は仮想床での面積

■(株)サンケイビル<9月30日>
宮城県富谷市で物流施設「(仮称)SANKEILOGI仙台泉」開発に着手/物流施設「SANKEILOGI」東北エリアに初進出、東北自動車道IC至近エリアでの新拠点


 (株)サンケイビルは、宮城県富谷市で物流施設「(仮称)SANKEILOGI仙台泉」の開発に着手した。
同施設は、同社物流施設の事業展開で初めて東北進出で、「SANKEILOGI」シリーズの第5弾となる物件。地上4階建て(倉庫床は3階分)、延床面積約1万5,185㎡のマルチテナント型の物流倉庫として2025年10 月に竣工する予定だ。
 同施設の特徴としては、① 東北自動車道「泉IC」から1.6kmと国道4号線が交わる立地で抜群のアクセス性、② 新興住宅地が近く、雇用面確保の機会に恵まれた立地 、③ エリアニーズに合わせた分割使用(それぞれ約1,700坪)にも対応可 ―の3点が挙げられる。
 倉庫の仕様は、プラットフォームが高床式1.0mで、床荷重1.5t/㎡、天井高5.5m(最上階は6.5m)、柱スパン10m以上とし、荷物用EV・垂直搬送機を各2基設置する。ドックレベラーについては1基実装(将来的に1基追加可能)し、バース数を16台とする計画だ。

※「(仮称)SANKEILOGI仙台泉」の施設概要
所在地:宮城県富谷市上桜木2-5-3(住居表示)
敷地面積:約 8,651㎡(2,617坪)
延床面積:約15,185㎡(4,593坪)
構造・規模:S 造、地上3階建て
着工:2024 年9月
竣工:2025 年10月(予定)

■日本GLP(株)<9月30日>
熊本県大津町で先進的物流施設「GLP熊本大津」を着工/2025年10月末竣工の予定、(株)近鉄ロジスティクス・システムズが専用施設として利用


 日本GLP(株)は、熊本県大津町で総延床面積約1万3,200㎡の先進的物流施設「GLP 熊本大津」の建設に着手した。
 同施設は、同社が熊本県で初めて開発する物流施設で、2025年10月末に竣工する予定。半導体やパソコン・サーバーなどの高品質輸送で実績のある(株)近鉄ロジスティクス・システムズが専用施設として使用することが決まっている。日本GLPは今後、同施設開発プロジェクトを皮切りに熊本エリアはもちろん、九州エリア全体での事業機会の拡大をめざす。
 九州地方における半導体産業の事業展開は活性化しており、なかでも熊本県への半導体関連企業の進出や投資による経済波及効果は、2022年から2031年までの10年間で累計11兆2,000億円規模にのぼるとされており、関連する部品や精密機械を保管するための先進的物流施設への需要が高まっている。同施設は、世界トップシェアを誇る台湾の半導体企業TSMCや、世界有数の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロン(株)などが集結する半導体産業団地の近隣に位置しており、こうした需要に対応するものといえる。また、熊本空港から約7km、九州縦貫自動車道「熊本IC」から約11km、「益城熊本空港IC」から約16kmと交通アクセスに優れており、九州全域をカバーする広域配送拠点として立地条件を備えている点も魅力だ。
 日本GLPと近鉄ロジスティクス・システムズは、用地取得段階から綿密なコミュニケーションを図ってきたという。こうしたなか、近鉄ロジスティクス・システムズは、半導体産業団地と熊本空港との結節点となる同施設の圧倒的な立地の利便性や、効率的なオペレーションを実現する日本GLPの提案力と柔軟な対応、これまでの物流施設開発における実績などを高く評価。同施設を九州における半導体戦略の旗艦拠点として利用することを決めたという。

〇同施設の特長
・ 地上4階建てのボックス型の施設で荷物用エレベーターと垂直搬送機を設け、施設内の効率的な物流オペレーションをサポート。
・ 床荷重は1.5t/㎡で、重量のある荷種にも対応が可能。
・ 全館に空調設備を設け、従業員の方々の快適な就労環境を整備。
〇同施設のサステナビリティへの取組
 日本GLPは、GLPグループが掲げるサステナビリティ原則に沿って、カーボンニュートラルの実現や地域社会への貢献、BCP対策等、「持続可能な資産の開発・運営」のための取り組みを推進しており、同施設では以下の対応を予定している。
・ 自然環境の保全:LED照明を導入し、入居企業の脱炭素化に向けたサステナビリティ推進への取組をサポート。
・ 環境認証の取得:CASBEE認証を取得予定。

※「GLP 熊本大津」の施設概要
所在地:熊本県菊池郡大津町大字杉水3713-1他
敷地面積:約6,400㎡
延床面積:約1万3,200㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2024年10月
竣工:2025年10月末(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)

