キーパーソン– category –
-
(株)メディセオ 常務取締役ロジスティクス本部長/(株)メディスケット 代表取締役社長 若菜 純氏
KEYPERSON01商・物分離のグループ編成で競争力増強を実現2024年問題対応の核心となるメディスケットのシェアード物流戦略 高齢化社会の到来で伸長している医薬品市場だが、業界としては様々な課題を内包し、その物流についても2024年問題の影響が確実に及びつつある。こうしたなか、メディパルグループの医薬品卸売事業の中核を担う(株)メディセオが数々のサプライチェーン改革に取り組み、成果をあげていることは周知の通りだ。また、今年5月には、同グループで医薬品やヘルスケア商品等の物流事業を展開する(... -
コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株) SCM本部 ロジスティクス統括部 ロジスティクス戦略グループ統括部 グループ統括部長 髙木宏治氏
<連続特別企画>清涼飲料物流の現在と今後の展望③戦略的な物流改善への取り組みで2024年問題への対応でも成果物流DXでサプライチェーン改革を推進 連続特別企画「清涼飲料物流の現在と今後の展望」の3回目に登場するのは コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株)。同社は、グローバルに展開するコカ・コーラグループにあって日本のコカ・コーラシステムの約90%の販売数量を担う、国内最大のコカ・コーラボトラーであり、売上高ベースではアジア最大級、世界でも有数の事業規模を誇る。今回は同社の物流体制(生産・... -
アサヒ飲料(株)物流管理グループリーダー山本氏/需給マネジメントグループリーダーの藤村氏
<連続特別企画>清涼飲料物流の現在と今後の展望②物流2024年問題の克服へグループ全体で取組加速6つの施策・取組をさらに着実に推進 7月号からスタートした連続特別企画「清涼飲料物流の現在と今後の展望」の2回目からは清涼飲料メーカーにフォーカスする。そのトップバッターとなるのがアサヒ飲料(株)。長年にわたって消費者の支持を獲得し、伝統を築き上げてきた我が国屈指の清涼飲料ブランドメーカーだ。今回は同社の物流体制(生産・販売物流)や現状の課題、今後の取組などについて、以下レポートする。 (編... -
(一社)全国清涼飲料連合会 企画部 副部長 中澤 友彦 氏
<連続特別企画> 清涼飲料物流の現在と今後の展望①成長市場の物流適正化・生産性向上へ官民一体での取組推進の橋渡し役に 清涼飲料(アルコール飲料以外の飲料で乳製品を除いたもの)市場は近年、コロナ禍で一時的に縮小に見舞われたものの、着実に規模を拡大している。我が国のオール飲食品業界においても、清涼飲料市場は規模・成長度の観点から特別な市場を形成していると言っていいだろう。そこで今号からは清涼飲料の物流にフィーチャーし、連続特別企画を開始することにした。本企画のスタートとなる今回は... -
日本パレットレンタル(株) 代表取締役社長 二村 篤志 氏
キーパーソンインタビューパレチゼーション普及で物流危機克服にまい進物流資材の標準化と共有化が物流効率化のカギ 物流危機が叫ばれ、ユニットロードシステムの重要性が再認識されるなか、レンタルパレット業界でシェアトップの日本パレットレンタル(株)の事業展開が注目を集めている。主力のパレットレンタルサービスのほか、容器管理マネジメントや共同輸送マッチングサービス「TranOpt(トランオプト)」、納品伝票電子化・共有システム「DD Plus(ディーディープラス)」といった物流現場の課題を乗り越え... -
伊東電機(株) 代表取締役社長 伊東 徹弥 氏
キーパーソンインタビューMDR式マテハンで生産・物流現場の“運び方改革”加速顧客視点の製品・サービス展開で事業拡大に勢い トラックドライバーの時間外労働時間の上限規制が4月1日から適用され、我が国の物流は文字通り2024年問題の渦中に突入した。少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少、以前から指摘され続けてきた物流業界の産業構造的な課題もあいまってドライバー不足はさらに深刻化する可能性が高く、物流施設での荷待ち時間を削減するための施設内作業の生産性向上が求められる。そしてその実現のために... -
(株)富士製作所 代表取締役社長 村上 吉秀 氏
キーパーソンインタビュー技術力と人材育成でプレスベアリングのトップメーカーに創業100周年に向けて国内外の事業体制を戦略的に拡充 プレスベアリングのトップメーカー、(株)富士製作所が生産・物流分野で存在感を増している。同社のプレスベアリングやコンベヤコンポーネントなどのパーツ製品が、省力・省人化ニーズで需要増加が著しいMH機器やロボットの高品質化とコスト競争力を決定づけるキーテクノロジーとしての評価を高めているからだ。技術力の向上と人材育成を重視した経営で同社を成長に導いたのが代... -
