■物流施設 投資関連情報2022版<11.17~11.23>

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<2022年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

■(株)MonotaRO<11月17日>
新物流センター建設のため茨城県水戸市での固定資産取得を決議、約400億円の投資で2026年3月竣工する予定


(株)MonotaROは、茨城県水戸市に新たな物流センター建設するため、11月17日開催の取締役会で固定資産取得に向けた手続きを開始することを決議した。新物流センターの建設は、業容拡大に伴い出荷能力及び在庫保有能力の増強を図るのが目的で、2026年3月に竣工する予定だという。

※取得資産の概要
所在地:茨城県水戸市
竣工時期:2026年3月(予定)
投資金額:約400億円(予定)(土地、建物及び稼働開始時の機械設備)
資金計画:自己資金及び借入金(予定)

■名古屋鉄道(株)<11月18日>
名鉄運輸(株)・小牧支店跡地に物流施設建設へ、5万㎡超のマルチテナント型


名古屋鉄道(株)は、グループの名鉄運輸(株)・小牧支店の跡地に、5万㎡超規模のマルチテナント型物流施設を建設する。竣工は2025年度中の予定。

■岡山県貨物運送(株)<11月18日>
岡山県津山市の久米産業団地内に新事業所建設へ、2万7,000㎡超の敷地に約1万㎡の建物


岡山県貨物運送(株)は、岡山県津山市の久米産業団地での新事業所建設のための立地について、岡山県との協議が調ったと発表した。

※新事業所の施設概要
立地場所:岡山県津山市くめ字団地50-75(久米産業団地4-2号地)
敷地面積:2万7,026.73㎡
取得予定価格:2億729万5,019円(7,670円/㎡)
予定建物:鉄骨造平屋一部2階建(約1万㎡)

■大成有楽不動産(株)<11月21日>
物流開発事業の第3弾となる「LOGIMINAL 柏」が竣工、同社初の「ZEB Ready」認証取得


 大成有楽不動産(株)は、当社物流開発事業の第3弾となる「LOGIMINAL 柏(ロジミナル柏)」(千葉県柏市)が竣工したと発表した。
同施設は、地上4階建ての物流施設。常磐道「柏 IC」と国道16号線からほど近い、首都圏のみならず各所にアクセスしやすい交通利便性に優れた立地に位置する。「LOGIMINAL」シリーズの中で最大規模となる敷地面積6,717㎡、延床面積1万3,824㎡となり、同社初の「ZEB」として「ZEB Ready」認証を取得している。現在、一棟貸しのシングルテナント物流施設としてリーシング活動を展開している。

■霞ヶ関キャピタル(株)<11月21日>
埼玉県ふじみ野市の「LOGI FLAG 三芳Ⅰ」が竣工、交通利便性の高さが魅力


 霞ヶ関キャピタル(株)は、同社開発用地のソーシングおよび企画立案を行い、アセットマネジメント業務を受託している「LOGI FLAG 三芳Ⅰ」が 竣工したと発表した。
本施設は、物流施設が集積する川越工業団地、狭山工業団地エリアの中心に位置し、関越自動車道「三芳スマートIC」より約3.8km、「川越IC」より約 7.1km、「所沢IC」より 8.4km と物流施設として高い交通利便性を有している。特に所沢・三芳エリアは、都心部へのアクセスにも優れ、また、車通勤を想定した本物件から 20 分圏内の居住者数は 20 万人を超えており、雇用を確保する上でも優位な環境であることから、物流拠点としてのニーズが高いエリアだ。本施設から約3.8km に位置する「三芳スマートIC」は、フルインターチェンジおよび車種拡大への事業化が決定しており、さらなる交通利便性の向上が見込める。
倉庫スペックとしては荷物用エレベーター2基、垂直搬送機1基、クライミングレベラー1基を実装し、効率的な庫内オペレーションをサポートする。環境や省エネルギーにも配慮した施設として、「CASBEE-建築(新築)」認証を取得し、人感センサー付の LED 照明が設置されているため、不在時の無駄な点灯を減らし、電気代の節約や省エネルギーも見込めるという。

※「LOGI FLAG 三芳 I」の施設概要
所在地:埼玉県ふじみ野市亀久保 2188-1
敷地面積:2,771.08 坪(9,160.61 ㎡)
賃貸面積 :4,358.50 坪(1万4,408.28 ㎡)
建物構造 鉄骨造地上 4 階建て(耐火構造)
設備:荷物用エレベーター2基、垂直搬送機1基、クライミングレベラー1基
バース台数 10t12台、トラック待機場8台
評価認証:CASBEE 不動産評価認証「A」ランク取得

■日本GLP(株)<11月22日>
神奈川県相模原市で「GLP ALFALINK相模原4」が竣工、リピートカスタマーが専用施設として入居


日本GLP(株)は、神奈川県相模原市で延床面積15万1,719.66㎡の先進的物流施設「GLP ALFALINK相模原4」が竣工したと発表した。本施設は、同社のリピートカスタマーが専用施設として1棟全体を利用し、2024年以降本格稼働する予定だ。
「ALFALINK」は「Open Hub」「Integrated Chain」「Shared Solution」をコンセプトとした創造連鎖する物流プラットフォーム。同社では、施設開放に加え、地域コミュニティ創造に向けた様々な取り組みを進めてきたという。入居企業は、新たな価値創造を目指す「ALFALINK」のコンセプトと地域コミュニティとの取り組みに共感したほか、都心に近い立地優位性、広大な敷地を活用し効率的なオペレーションを実現する日本GLPの提案力と柔軟な対応力、雇用確保に恵まれた施設周辺の環境などを評価したとしている。
<本施設の立地>
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「相模原愛川IC」より約4.3km、「相模原IC」より 約7.1km。
<本施設の特長>
①高度なマテハン設備の導入をはじめとする倉庫の自動化・省力化を支援する仕様。
②バイオフィリックデザイン[1]を採用し緑豊かな内装デザインと、館内全館空調や倉庫内各階への大型シーリングファンの装備、またカフェテリアの設置など快適な就労環境を整備し、施設で働く方々の心身の健康に加えて生産性向上に寄与。
③「GLP ALFALINK相模原」の象徴となる共用棟「リング」へ直接アクセスできる接続ブリッジを設置。「リング」のレストランやカフェ、コンビニ、託児所などのアメニティも利用しやすいアクセス環境を整備。
④建物外観は、敷地内の施設に共通するカラーとして、明るく清潔感のある白色を基調としたデザイン。エントランスホールは2層吹き抜けのガラスのボックスとし、開放的な空間に。
⑤最大で約580台を収容できる従業員用の立体駐車場を併設。
<本施設のサステナビリティ>
①BCP面では、地震対策としてプレストレストコンクリート免震構造の採用により安全性と高い事業継続性を確保。
②環境への取り組みとしては、太陽光発電設備を屋上に設置し、自家利用を計画。また浄化した井水の利用など、サステナビリティ推進への取り組みをサポート。
③LEED GOLDおよびZEB認証取得予定。

※「GLP ALFALINK相模原4」の施設概要
所在地:神奈川県相模原市中央区田名字白雨台3532-13
敷地面積:6万9,393.56㎡
延床面積:15万1,719.66㎡
構 造:地上5階建、PC免震構造、一部S造
着工:2021年6月
竣工:2022年11月
認証取得:LEED GOLD認証(予定)、ZEB認証(予定)

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