■富士フイルム(株)<9月30日>
先端半導体材料の開発・生産・品質評価の設備を増強/国内拠点に約200億円を投資、半導体材料事業をさらに拡大


 富士フイルム(株)は、半導体材料事業をさらに拡大するため、静岡と大分にある開発・生産拠点において、先端半導体材料の開発・生産・品質評価などの設備を増強する。設備投資の総額は、約200億円に達するとしている
 5G・6Gによる通信の高速・大容量化、自動運転の拡大、AIやメタバースの普及などにより、半導体のさらなる需要拡大と高性能化が見込まれている。こうしたなか、半導体製造プロセスで使用する半導体材料については、より高品質・高性能な製品のグローバルで安定的な供給体制が重要となっている。同社は、フォトレジストやフォトリソ周辺材料、CMPスラリー、ポストCMPクリーナー、薄膜形成材、ポリイミドなど半導体製造の前工程から後工程までのプロセス材料や、イメージセンサー用カラーフィルター材料をはじめとした「Wave Control Mosaic(ウエイブ コントロール モザイク)」などをグローバルに展開。最先端から非先端まで半導体製造プロセスのほぼ全域をカバーする豊富な製品ラインアップに加え、日米欧アジアの主要国に製造拠点を有するグローバルな安定供給体制や高い研究開発力を生かしたワンストップソリューションの提供で高く評価されており、国内外の生産拠点への積極的な設備投資を行い、半導体材料の生産能力拡大を進めている。
 今回は、半導体材料事業の中核会社である富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)が、静岡と大分にある2つの開発・生産拠点において、先端半導体材料の開発・生産・品質評価の設備を増強するもの。静岡拠点では、極端紫外線(EUV)向けフォトレジストをはじめとする先端レジストや、Wave Control Mosaic開発・生産・品質評価機能を強化するため、約130億円を投じて新棟を建設する。新棟内にはクリーンルームを設置するとともに、最新鋭の検査装置などを導入。開発のスピードアップとともに生産能力の拡大、品質評価体制の拡充をさらに進める。また、大分拠点では、約70億円を投じて既存工場に隣接する土地に新棟を建設。半導体製造プロセスの基幹材料であるポストCMPクリーナーの生産設備や検査装置を導入し、大分拠点での生産能力を約4割拡大する。ポストCMPクリーナーは、半導体表面を均一に平坦化する工程で使用するもの。研磨剤であるCMPスラリーを使用した後、金属表面を保護しながら粒子、微量金属および有機残留物を洗浄する材料で、その市場成長は年率9%になるものとみられている。今回の設備増強により、ポストCMPクリーナーの安定・迅速供給を実現することで、さらなるビジネス拡大を図る。また、CMPスラリーと組み合わせて提案できる強みを生かし、顧客課題の解決に貢献するとともに、半導体のさらなる性能向上に寄与する意向だ。
 なお、静岡拠点の新棟の稼働開始は2025年秋、大分拠点の新棟の稼働開始は2026年春の予定となっている。

※「 静岡拠点」の設備投資概要
所在地:静岡県榛原郡吉田町川尻(FFEM静岡工場内)
総投資金額:約130億円
投資内容:先端レジストや「Wave Control Mosaic」の開発・生産・品質評価機能強化のための新棟(クリーンルームの設置・検査装置の導入などを含む)
稼働開始時期:2025年秋

※「大分拠点」の設備投資概要
所在地:大分県大分市大字下郡字中新地
総投資金額:約70億円
投資内容:ポストCMPクリーナーの生産能力増強、品質評価機能強化のための新棟(生産設備・検査装置の導入などを含む)
稼働開始時期:2026年春

■F-LINE(株)<10月1日>
岡山市内に「岡山物流センター」を開設/中四国エリアにおける保管・配送業務の安定化のため


 F-LINE(株)は、中四国エリアにおける保管・配送業務の安定化を目的に「岡山物流センター」を開設した。

※「岡山物流センター」の施設概要
所在地:岡山県岡山市中区江崎393番地 (株)岡田商運 第4物流センター内

■西濃運輸(株)<10月1日>
名古屋市港区の東亞合成(株)・物流施設内に新たな営業倉庫「名古屋物流倉庫」をオープン/物流施設内の庫内業務も一括受注、賃貸借契約した未使用区画を利用


 西濃運輸(株)は、東亞合成(株)の名古屋市港区の物流施設内に「名古屋物流倉庫」を開設した。
 東亞合成の当該物流施設は同社工場内に建設したもの。西濃運輸はその庫内業務を一括受託するほか、当該物流施設内の未使用区画について東亞合成と賃貸借契約を締結し、その賃貸借区画を西濃運輸の営業倉庫としてオープンした。同倉庫では、顧客商品の保管から在庫管理、庫内作業(流通加工)、輸配送までワンストップでのロジスティクスサービス提供が可能。立地環境も名古屋高速道路4号東海線「船見IC」のそばに位置するほか、名古屋港へのアクセスにも優れるため、輸出入拠点として有効活用が見込めるという。

