<2022年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報>
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。
■(株)サンケイビル<10月28日>
JA三井リース(株)と共同開発を進めていた物流施設「SANKEILOGI摂津」が竣工、「SANKEILOGI」ブランドとして初の関西進出物件
(株)サンケイビルは、JA三井リース建物(株)と大阪府摂津市において共同開発を進めていた物流施設「SANKEILOGI 摂津」が竣工した。
本施設は、「SANKEILOGI」ブランドとして初の関西進出となる物件。当該地は近畿自動車道「摂津北 IC」から約1.2km(自動車で約3分)の距離にあり、大阪都心部、並びに京都・神戸エリアへも交通アクセスが良好で、立地優位性が高い。また、大阪モノレール「摂津駅」より徒歩6分と通勤利便性が高い点も魅力だ。 サンケイビルは今後も顧客ニーズをとらえながら、これまで培ってきたデベロッパーとしてのノウハウを活かし、環境問題と従業員の快適性に配慮した施設づくりを目指していくとしている。
<「SANKEILOGI 摂津」の特徴>
①機能性
・梁下有効高さ5.5m、床荷重1.5t/㎡
・荷物用 EV 積載荷重3.5t・1基、垂直搬送機 積載荷重1.5t・3基
・各階にフォークリフト充電スペースを設置
・大型車対応トラックバース15台に加え、トラック待機所を7台分確保
・ドックレベラー3基実装
②環境意識
・太陽光発電システムを屋上に実装し、施設内にて自家消費可能
停電時の太陽光発電による自立運転機能搭載
・LED 照明器具の採用
・断熱性に優れたサンドイッチパネルを採用
・非常用発電機設置スペースの確保
③働きやすさ
・顧客を迎え入れるのに相応しい木調を配した温かみのあるエントランスホール
・各階に男女トイレを設置
・ドライバー用トイレ、ドライバー用休憩室を設置
※「SANKEILOGI 摂津」の施設概要
所在地:大阪府摂津市鶴野4-66-3
敷地面積:7,318㎡(2,213坪)
延床面積:1万4,778㎡(4,470坪)
構造・規模:鉄骨造、地上4階
用途:倉庫
着工:2021年7月
竣工:2022年9月
設備・仕様:床荷重1.5t/㎡ 、梁下有効高さ5.5m、照明照度300lx(倉庫)、
ドックレベラー3基実装、荷物用EV 積載荷重3.5t・1基、
垂直搬送機 積載荷重1.5t・3基、トラックバース 10t車用 15 台、
駐車場23台、トラック待機場7台
■KICホールディングス(株)<10月28日>
神奈川県厚木市で開発を進めてきた「KIC 厚木ディストリビューションセンター」が竣工、BTS型でオーダーメイド対応が可能な冷凍冷蔵型物流施設
KICホールディングス(株)は、グループとして神奈川県厚木市下衣知で開発を進めてきた物流施設「KIC厚木ディストリビューションセンター」が竣工したと発表した。
本施設は、BTS型で、入居テナントのニーズを反映したオーダーメイドの冷凍冷蔵型物流施設。圏央自動車道「圏央厚木 IC」から約1.4km、JR相模線「海老名駅」から約1.8kmと良好な交通アクセスに恵まれ、首都圏の幅広いエリアを対象として配送可能な物流適地に立地している。施設内の太陽光発電設備で発電した再生可能エネルギーを供給するHES(Hybrid Electric Supply:複合型電力供給システム)を導入する予定で、発電した電力を入居テナントが直接消費できる地産地消・蓄電型の電力供給システムを採用するとしている。
※「KIC 厚木ディストリビューションセンター」の施設概要
所在地:神奈川県厚木市下衣知字 662
敷地面積:1万1,961.53㎡ (3,618.36坪)
用途地域:市街化調整区域
建物竣工日:2022年10月20日
建物構造:鉄骨造
階数:地上 3 階
延床面積:1万370.16㎡ (3,136.97坪)
■クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド<10月28日>
茨城県つくば市で大規模物流施設の開発用地を取得、約8万㎡の先進的物流施設を開発へ
グローバルに不動産総合サービスを展開するクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(株)が谷田部ファシリティ特定目的会社を通じ、茨城県つくば市で開発用地を取得し、約8万㎡の大規模物流施設を開発すると発表した。
