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盛岡・仙台~神戸の流動食輸送でモーダルシフト実施
「31ftスーパーURコンテナ」を活用したラウンド輸送で効率化実現
森永乳業(株)、日本通運(株)、日本貨物鉄道(株)、日本石油輸送(株)

サプライチェーンにおける輸配送改革が進展し、様々な産業分野でモーダルシフトが拡大している。物流2024年問題や環境負荷低減への対応として、その有効性が高く評価されているからだ。こうしたなか、森永乳業(株)は、日本通運(株)、日本貨物鉄道(株)(以下、JR貨物)、日本石油輸送(株)と「流動食モーダルシフト推進協会」を結成し、7月1日から新たに流動食輸送のモーダルシフトを実施した。このモーダルシフトは、日本石油輸送が所有する「31ftスーパーURコンテナ」を活用し、JR貨物の貨物列車を利用したラウンド輸送を行うというもので、国内初の取り組みになるという。そこで今回はこのモーダルシフトに着目し、その詳細について報告する。