物流施設 投資関連情報2022版<1.6~1.12>

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<2021年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 
※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

■三井物産都市開発(株)<1月11日>
⇒「(仮称)愛甲郡愛川町プロジェクト」の新築工事に着工

三井物産都市開発(株)は、神奈川県愛甲郡愛川町にて野村不動産(株)と共同開発を推進中の「(仮称)愛甲郡愛川町プロジェクト」の新築工事を2022 年1 月5 日に着手した。
本計画地は、東京都心から50km 圏の神奈川県の内陸部にあり、圏央道「相模原愛川IC」より約3.5km、神奈川県央を縦断する国道129号線から約1.5km、首都圏環状道路の国道16号線から約10kmと好アクセスな神奈川県内陸工業団地内に位置し、首都圏向けの地域配送から東名高速道路等を活用した広域配送拠点としても優位性がある。竣工は2023 年1 月末日を予定している。

※「(仮称)愛甲郡愛川町プロジェクト」の計画概要
所在地:神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4031番1(地番)
用途:物流倉庫(倉庫業を営む倉庫)
用途地域:工業専用地域
竣工:2023年1月末日(予定)
敷地面積:2万52.48㎡(6,065.88坪)
床面積:3万6,667.92㎡(11,092.05坪)
構造・規模:RCS造(柱鉄筋コンクリート造 梁鉄骨造)、地上5階

■日本GLP(株)<1月12日>
⇒千葉県流山市で「GLP ALFALINK 流山4」を着工、西濃運輸(株)がターミナルとして利用

 日本GLP(株)は、千葉県流山市でかねてから開発を進めてきた延床面積約10万4,000㎡の先進的物流施設「GLP ALFALINK 流山4」の建設に着手した。
「GLP ALFALINK 流山4」の開発は、GLPがCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)と2016年2月に50%対50%の出資比率で設立した合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーII」によるもの。総開発費は約200億円で、2023年6月の竣工を予定している。
 「GLP ALFALINK 流山4」の1階と2階には西濃運輸(株)が入居し、ターミナルと保管庫として利用する予定。同施設の構内には配送拠点があるため、出荷・集荷の効率が大幅に向上し、集荷の締め切り時間の延長等が可能になるほか、環境負荷低減にも寄与するとともに、保管機能も活かした臨機応変なロジスティクスを提供できるメリットもあるとしている。「ALFALINK 流山」では、「GLP ALFALINK 流山8」に入居する佐川急便(株)と併せて2つのターミナルが稼働するため、さらに効率的な輸配送が可能なるものと見られる。
 「GLP ALFALINK 流山4」は、全棟の中でも特にウェルネス増進に注力しており、「ALFALINK 流山」では初めての様々な試みを実施する予定。温かい食事を提供するレストランをはじめ、各階リフレッシュエリアや、バスケットやフットサルなどが楽しめるアリーナ、そしてアリーナから連続する屋上庭園を設ける。働く人の心身の健康およびパフォーマンスを向上させる環境の整備を通じてカスタマー企業の雇用維持やビジネスの成長に貢献する意向だ。アリーナでは定期的なイベントを開催する予定で、働く人同士や地域社会との繋がりが生まれることで、社会的な健康もサポートする。
「GLP ALFALINK 流山4」では、倉庫賃貸スペースのバリュエーションが豊富なほか、冷凍冷蔵対応、給排水換気対応、自動化支援なども提供することから、食品やECをはじめとする多種多様な業種のニーズに柔軟に対応することが可能。さらには、倉庫のシェアリングなどの高付加価値なサービスの提供も検討するとしている。立地も都心から約25km圏内に位置し、常磐自動車道「流山IC」近接するほか、国道16号線にもアクセスが容易で、関東に向けた広域配送拠点として優れる。

※「GLP ALFALINK 流山4」の施設概要
所在地:千葉県流山市小屋・北
敷地面積:約4万3,700㎡ 
延床面積:約10万4,000㎡ 
構造:地上4階建て、免震・RCS造
着工:2022年1月
竣工:2023年6月(予定)
認証取得:LEEDゴールド認証(予定)、ZEB Ready認証(予定)

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