<特別企画>医薬品物流の現在と今後の展望③エーザイ(株) デマンドチェーン&マニュファクチャリング ヘッド 上席執行役員 海老原進氏/同サプライチェーンマネジメントユニット長 藤村東氏/同ディレクター 小島正博氏/同ロジスティクスグループ グループ長 新井弘隆氏

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医薬品サプライチェーンを全体最適に再設計
アルツハイマー病治療薬「レケンビ」の世界展開へ

医薬品物流にフィーチャーした特別企画第3弾「医薬品物流の現在と今後の展望」の3回目は、エーザイ(株)のり組みを採り上げる。医薬品物流が大きな転換点を迎え、温度管理の厳格化、トレーサビリティの高度化、物流2024年問題など、複数の課題が同時に押し寄せるなか、同社はサプライチェーン全体を再設計する取り組み
を進めている。背景には、同社が長年取り組んできたアルツハイマー病領域における新薬「レケンビ」の世界展開がある。世界各国で承認が進むなか、医薬品の品質を確保しながら、世界の患者へ安定的に届けるための物流体制の強化が急務となった。
同社のサプライチェーンマネジメント(=SCM)ユニットは、生産・品質・技術を統括する生産品質技術担当のもと、調達から製造、物流までを一元管理する体制を敷く。同社デマンドチェーン&マニュファクチャリング ヘッド 上席執行役員の海老原進氏は「高品質な医薬品を安定的に届けることが使命です。供給リス
クを低減し、患者様が必要な医薬品を必要な時に安心して受け取れるよう、在庫の最適化含め、サプライチェーン全体の最適化に取り組んでいます」と語る。医薬品物流の課題は単なる輸送の問題ではない。企業の競争力と患者の生活を左右する「社会的インフラ」の問題へと変わりつつある。
以下、同社の製品物流についてサプライチェーン視点から、その全容をレポートする。

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