<用地取得の目的>
C&Wは約3万6,000㎡の用地を取得し、「(仮称)LF谷田部新築計画」 として、スロープ付きのマルチテナント型物流施設を開発し、2025年1月の竣工を目指す。つくば市は、常磐自動車道と首都圏中央連絡自動車道の結節点に位置し、首都圏全域への広域配送拠点及び茨城県内の地域配送拠点としての需要が見込まれる。また、同市は人口増加が継続しており、雇用環境でも優位性がある。さらに、浸水、液状化、土砂災害の可能性が低く、事業継続の観点からも優れる。これらの理由から、現在C&Wが同市内で開発を推進している「(仮称)LFつくば新築計画」に続いて、大規模で先進的な施設が供給可能と判断した。
<開発地の特長>
対象地は、つくばエクスプレス「みどりの」駅から約2kmに位置し、通勤利便性に優れる。また、常磐道「谷田部IC」から約6km、同「谷和原IC」から約10km、圏央道「つくば中央IC」から約7kmに位置しており、茨城県内への地域配送、常磐道及び圏央道を使用することにより、都心方面及び関東圏全域への広域配送の利便性が高い。今後、常磐道「(仮称)つくばみらいスマートIC」、圏央道「(仮称)つくばスマートIC」が設置される予定であることから、アクセスのさらなる向上も期待されている。
<サステナビリティへの取組>
開発する施設は、非常用発電設備の設置、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランク認証の取得、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)5スター、ZEB(年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物)を見据えた先進建築物を示すZEB Ready認証の取得を計画し、事業用不動産における持続可能性を備えた施設づくりに取り組む。
※「(仮称)LF谷田部」の施設概要
所在地:茨城県つくば市みどりの南
土地面積:約3万6,000㎡
延床面積:約8万㎡(予定)
構造:地上4階建、RCS造(予定)
着工:2023年8月(予定)
竣工:2025年1月(予定)
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 5スター、ZEB Ready認証(いずれも予定)
■(株)日本パープル<10月31日>
千葉県野田市の「新倉庫」を本格稼働、既存倉庫群含めた保管能力は従来の約3倍に
(株)日本パープルは、今夏竣工した千葉県野田市の「新倉庫」を本格稼働させた。
新倉庫稼働により既存倉庫群も含めた同社の保管能力は従来の約3倍に拡大するとしており、年々増加する保管物の物流量に対応可能な体制を整えたものだという。今後、法人向け物品保管「Stock MAMORU(ストックマモル)」、個人向け宅配トランクルーム「AZUKEL(アズケル)」の中核を担う新拠点として活用していく。また、新倉庫では、主に以下4点の取り組みから倉庫DXを具現化し、質と量の両面から物流効率化を追求しており、多様な顧客ニーズにより迅速に対応することを目指す方針だ。
<「新倉庫」における4つの取り組み>
1.最適な空調設計
全倉庫内では常時、温度・湿度を最適数値に保持。扱いに繊細さを要求されるパソコン機器、皮革製品や美術品を含む幅広いカテゴリーに対応した。
2.安全確保とBCP対策
・顔認証技術によるスマート入退室管理で、社内外の情報漏えいを阻止。全方位カメラを設置し、積荷作業の状況や離れた拠点のスタッフ間の行動や配置を監視。常に効率的な体制をアップデートできるようにした。
・浸水対策用に施設のプラットフォームを1.4m底上げ。太陽光パネルを配した屋根での再生エネルギー化のほか、床や壁を断熱仕様に。さらには非常時への蓄電や給電設備も完備するなど、地球温暖化への長期的な備えをした。
3.最新撮影設備
保管サービスの特長であるWEB管理を可能とする撮影設備を拡充。LED照明、スタジオレール機材、乱反射を防ぐ特殊塗装壁から画像編集専用ソフトウェアまでを完備した。
4.人が働きやすい機能とデザイン
オフィスエリアや倉庫エリアの随所にWiFiスポットを設置し、リアルタイムで人と人がつながる。エントランスにはヤシの木ほか落葉樹を植え、門や建物内観の随所に木材を使用するなど、訪れる人や働く人が無垢材による癒し効果を得られるウェルビーイングなデザインを施した。
