横浜冷凍(株)は7月26日、新潟県長岡市に「長岡物流センター(仮称)」を新設すると発表した。同施設の新設は、北信越地区の営業冷蔵倉庫の収容能力の補充と、国内BCP対策の観点からのサプライチェーン強化が目的。同社としては日本海側で初めての物流施設設置になるという。
同施設の建設予定地は、関越・北陸各高速自動車道を分岐する「長岡JCT」最寄りの「長岡IC」まで10km以内、「長岡北SIC」までは5km以内に位置し、国道8号(長岡バイバス)へのアクセスも良好。東西南北への交通利便性の高さが評価されている。
同施設は、同社の営業エリア拡大、および将来の貨物構成の変化や自動化・効率化機器の導入等に柔軟に対応できる施設構成。物流2024年問題解決に向けた物流集積地と配送網の変化に伴う貨物構成の急激な変化や、省力化(自動化機器・高効率MH機器の導入)、入居テナントへの対応などに関し、事業者の多様なハンドリングへの対応を可能にするユーティリティゾーンも完備している。
※「長岡物流センター(仮称)」の施設概要
所在地:新潟県長岡市稲保4-558-7
敷地面積:2万1,250㎡
延床面積:2万1,869㎡
建築面積: 7,665㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造 + 一部鉄骨造 (地上3階)
収容能力:2万7,272t(F級:2万3,641t C級:1,174t ユーティリティゾーン:2,457t)
主な設備:高効率省エネ型自然冷媒冷凍機、陽圧デジカント空調システム、自然対流冷却設備、ジェネレーター連結システム、メカニカルボイド、EV自動車充電ステーション、カーゴナビゲーションシステム&電動式移動ラック 他
工期:2024年7月~2026年夏(予定)
竣工:2026年夏(予定)