※「名古屋物流倉庫」の施設概要
所在地:愛知県名古屋市港区船見町1-42  
総延床面積:4万8,061.85㎡(1万4,538.71坪) 鉄骨造(地上4階建て)
賃借部分:1階・2階、4階一部 1万3,122.49㎡ (3,969.53坪)
     ※倉庫 1万591.22㎡(3,203.83坪)
     ※接岸バース 1,970.56㎡(596.09坪)
     ※事務所 560.71㎡(169.61坪)

■(株)サンケイビル<10月1日>
府中エリアに希少なマルチテナント型物流施設「SANKEILOGI府中」が竣工/防災拠点を整備、地域に貢献する物流施設に


 (株)サンケイビルとJA三井リース建物(株)は、東京都府中市武蔵台で建設を進めていたマルチテナント型物流施設「SANKEILOGI府中」が竣工したと発表した。
 同施設は「SANKEILOGI」シリーズの第4弾。地上4階建て、延床面積約3万9,617㎡のマルチテナント型物流施設で、物流施設の供給が少なく利便性の高い府中エリアに設置された。中央自動車道「国立府中IC」から約3.6km、東京都心まで30km圏内という立地特性を生かして幅広い物流ニーズに対応可能だ。2 階に繋がるスロープを設置しているため、1階と4階、2階と3階といった2層使用が可能で、効率の高いオペレーションを実現する。また、4 階には富士山を望めるテラスを併設した共用ラウンジを設けることにより、施設内従業員が心身ともにリフレッシュできる環境を提供している。また、地震などの大規模な災害が発生した際に防災活動拠点として機能する自主管理公園を整備。敷地内には府中市の遺跡登録を受けた「横海道北1号塚」があるため、これを保護するとともに一般開放することで地域に貢献する物流施設をめざすとしている。

※「SANKEILOGI府中」の施設概要
所在地:東京都府中市武蔵台1-1-3
敷地面積:1万6,876.98 ㎡(5,105.29 坪)
延床面積:3万9,616.85 ㎡(1万1,984.10 坪)
構造・規模:RC+S造、地上4階建て
着工:2023 年7月
竣工:2024 年9月30日

■(株)ギオン<10月1日>
千葉県流山市に「ギオン流山センター」を開設/大手小売店専用センターとして稼働、商品管理と配送業務に対応


 (株)ギオンは、千葉県流山市に「ギオン流山センター」を開設した。大手小売店専用センターとして、商品管理と配送業務に対応する。

※「ギオン流山センター」の施設概要
所在地;千葉県流山市平方383 「DPL流山Ⅳ」北棟1階

■センコー(株)<10月2日>
小牧市最大級の大型センター「小牧北第2PDセンター」が稼働/危険物倉庫を併設した多機能倉庫を開設


 センコー(株)は、愛知県小牧市に新センター「小牧北第2PDセンター」を開設し、稼働させた。
 小牧市は、名古屋中心部や首都圏・関西へのアクセスに優れており、広域輸送拠点に適する。東海環状自動車道も近年全面開通する予定で、東海エリアの地方配送についても優位性がある。名神高速道路・東名高速道路の「小牧IC」から2.4kmの距離に位置するため、各方面へのアクセスに有利だ。
 同施設の延床面積は約1万6,000坪で、シングルテナント型物流施設としては小牧市内最大級。2棟の危険物倉庫を備え、バースには高床式を採用している。13mの全天候型ルーフの東西両面への設置することで、天候に関係なく最大50台の大型車接車も可能としている。
 施設内には、同社トップクラスの性能を誇る大型自動仕分けソーターを導入し、約24%の省人化を見込んでいる。また、70台の防犯カメラに加え、ICカードによる入退室管理を行うことで高いセキュリティ性も確保した。システム面では、バース予約システム導入によりトラック待機時間を削減減らし、物流業界の2024年問題に対応。2025年1月には4,030枚の太陽光パネル(年間発電量206万kW)を屋根に設置し、CO2削減にも努める予定。
 同社は今後、小牧エリアに展開する計5つの物流センター(計3万7,000坪)の連携を活性化させ、顧客ニーズに最適な物流ソリューションを提供していく。

※「小牧北第2PDセンター」の施設概要
所在地:愛知県小牧市大字河内屋新田字大畝町805番地
建物構造:1階SRC、2階~4階S造(危険物倉庫:S造平屋建て)
面積:倉庫棟5万4,709.73㎡、危険物棟 1,944.56㎡
主要設備:バース(50台)、貨物用エレベーター(2基)、全天候型バース、太陽光パネル発電(予定)、クライミングレベラー(2基)、垂直搬送機(8基)、非常用発電機

※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

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