※「新倉庫」の施設概要
所在地:千葉県野田市
延床面積:7,295㎡
外部仕上げ:高断熱仕様(二重折板断熱屋根、耐火ヴァンド壁)、太陽光パネル屋根
床仕上げ:床下断熱・防湿材、対浸水プラットフォーム(1.4m底上げ)
倉庫エリア:全館空調、26°C以下/湿度60%以下
入退室エリア:顔認証、全方位カメラ
撮影エリア:LED照明、スタジオレール機材、特殊塗装、外光除けシャッター
新倉庫保管アイテム:大型家具、精密機器、アパレル製品、美術品、文書、パソコン類ほか
■ナイス(株)<10月31日>
グループの首都圏最大物流施設「関東物流センター」の全工事が完了、首都圏のストックヤード機能の中核として市場競争力を発揮
建築資材事業や木造建築事業などを手掛けるナイス(株)は、埼玉県入間郡越生町の「関東物流センター」の第2期工事が竣工し、本施設の全工事が完了したと発表した。
本施設は、同社グループにおける首都圏最大の物流センター。首都圏における物流体制の再構築及び強化を図るため、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の開通に伴い、大幅に利便性が向上した埼玉県入間郡越生町に約1万2,500坪の敷地を取得し、第1期工事を経て2019年3月に開設している。今回竣工した第2期工事は、既存の1棟に加え、2棟の倉庫を新設したもの。同社は本施設を首都圏物流におけるストックヤード機能の中核と位置付けており、首都圏全体を見据えた木材製品の保管を集約し、市場競争力及び収益力の強化を目指す。また、木材製品のアッセンブル機能などを新たに付加することで、プレカット工場等への広域配送における優位性を示すとともに、更なるサービスの向上を図っていくとしている。
同社は今後、東京外かく環状道路(外環道)に近接して利便性が高く、現場配送機能の中核である「越谷物流センター」(埼玉県越谷市)についても倉庫複層化等の建て替え工事を実施して機能を強化し、大手ビルダーとの取引拡大を図る意向。首都圏における物流センターを機能的に配置することで、首都圏物流体制の更なる強化を目指す方針だ。
※「関東物流センター」の施設概要
所在地:埼玉県入間郡越生町大谷352番地
敷地面積:4万1,347.12㎡(約1万2,500坪)
■澁澤倉庫(株)<10月31日>
千葉市花見川区で飲料物流特化型新拠点開設を計画、WMSと連携する無人搬送フォークリフトや自動搬送機などのDX・先端イノベーション技術の活用へ
複数の飲料物流センターを運営し、保管・流通加工・輸配送・クロスドッキングサービス等を展開する澁澤倉庫(株)は、取扱量のさらなる拡大への対応と、専門性を活かしたサービス品質の向上や効率化の推進を目的に、日本GLP(株)が千葉市花見川区に開発する物流施設一棟全体を、澁澤倉庫専用の新たな飲料物流センターとして利用すると発表した。
本施設については、同社が培ってきた飲料物流における保管・荷役・物流動線等に関する知見を反映したBTS仕様とすることに加え、WMSと連携する無人搬送フォークリフト、自動搬送機(「マジックラック®」)などのDX・先端イノベーション技術を活用した業務の自動化・省力化により、作業の効率化、作業員の労働環境の改善や安全・安心を実現する。また、自家消費型の太陽光発電設備の設置やリチウムイオンバッテリーフォークリフトを導入する等、地球温暖化ガス排出削減に向けた取組も検討する。これらの取組は、「澁澤倉庫グループ中期経営計画2023」における成長戦略や、澁澤倉庫グループサステナビリティ推進基本方針に沿って進めているもので、本施設において具現化を図る意向だ。
本施設が立地する千葉北エリアは、物流拠点が集積する湾岸エリアへの交通アクセスに優れ、関東全域への配送の交通利便性が高いことから、同社の飲料物流における戦略的重点エリアと位置づけている。同社は今後、本施設を新たに加えたネットワークを活用し、顧客の多様で高度化する物流ニーズに引き続き対応していくとしている。
<新拠点の施設の特長>
・飲料物流に特化した施設としてオペレーション効率を向上させる、低床バース、柱間スパン、床荷重、シャッター高等を設定。
・2パレット対応垂直搬送機、マジックラック®、無人搬送フォークリフト等、飲料物流の保管・荷役効率向上に資する機器を集中導入。
・太陽光発電設備等を備えた、環境配慮型施設。
※新拠点の施設概要
所在地:千葉県千葉市花見川区三角町762
