横浜冷凍(株)⇒北海道恵庭市で建設を進めていた「恵庭スマート物流センター」が竣工/省エネ・BCP対策・品質維持など最先端機能を完備

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 横浜冷凍(株)は、北海道恵庭市の戸磯南工業団地内で建設を進めていた新物流拠点「恵庭スマート物流センター」が竣工したと発表した。
 同施設は、道央自動車道、道東自動車道、道南自動車道という主要3道の結節点にあるだけでなく、北海道最大の経済圏である札幌に隣接する。道内最大の貿易港・苫小牧港や、日本海側の小樽港からもアクセス的に優れるほか、新千歳空港からも自動車で30分圏内と、道内アクセスへの利便性も高く、将来的には「道内物流拠点の中核的存在」になることが期待されているという。
 同施設のコンセプトは「2024年物流ソリューション」。太陽光発電設備のほか、省エネ自然冷媒冷却設備やカーゴナビゲーションなどの設備導入で、省力化・省人化を図るとともに、ソーラーパワーアイスパックシステムとジェネレーターの導入でBCP対策の強化も図っている。 省エネ化の取り組みの1つとして、同社道内初となる太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電池を導入し、「蓄電による冷蔵倉庫の冷却」を行う。停電時でも稼働できる自立機能式パワーコンディショナーシステムにより平常時だけでなく災害等の非常時にも、同施設で発電したエネルギーで倉庫内の冷却が可能。また、同施設の社用車にはEV(電気自動車)を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションも設置。災害時には、これを非常用電源として利用することが可能なため、BCP対策としても有効だとしている。
 同社はすでに石狩・喜茂別・十勝で3拠点(6センター)を展開しており、今回、恵庭スマート物流センターが北海道地区の道内物流拠点の中心に加わることで、道内全体をカバーできる広域物流ネットワークが構築されることになる。

※「恵庭スマート物流センター」の施設概要
所在地:北海道恵庭市戸磯2005-3(戸磯南工業団地内)
敷地面積:1万7,542.97㎡(5,301.30坪)
延床面積:2万4,086.52㎡(7,286.17坪)
建築面積:7,275.55㎡(2,503.35坪)
構造・規模:鉄筋コンクリート造3階建て (事務所棟S造2階建て)
収容能力:3万542 t (F級:2万4,999t C&F級:4,383t C級:1,160t )
導入設備:・太陽光発電設備(322.56Kw)、メカニカルボイド採用、カーゴナビゲーション、EV自動車充電ステーション、ソーラーアイスパックシステム、自立機能式パワーコンディショナーシステム(太陽光発電設備)、大容量リチウムイオン蓄電池(346kWh)によるBCP対策等

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