物流施設 投資関連情報2021版<9.23~9.29>

  • URLをコピーしました!

<2021年以降に建設・竣工・稼働する物流施設の情報> 


※注①:情報内容は取得当時のもののため、年月日、時制など表現がその当時のままです。
 注②:予定・竣工・稼働などの推移別で内容が重複している場合があります。

■阪急阪神不動産(株)、(株)シーアールイー<9月28日>
⇒ベトナム北部における物流倉庫開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(ハイズオン)」建設に着手

阪急阪神不動産(株)と(株)シーアールイーは、シンガポールのSembcorp Development Ltd.(セムコープ デベロップメント社)と共同でSembcorp Infra Services Pte. Ltd.(セムコープ インフラ サービス社)に出資し、ベトナム北部のVSIPハイフォン複合都市・工業団地内において物流倉庫の開発・運営に取り組んでおり、先ごろセムコープ インフラ サービス社を通じ、ベトナム北部のVSIPハイズオン工業団地内における物流倉庫の開発プロジェクト「セムコープ ロジスティクスパーク(ハイズオン)」建設に9月10日付で着手したと発表した。
  同物件の竣工は2022年春頃の予定。竣工すれば、セムコープ インフラ サービス社を通じて運営する物流倉庫はハイフォン市内の3棟に次いで4棟目となる。総賃貸面積は約5万6,000㎡(約1万7,000坪)。

※物件の概要
敷地面積:約2万8,000㎡(約8,500坪)
建物構造:地上1階建
賃貸面積:約1万3,000㎡(約4,000坪)
着工:2021年9月10日
竣工予定:2022年春頃

■キャピタランド・インターナショナル・ジャパン(株)<9月29日>
⇒日本国内初の物流施設を神奈川県相模原市で着工

シンガポールに本社を置くキャピタランド・インベストメントのグループ企業、キャピタランド・インターナショナル・ジャパン(株)は、日本の不動産会社と共同で開発を進めていた物流施設((仮称)南橋本三丁目プロジェクト)の起工式を行ったと発表した。同プロジェクトは、キャピタランドの日本における物流施設開発の第1号案件。2022年9月に竣工する予定となっている。
同物件は、圏央道の「相模原IC」から約8㎞の位置に所在し、神奈川県内のみならず東京を含む首都圏への配送拠点としても適した立地にある。最寄りのJR相模線「南橋本駅」からは徒歩約4分圏内に所在し、周辺エリアには居住者が多いことから、雇用確保にも優位性があるとしている。
建物は鉄骨造の4階建で、各階4,000~6,000㎡(トータル約2万㎡)の倉庫面積を擁し、有効天井高5.5m、床荷重1.5t/㎡など、先進的な物流施設の一般的な性能を付与する予定。また省エネ機器・節水型機器の採用、太陽光発電設備の設置など、環境に配慮した設計を取り入れており、環境性能評価の認証も取得予定だ。
同物件については、2022年9月の竣工に向けて、リーシング活動を本格的に開始している。また、キャピタランドの日本における物流施設開発の第2号案件である、大阪府茨木市の物件についても計画通り2022年3月には着工する予定。キャピタランドは今後も国内物流施設開発を含めた関与資産の拡大に向け、積極的に新たな開発素地及び稼働物件の取得に取り組むとしている。

■芝浦機械(株)、三井不動産(株)<9月29日>
⇒「(仮称)MFLP座間」の事業推進を決定、ZEB認証取得など環境配慮型施設として2022年5月着工を目指す

芝浦機械(株)と三井不動産(株)は、神奈川県座間市ひばりが丘の芝浦機械・相模工場敷地内に、三井不動産が大型物流施設「(仮称)MFLP座間」を建設するという共同開発事業を発表した。
同事業は、東京と神奈川・静岡東部を結ぶ大動脈である国道246号線に面する約6万2,810 ㎡の敷地に、ダブルランプウェイを備える地上4階建て合計延床面積約13万㎡のマルチテナント型の物流施設を建設するもの。着工は2022年5 月、竣工は2023 年9 月となる予定だ。
当該地は、最寄りの東名高速道路「綾瀬スマートIC」から約4.5kmに位置し、「横浜町田IC」や圏央道「厚木IC」、国道16号線へのアクセスにも優れるため、首都圏一帯の様々な道路網をカバーできるほか、都心から全国各方面への輸送効率が非常に高い。JR線直通の相鉄線「さがみ野駅」からも徒歩10 分圏内にあり、従業者の通勤利便性に優れるほか、周辺人口も多く、庫内作業の雇用確保にも有利な立地だという。
同事業で建設する物流施設ではZEB認証取得を予定し、屋上に設置する太陽光パネルによる再エネ電力供給や、屋内照明のLED化により省エネを推進する。また、自然災害時に備えた非常用発電設備や備蓄品の確保、敷地内緑地における歩行者空間の提供など、環境に配慮したサステナブルな物流施設となる予定だ。

※施設の概要
敷地面積:約6万2,810㎡
延床面積:約13万㎡
規模:地上4階建
着工予定:2022年5月
竣工予定:2023年9月

目次