敷地面積:約1万4,000㎡
延床面積:約2万4,000㎡
構造:地上3 階建、鉄骨造
着工:2023年2月(予定)
竣工:2024年2月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、ZEB認証(予定)、物流総合効率化法による認定(予定)
■(株)ロジランド<10月31日>
埼玉県羽生市で4棟目の物流施設「LOGI LAND 羽生Ⅳ」開発に着手、一棟貸シングルテナント物流施設としてリーシング進める
(株)ロジランドは、埼玉県羽生市に4棟目となる物流施設「LOGI LAND 羽生Ⅳ」の開発に着手し、9月に新築工事に着工したと発表した。竣工は、2023 年6月の予定。
同社は、圏央道接続に伴う東北道沿線の久喜以北のポテンシャルの高さにいち早く着目し、羽生エリアでのドミナント開発に注力してきた。羽生エリアにおける物流施設の開発は、市街化調整区域や農地という制約があったが、行政や近隣住民の協力を得ながらスムーズに竣工にこぎ着けている。その結果、テナンからの引き合いが増え、「LOGI LAND 羽生Ⅰ」、「LOGI LAND 羽生Ⅱ」、「LOGI LAND 羽生Ⅲ」はいずれも大手企業の物流センターとして竣工前にテナントの決定を見ている。
同社は、こうした「LOGI LAND 羽生」シリーズのテナント要望の多さを踏まえ、今回4棟目となる本施設の開発に着手したもの。本施設の立地環境は、東武伊勢崎線「羽生駅」より約2.9km、東北自動車道「羽生IC」 より約6.6kmで4車線の国道125号線に面しており、物流拠点としてのアクセスに優れる。近隣には大型トラック待機可能なガソリンスタンドやコンビニエンスストアがあり、労働環境も含めた物流施設のロケーションとして最適。現在、延床面積5,356.29坪の一棟貸シングルテナント物流施設としてリーシングを進めており、一棟利用による「セキュリティ面での安全性の高さ」と「自由度の高い使用感」をアピールポイントとし、「敷地内に危険物倉庫設置エリアを設けることも検討可能」など、様々なテナントニーズに対応できる使い勝手の良さを訴求していく。
同社はまた、羽生市と企業誘致に関するパートナーシップ協定を締結しており、ドミナント戦略による物流集積地として羽生市の更なる発展に寄与し、今後も地域活性化や産業振興に貢献していく方針だ。
※「LOGI LAND 羽生Ⅳ」物件概要
所在地:埼玉県羽生市下新郷
敷地面積:1万773.37㎡(3,258.94 坪)
延床面積:1万7,706.76㎡(5,356.29 坪)
構造:鉄骨造
規模:地上 3 階建
着工:2022年9月15日
竣工予定:2023 年6月末
■SBS東芝ロジスティクス(株)<11月1日>
「大阪住之江物流センター(仮称)」を2023 年4月オープン 、大阪市湾岸エリアに4拠点目となる物流施設開設へ
SBS東芝ロジスティクス(株)は2023年4月、大阪市住之江区に「大阪住之江物流センター(仮称)」を開設する。
大阪市住之江区に建設中の本施設は、大阪市の中心部から約10kmと市内配送に優位なエリアに立地している。阪神高速15号堺線利用至便で大阪南港からも近く、近郊都市にもアクセス良好。市内配送と広域輸送を両立した保管・輸配送拠点ニーズにも対応する環境にある。また、既に稼働している同社4拠点が全て半径1km圏内にあることから、年末年始など各拠点の波動に合わせて作業スタッフをフレキシブルに配置することもできるという。家電(メーカー物流、量販物流)、精密機器、住設、Eコマースでの商品取扱実績を踏まえ、今後も多種多様な荷主の満足度向上を図っていくとしている。
※「大阪住之江物流センター(仮称)」の施設概要
倉庫面積:5,700坪
事務所面積:170坪
構造:耐震構造
天井高:1F~3F:5.5m、4F:7.0m
耐荷重:1.5t
バース:垂直搬送機 3基、大型EV 2基
■東京建物(株)<11月1日>
冷凍仕様の自動倉庫で国内最大級物流施設「T-LOGI本庄児玉」が竣工、吉見グループ(株)専用の冷凍自動倉庫として稼働
東京建物(株)は、同社初のBTS型物流施設で国内最大級の冷凍自動倉庫でもある「T-LOGI本庄児玉」(埼玉県児玉郡上里町、延床面積約1万5,612㎡)が竣工したと発表した。2022年11月1日以降、本施設は吉見グループ(株)専用の冷凍自動倉庫として稼働する。