(一社)日本加工食品卸協会 専務理事 時岡 肯平 氏
流通DX_キーパーソンインタビュー「持続可能な物流」を実現するためのDX推進加工食品サプライチェーン全体を繋ぐデータ基盤構築へ メーカー出荷金額ベースで2021年度は29兆7,860億円(2021年度:(株)矢野経済研究所調べ)となった加工食品市場は、ここ数年30兆円規模で堅く安定推移している。我が国食品産業の国内生産額は総額110兆円前後(農林水産省・統計調査より)とされており、その3割近くを占める市場のサプライチェーンの中核を担っているのが加工食品卸売業だ。この加工食品卸売業で構成される業界団体... -
経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課 課長補佐 奥村 滉太郎 氏
DX推進の成否はデジタル人材の育成・確保がカギ 我が国産業の付加価値向上と競争力増強を政策でサポート 我が国経済の停滞状況を打破し、再び成長曲線を描くためには、既存ビジネスの生産性向上や業務効率化、属人性の打破などとともに、次代を担うニュービジネスの台頭が欠かせない。そのキーポイントなるのがデジタル技術利活用の拡大、すなわちDXの推進だろう。新型コロナ感染症拡大への対応から、多くの企業がITを活用し、テレワ... -
(株)ファンケル 上席執行役員 管理本部長/健康支援室長 永坂順二氏
国内外市場での持続的な成長を支える東西2拠点の物流センター 関西物流センターの2021年6月稼働で出荷能力が拡大 無添加化粧品のほか、サプリメントや発芽米などの健康食品などを展開し、製販一貫体制に基づいた研究開発型メーカーとして市場で快走を続ける(株)ファンケル。2021年6月には大阪府門真市に設立した「関西物流センター」を稼働させ、千葉県柏市の「関東物流センター」との東西2拠点体制とし、物流面でも今後のさらなる成長に対応する盤石の準備を整えた。そこで... -
(株)花王 SCM部門 デジタルイノベーションプロジェクト チーフデータサイエンティスト 田坂晃一氏
生産・物流機能一体型のサプライチェーン拠点改革へ フレキシブルでサステナブルな生産・物流体制構築を目指す 大量生産大量消費時代の転換期に豊橋工場から着手 製造業で生産拠点と物流拠点を統合したサプライチェーン拠点への変革が進展している。環境保護への貢献に加え、生活者・顧客に安定かつサステナブルな製品供給を可能にする新時代の拠点を構築することで経済環境や市場の変化にフレキシブルに対応できる体制を整える狙いがあるからだ... -
(株)ニチレイロジグループ本社 業務統括部部長 勝亦充氏 、同部 マネージャー 高橋一郎氏、同部 マネージャー 上田耕太郎氏
物流DX推進で生産性向上と労働環境改善が加速 低温物流事業のさらなる拡大と持続可能性を確保するために 物流拠点の業務・作業の省力・自動化を図るための設備投資がさらに加速度を増している。生産年齢人口の減少で人手不足が深刻化し、増加する物流量に対応するだけの物流従事者の確保が困難になる中、物流を安定・継続するためには、人手不足を補う省力・自動化設備の導入が不可欠だからだ。近年はまた、世界的な環境保全意識の高まりを背景に、環境重視の経営方針... -
東京ロボティクス(株) 代表取締役 坂本義弘氏
小・中規模物流施設向けのロボットを開発 短距離配送・荷役作業を軽減する自走式パレタイズロボット 物流施設における人手不足が顕在化し、従来以上に高齢者や女性スタッフの雇用が拡大するなか、荷役作業の省力化あるいは自動化設備・機器の導入が進展している。最近はマテリアルハンドリング機器とロボットを組み合わせた大規模投資案件も目立つが、スペースと投資資金に制約がある小・中規模の物流施設でも省力・自動化ニー... -
森永乳業(株) サステナビリティ推進部 環境マネジメント グループ長 森哲志氏、物流部 マネージャー 安田真敏氏、物流部 渡部猛徳氏
宮城・大阪間の常温輸送でモーダルシフトを実施 CO2排出量削減とドライバー負荷軽減を見込む 昨年8月の東京・福岡間に続く取組 環境問題に対する企業の取組がかつてないほどに注目を集めている。近年は、環境問題や社 会問題に対する貢献のほか、ガバナンスの強化という3点、いわゆる「ESG」に対する取組 が投資判断にも影響を及ぼす。中でも特に環境問題に対する貢献は客観的に理解されやす く、企業価値... -
東京エレクトロン デバイス(株) COO 濱野 泰博氏、齋藤 央樹氏
物流倉庫の自動化・効率化をサポート 独自のオペレーション管理システム「HAKO-FLO」の拡販を本格化 2022年度から日本国内でも販売開始 東京エレクトロン デバイス(株)は、米国現地法人であるTOKYO ELECTRON DEVICE AMERICA,INC.が開発した、物流倉庫の自動化・効率化をサポートする物流管理ソリューション「HAKO-FLO」の日本国内での展開を本格化する。昨年7月には、日本国内の顧客倉庫における省人化ならびにコスト低...
12