本施設は、関越自動車道「本庄児玉IC」より約3.3kmに位置し、都心部と郊外の生産拠点の両方にアクセスしやすい立地にある。製品を自動搬送できるラックシステムを全面に設置しており、約2万8,000パレット超を格納が可能で、冷凍仕様の自動倉庫としては国内最大級規模となっている。また、自動化による省人化およびそれぞれの顧客の物流課題に対応するため、最先端の技術を導入している。屋上には他の「T-LOGI」シリーズ同様、太陽光パネルを設置し、発電した再生可能エネルギーを施設内で自家消費する仕組みに加え、高効率の自然冷媒冷凍機も導入するなど、環境にも配慮している。
同社は、消費者の生活形式の変化に伴う食品系ECの伸長、老朽化施設の刷新、物流効率化に向けてのコールドチェーンネットワークの再構築等により、これまで賃貸倉庫として開発の少なかった冷凍・冷蔵倉庫の更なる需要増加に対応する。また、日本最古の総合不動産デベロッパーとして培ってきたノウハウを駆使し、今後も冷凍・冷蔵機能を有する先進的物流施設を積極開発していく意向だ。
※「T-LOGI本庄児玉」の施設概要
所在地:埼玉県児玉郡上里町嘉美字立野南1351番1、1530番2、1530番3
敷地面積:約2万5,452㎡(約7,699坪)
延床面積:約1万5,612㎡(約4,772坪)
規模:地上2階
構造:鉄骨
耐震区分:新耐震
竣工:2022年10月31日
■大和物流(株)<11月2日>
埼玉県さいたま市岩槻区の「岩槻物流センター」が竣工・稼働、首都圏向け共同配送サービスを強化
大和ハウスグループの大和物流(株)は、埼玉県さいたま市岩槻区で開発を進めていた物流施設「岩槻物流センター」が竣工し、11月1日に稼働したと発表した。
本施設は、主に建築資材や電子部品、日用品や衣料品などを取り扱う拠点で、在庫管理や流通加工、輸配送などの各種物流サービスを提供する。同社は今後、近隣拠点と連携したエリア共同配送サービスを中心に、首都圏内陸部をカバーする消費地近郊型センターの立地優位性を生かした効率的な物流ソリューションを展開し、幅広い業種、業態の物流課題に対応するとしている。
<本施設の特長>
①首都圏全域への輸配送に適した内陸部に立地
本施設は、首都圏のみならず北関東エリアへの輸配送に適した内陸部に立地。東北自動車道「岩槻IC」から約6.8kmに位置し、圏央道や東京外環自動車道などにより、東京都23区内や神奈川県横浜市、千葉県千葉市まで1.5時間以内でアクセスが可能。また、東北自動車道を利用することで、茨城県水戸市や栃木県宇都宮市、群馬県前橋市へも2時間以内でアクセスでき、北関東エリアを広範囲にカバーする物流拠点としても優れている。
②消費者ニーズにあわせたオペレーションを実現する施設仕様
本施設は、カゴ台車などの荷役作業を効率的に行える高床式倉庫。トラックバース側に設置した貨物用エレベーターを活用することで貨物を1階のセンター内に入れることなく直接上階へ搬送できるため、スピーディな荷捌きを要する集配送が可能。また、入庫から在庫管理、出庫までの一連のセンターオペレーションはもちろん、床面積約4,900㎡(約1,480坪)の各フロアの広さを活かして、商材や業態に合わせた流通加工が行える。流通加工では、商品の値札付けや袋入れ、個人宅向けの出荷手配などEC、B to Cにも対応した物流サービスも提供していく。
<関東エリアにおける共同配送サービスの強化>
同社は現在、関東エリアで28か所・延床面積約26.4万㎡(約8万坪)の物流センターを運営し、複数企業の小口貨物を積み合わせた輸送や、店舗や物流センター向けの共同納品などの共同配送サービスを展開している。今後、本施設でも各拠点と連携することで効率的な共同配送サービスを展開していく。
※「岩槻物流センター」の施設概要
所在地:埼玉県さいたま市岩槻区古ケ場2-6-13
敷地面積:1万590.61㎡(約3,203.66坪)
延床面積:2万1,130.64㎡(約6,392.02坪)
構造・規模:鉄骨造 地上5階建・高床式
床荷重:1階2.0t/㎡、3~5階:1.5t/㎡
梁下有効高:1階:6.5m、3~5階:5.5m
搬送設備:貨物用エレベーター2基(3.6t:1基、4.6t:1基)、垂直搬送機2基(1.5t)
環境対応:全館 LED 照明導入、ソーラーパネル敷設(2023年1月頃発電開始予定)、
総発電容量:ソーラーパネル: 615.6kW
パワーコンディショナー:500kW
年間予定発電量:66万3,714kWh
着工:2021年8月17日
竣工:2022年10月31日
稼働:2022年11月1日